おはようございます。
7時になりました。
一体誰が、なんの目的で飛ばしたのでしょうか。
きのう、総理大臣官邸の屋上に、小型の無人機ドローンが落下しているのが見つかった事件。
ドローンには、小型カメラや放射性物質が含まれた容器に加え、発煙筒のようなものが2本取り付けられていたことが分かりました。
警視庁はドローンなどを専門の機関に持ち込んで、詳しく分析することにしています。
ものものしい雰囲気に包まれた総理大臣官邸。
きのう、屋上で小型の無人機ドローンが見つかりました。
青いシートの隙間から、一瞬、ドローンが見えます。
警視庁によりますと、ドローンには小型カメラや、液体の入ったプラスチックのような容器が取り付けられていました。
容器からは、放射線が検出され、中には放射性物質のセシウムが含まれていました。
黒い発炎筒のようなものも2本取り付けられていたことが分かりました。
長さは20センチほどで、コードのようなものが付いていて、警視庁がX線で検査したところ、爆発物でないことは確認されたということです。
警視庁は、これらをドローンに取り付けたうえで、官邸の上空で意図的に飛ばした疑いがあると見て、飛ばした人物や、日時の特定を進めるとともに、ドローンなどを専門の機関に持ち込んで、詳しく分析することにしています。
そのドローン。
空の産業革命と呼ばれるほど、国内外で急速に普及が進んでいます。
土砂災害の現場を低空飛行で撮影。
建設現場を上空から測量。
アメリカの大手ネット通販会社は、商品を短時間で輸送する手段として、ドローンの利用を目指しています。
さらにアメリカでは、警察の捜査でもドローンを使い、犯罪グループを追い詰めていきます。
日本では、警視庁が警備用のドローンを公開。
5年後の東京オリンピック・パラリンピックの警備で導入できるか、検討を進めています。
爆発的な普及の一方で、墜落事故も相次いでいます。
ニューヨーク・マンハッタンを飛ぶドローンが撮影した映像です。
ビルに何度も衝突しました。
海外では、テロの危険が懸念される事案も発生しています。
ことし1月には、ホワイトハウスの敷地に墜落。
一時、周辺が封鎖される騒ぎになりました。
ドローンを製造したメーカーは、ワシントンの中心部から半径25キロメートル内では、ドローンを飛ばせないようにするソフトウェアを配布して、利用者に更新するよう求めています。
またアメリカでは、商業目的の利用を巡り、操縦者が目で見える範囲に飛行を限ることや、夜間の飛行を禁止するなど、安全基準の議論が行われています。
一方、日本では、ドローンの運用について、明確なルールはなく、無線操縦の模型飛行機などを想定して作られたルールを適用しています。
総理大臣官邸付近の上空では、東京都庁とほぼ同じ高さ、高さ250メートル未満なら、飛行に法の規制が及びません。
政府の中枢を脅かしかねない今回の事件。
政府は皇居や総理大臣官邸など、重要施設の警備体制を強化するとともに、小型無人機の規制強化に向けた法整備の検討を急ぐことにしています。
また警察庁は、重要防護施設の上空への警戒や警備を強化するよう、全国の警察に指示しました。
スタジオには、航空工学が専門で、航空機の安全について話し合う国土交通省の部会長を務めていらっしゃる、東京大学大学院教授の鈴木真二さんをお迎えしました。
どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
鈴木さん、まず総理大臣官邸という政府の中枢にドローンが落下したということですが、この事件については、どう受け止めていらっしゃいますか?
ことしの1月にホワイトハウスで、このドローンが落下する騒ぎがあったばかりなんですけれども、ついに日本でもこれが起きてしまったかという感じですね。
ただ今回のものは警備の在り方、警備の盲点をついたという、そういう案件ではないかとも思います。
そして、スタジオには一般的によく使われているドローンを用意しました。
こうして見ますと、ずいぶん小さいんですね。
そうですね。
今回、見つかったもの、直径50センチぐらいというふうにいわれておりますので、ちょうどこのサイズのものかというふうに思います。
4つプロペラが付いて、これで飛ぶわけなんですけれども、カメラも付けられているというものなんですね。
ここがそうですね。
それで軽いものでしたら、これに取り付けて飛ばすこともできますので、運ぶこともできるということですね。
重さもそれほど重いものではないというものですね。
そして、このドローンは、私たちも使うことができるものなんですよね。
はい。
これを飛ばすためには、特別な免許がいるというわけではなくて、それから操縦も電子制御されていますので、ある程度簡単であるということが言えます。
また、安価で、安いものは1万円程度から、そして高価なものでも数十万円ということですので、簡単に買うこともできますので、量販店やインターネットで入手もできますので、ある意味、ちょっと練習すれば、簡単に使えるというものではあります。
飛行範囲はどのぐらいなんですか?
