くらし☆解説「eスポーツ 本格上陸へ」 2015.04.22


生字幕放送でお伝えします岩渕⇒こんにちは。
欧米やアジアの国々ではeスポーツと呼ばれる競技がものすごい勢いで発展しています。
しかし日本では、なぜか盛り上がりを見せていませんでしたが、いよいよその波が日本にもやって来たようです。
中谷日出解説委員です。
まずeスポーツというのはどういう競技なんですか?中谷⇒eスポーツとはエレクトロニック・スポーツの略です。
電子のeスポーツのことです。
こちらの映像をご覧ください。
コンサート会場でしょうか。
これは韓国のeスポーツをしている会場の様子なんです。
ふだん私たちがやっているコンピューターゲームやテレビゲームでプロの現場がやっているのをたくさんの人が見るということです。
日本では想像しにくいと思いますがeスポーツという競技はプロのゲーマーがコンピューターゲームでプロ野球やサッカーJリーグなどのように大きな会場で皆が見るということなんです。
ゲームを見るために集まった人たちなんですね。
説明します、ステージ上だと思ってください。
5人1チームです。
5人がそれぞれ対戦をしているところです。
大きなスクリーンで、ゲームの状況が映し出されています。
それをみんなが応援して盛り上がるというものなんです。
サッカーゲームや格闘ゲームとか市販されているゲームをやるんです。
今、現在は世界で人気のあるおよそ10種類ほどのゲームが採用されています。
これがeスポーツというスポーツという名前がついているのは、どうしてなんでしょうか?日本人はスポーツというと激しく体を使う野球、サッカーなどのイメージがあると思います。
ところが欧米ではスポーツイコール競技という解釈をします。
チェス、ビリヤード、ダーツなどわれわれはゲームというイメージですが、欧米ではスポーツだとしているんです。
チェスは座ってやっていますよね。
欧米ふうに言うと日本の囲碁将棋マージャンもすべてスポーツということになります。
その認識が違うんですね。
欧米では賞金総額が11億円もある大会が行われたりビッグなスポーツイベントとして盛り上がりを見せています。
女性のプロゲームチームもできて活況を呈しています。
先ほどの映像も盛り上がっていましたね。
これは韓国のソウルで行われた「LeagueofLegends」という世界でいちばん人気のあるゲームの大会、世界大会決勝大会です。
観客がおよそ4万人。
ネットでのピーク時の同時視聴者数は2700万人です。
賞金総額は5億円です。
この大会、ことしは10月にドイツで行われます。
会場はサッカースタジアムで6万人収容ということです。
世界中から集まるんですね。
世界のeスポーツ競技人口は1億人以上といわれています。
ちなみに韓国ではeスポーツはサッカーの次に人気のスポーツです。
3位がプロ野球です。
世界では盛り上がっているのになぜ日本では、はやってこなかったんでしょうか?eスポーツで使われるゲームはパソコンを使って世界じゅうでネットワークをつないで見知らぬ者どうしが勝敗を競います。
インターネットの普及している欧米、中国、韓国ではすぐに広まりました。
1990年代後半のことです。
ところが日本ではゲーム大国といわれていますが日本製のゲーム専用機が普及してネットワーク系のコンピューターゲームにはいかなかったんです。
インターネットのゲームが普及してしまうとゲーム機が売れなくなってしまうという事情もありますね。
ですからインターネットゲームの世界では日本ではガラパゴス化してしまっているんです。
ゲームのイメージもありますね。
日本はゲームは子どもから大人までみんなやっているんですが勉強の妨げになるとかゲーム中毒とかゲーム依存とか負のイメージがありますよね。
そういうことでゲームはスポーツという文化が生まれなかったということです。
今、日本はゲーム大国と言われながら世界からはeスポーツ後進国と言われているんです。
やはり自分の子どもがずっとゲームばかりしているとゲーム依存になるんではないかと心配になりますね。
そんな中、日本では学術的にeスポーツを研究して子どもたちのためになるスポーツとして成立させようということで2009年11月に日本eスポーツ学会ができました。
eスポーツの社会的な意義を考えようというものです。
人間の体への影響。
子どもたちの心身への影響。
そういうことも含めて考えようというものです。
また、どんなゲームをやればいいのか。
どういうゲームが適しているのか。
そしてビジネス面で、ゲームがどういうふうに展開していったらいいのかということなどを考えます。
IT社会における未来型のスポーツとして社会に根づかせて発展させることが重要だということでこの日本eスポーツ学会が活動しています。
いよいよ、日本に本格上陸と言っていいんでしょうか。
海外の企業は海外のプロスポーツチームにものすごい勢いでスポンサードしています。
それを見て日本企業も海外のeスポーツがこんなに盛り上がっているんだったらスポンサードしようということで名のりをあげています。
そんな中世界で活躍する日本人のプロゲーマーも現れています。
結構人気で活躍しているんです。
チームもあるんですか?日本では北海道から沖縄までプロ化を目指して5つのチームができています。
これからもっと増えていくかもしれませんね。
2020年東京オリンピック・パラリンピックに向かって日本eスポーツ協会設立に動きだしました。
オリンピックとeスポーツは関係があるんですか?eスポーツは北京オリンピック公認の大会が開催された実績があります。
東京でも同様の大会を目指して開こうとしています。
日本eスポーツ協会はJOC、日本オリンピック委員会やIOC、国際オリンピック委員会への加盟を目指しています。
そうなってくるとゲーム業界も盛り上がってきますね。
eスポーツの波に乗り遅れた日本のゲーム業界は近年不振にあえぎました。
この流れで2020年のオリンピックの機運でゲーム大国として復活する日も近いかもしれません。
経済面からみても期待したいですね。
海外より後発となってしまった日本であえてじっくりとゲームの負のイメージを払拭
(ふっしょく)して健全なスポーツとして発展してほしいですね。
みんなが楽しめるeスポーツとして広がっていけばいいなと思います。
ゲームもスポーツだという認識から変えていくことから始まりますね。
数年後大きなブームになっている可能性が十分ありますね、中谷日出解説委員でした。
次回は、今井純子解説委員とともに、お伝えします。
ぜひ、ご覧ください。
2015/04/22(水) 10:05〜10:15
NHK総合1・神戸
くらし☆解説「eスポーツ 本格上陸へ」[字]

NHK解説委員…中谷日出,【司会】岩渕梢

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【出演】NHK解説委員…中谷日出,【司会】岩渕梢

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