統一地方選が終わりましたが、地方政治が劣化しすぎてて不要論が出るんじゃないでしょうか
というわけで、統一地方選が終わり、あまりの関心の低さに調査方として心が痛みます。
いま続々と各地の途中経過が寄せられているところで原稿を書いておりますが、告示日前、期日前出口、投票日出口のデータと見比べると「次回選挙までに盛り上げておきたい議論」が見えてきます。
一番酷いのは無投票です。当たり前ですが。中でも、議員定員に満たないとこ。どうなっているんでしょう。
高齢者と地方政治の関係については、ビジネスジャーナルのほうにも簡単に執筆しておきました。
年金受給者が有権者の多くを占めることで起こる事態 高齢社会が民主主義を壊滅させる日
http://biz-journal.jp/2015/04/post_9726_2.html
高齢者の政治パワーが増大する地方選挙は、年金・社会保障が最大の争点にならざるを得ない
http://biz-journal.jp/2015/04/post_9736.html
これはもう単純な話で、進む高齢化と高齢者の投票性向増×マイノリティーとなる若者と選挙にいかない傾向が重なると、議会における代弁先は当然のように年金暮らしの高齢者となり、その年金は国が払うので地方が出る幕がなく、地方議会で「年金暮らしの人に多くの給付を」みたいな公約掲げても画餅でしかないでしょということで。
まあ笑い話なんですけど、そこに地方創生の議論がおっかぶさり、そこに四桁億円のお金がブチ込まれるわけですから、どうしようもないよなあ、というのが正直なところでありまして。
さてどうなりますか。