通常は遠隔操作、ラジコン機と同じようにですね、遠隔操作をすれば、見えている範囲で飛ばしますので、数百メートル程度ですね。
ただ、GPSを搭載すれば、目的地まで自動で飛べたり、またカメラを使って、遠隔操作ということになれば、数キロの範囲で飛ばすことができるというものです。
そうですか。
手軽に使えるドローンということですが、さまざまな分野で急速に利用が広がっていますよね。
そうですね。
先ほどのビデオにあったように、災害現場で被害状況をいち早く把握するといったような目的、また火山の噴火状況をモニターする、こういったところではすでに使われているわけですね。
また、農業の現場では、これからの利用ですけれども、例えば生育状況の把握、こういったところが簡単にできるということが期待できておりますし、また建設現場では、先ほどありましたように、地形の把握とか、それから建物の作られた状況をモニターするといったような、さまざまな産業分野での活用が期待されているわけです。
こうして便利な面がある一方で、今回のようにさまざまなトラブルや、悪意を持って飛ばされるケースもありますよね?
そうですね。
悪意を持って飛ばすというのは、またちょっと別の考え方が必要なんですけれども、これ、安全に使うということも、やはり注意が必要ですね。
これは各国で作られている飛行の規則の例なんですけども、アメリカ、イギリス、フランス、欧米各国ではですね、空港周辺では飛べないといったルールは同じなんですけども、操縦者が目で見て飛ばさなきゃいけない、目視範囲で飛ばすということなんですけれども、これに関しては、それを超えた飛行を、アメリカ、イギリスなんかでは禁止しておりますし、フランスでも条件のもとでしか使えないといっていますが、わが国では新しいドローンに対して、まだその法整備が追いついておりませんので、それについての明確な法律は決まってないというのが状況ですね。
特に、急激に広がっていますので、安全意識、使う側の安全意識というものもですね、きちんと浸透していないということもありますし、こうしたルールをきちんと制定していくということが、求められているわけです。
アメリカでは、さまざまな検討も、さらにされてるということですね?
そうですね。
これはアメリカで今、検討されている安全基準の案です。
これは商業目的といって、商業のために使う、事業として使うときの案なんですけど、まず機体をちゃんと登録しましょうということですね。
それから、オペレーターといいますか、操縦者についても免許が必要。
それからさっき出てきましたように、夜間は飛べないとか、目視の範囲で飛びなさいというようなことが義務づけられておりますし、飛ぶ際の報告の提出も義務づけられている。
こうした管理が求められているということです。
そして、悪用しようとする相手に、どう対応すべきかという、最後にその一点をお願いします。
そうですね、こうした規則をきちんと作ってもですね、悪意を持った人から防ぐことはできませんので、これは安全意識とともに、警備の在り方、それから警備する際の技術的な方法、こういったことを検討していくことが求められているということです。
東京大学大学院教授の鈴木真二さんとお伝えしました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
次はおよそ5か月ぶりの日中首脳会談です。
日中両国が戦略的互恵関係を推進し、地域と世界の安定と繁栄に貢献していく必要性があるという認識で一致しました。
会談では、中国の提唱する、AIIB・アジアインフラ投資銀行や、歴史認識を巡る問題が取り上げられましたが、そのやり取りの詳細が、日中外交筋の話で明らかになりました。
およそ5か月ぶりの日中首脳会談。
今回の首脳会談での習近平国家主席の対応は、前回の首脳会談と比べると、対照的でした。
前回は、握手をしながらことばをかけた安倍総理大臣に対して。
習主席は反応を示さず、握手を終えたあとも目を合わせませんでした。
それが今回は。
握手した際、柔らかい表情を見せました。
およそ30分間にわたって行われた今回の会談。
そのやり取りの詳細が、日中外交筋の話で明らかになりました。
テーマの一つになったのは、中国が設立を提唱するAIIB・アジアインフラ投資銀行です。
会談で安倍総理大臣は、アジアのインフラ需要が増す中で、これに対応する金融システムを強化する必要があるという認識は共有しているが、組織運営などいくつかの懸念があるので、事務的な協議を進めたいと述べました。
これに対して習主席はAIIBは、国際的に一定の評価を得ており、日本の評価が得られると信じていると述べ、日本の加盟に期待感を示したということです。
歴史認識を巡る問題も取り上げられました。
日中首脳会談に先立って、安倍総理大臣は、アジア・アフリカ首脳会議での演説で、日本の平和国家としての戦後の歩みを強調。
10年前のアジア・アフリカ首脳会議で、当時の小泉総理大臣は、過去の植民地支配と侵略に対する痛切な反省とおわびの気持ちを表しましたが、安倍総理大臣は今回、おわびには触れませんでした。
会談で習主席は、アジアの国々の関心でもあり、歴史を直視することを対外的に発信してほしい。
中国はことし、抗日70周年を迎えるが、特定の国を標的にはしないと述べたということです。
そして習主席が、両国関係の基盤は国民感情だ。
それを良好なものにするために、われわれリーダーの姿勢が大事だと述べたのに対し、安倍総理大臣は、私自身も、私の内閣も、村山談話や小泉談話を含む歴代内閣の立場を全体として引き継いでおり、今後も引き継いでいくと述べたうえで、国民感情の改善に努める考えを示したということです。
では、安倍総理大臣に同行取材している伏見記者に聞きます。
首脳会談では歴史認識を巡っても、意見が交わされましたが、戦後70年の総理大臣談話はどのような内容になりそうですか?
安倍総理大臣は、総理大臣談話に先の大戦への反省、戦後の平和国家としての歩み、今後、日本がアジア太平洋地域、世界のためにさらにどのような貢献をしていくのかを盛り込む考えをたびたび示しています。
きのうのアジア・アフリカ首脳会議での演説にも、こうした要素が盛り込まれており、こうした骨格は談話にも引き継がれていくものと見られます。
ただ、いわゆる村山談話に盛り込まれた謝罪などの表現がなかったことに、韓国政府が遺憾の意を表明しており、安倍総理大臣はこうした近隣国などの反応も考慮に入れながら、談話の内容を固めていくものと見られます。
安倍総理大臣は、首脳会談を有意義だったと振り返りましたが、どんな成果を得られたといえますか?
会談に同席した政府高官は、習主席が硬い表情を崩さなかった去年11月の首脳会談よりも、和やかな雰囲気で、関係改善を図ろうという習主席の熱意を感じたと述べるなど、中国側の姿勢の変化を指摘しています。
日中関係を巡っては、前回の首脳会談以降、外交・防衛当局間の対話が再開したほか、議員交流も活発化するなど、改善の兆しが見えています。
今回の会談では、さらなる関係改善に弾みがつく可能性を感じました。
伏見記者には後ほど聞きます。
続いて、中国側を取材している、中国総局の高木記者に聞きます。
高木さん。
今回の首脳会談、中国側はどう受け止めているんでしょうか。
習近平国家主席は、会談の冒頭、日中関係はある程度、改善したという認識を示しました。
去年11月の首脳会談では、国営メディアが流した映像は、冒頭の握手の5秒ほどでしたが、今回は2人が会談する様子を数分間、映像つきで伝えました。
また国営メディアは、安倍総理大臣が日中両国の発展が互いの脅威にならないということには、全く賛成だと述べたと伝えています。
台頭する中国に対する国際社会の脅威論を打ち消して、日本との関係改善を持続的に進めたいという意欲がうかがえました。
では、中国側は今後、どう動くのでしょうか。
5か月余りという期間で再びトップ会談が実現したことで、日中の政府間の対話や往来が格段にやりやすくなると思います。
ただことしは、中国にとって抗日戦争勝利70年の記念の年で、国民の反日感情が高まりかねない敏感な年でもあります。
国営メディアは日中首脳会談の前に、中国とインドネシアやミャンマーとの首脳会談の映像も伝えましたが、日中だけ背景に両国の国旗が映っておらず、指導部が国民感情を意識していることがかいま見えました。
中国政府はことし、国威発揚のため、軍事パレードなど、さまざまな行事を予定していて、後半にかけては、関係改善を進めにくくなるのではないかという見方もあります。
習近平指導部は、安倍総理大臣が出す予定の総理大臣談話の中身と、世論の動向を注視しながら、日本との関係を徐々に改善させていくものと見られます。
高木記者でした。
では、再び政治部の伏見記者に聞きます。
伏見さん、日本政府は今後、日中関係の改善に向けて、どう動いていくんでしょうか。
安倍総理大臣は、国際会議を利用して、習主席との首脳会談を重ねることに、明確な意欲を示しました。
念頭に置いているのは、秋に行われるAPEC首脳会議や、G20サミットなどです。
ただ、きのうの首脳会談で、習主席は歴史を直視することを対外的に発信してほしいと述べたということで、安倍総理大臣が発表する、戦後70年の総理大臣談話を注視する構えを見せ、歴史認識が関係改善の鍵を握っていることをうかがわせました。
また安倍総理大臣が首脳会談後に指摘したように、首脳レベルだけではなく、さまざまなレベルで、対話と交流を進めていくことも、関係改善の流れを確かなものにしていくためには、重要だといえます。
ここまで、日中首脳会談についてお伝えしました。
TPP・環太平洋パートナーシップ協定の交渉で、政府が農産物5項目の関税を撤廃しないことに理解を得るため、主食用のコメについて、新たな輸入枠を設けるなどして、アメリカに加え、オーストラリアなどからの輸入を検討していることが分かりました。
輸入量をどこまで抑えられるかが、焦点になる見通しです。
TPP・環太平洋パートナーシップ協定を巡り、おとといまで行われた甘利経済再生担当大臣と、アメリカのフロマン通商代表による、日米の閣僚級協議では、主食用のコメの日本への輸入量などについて、意見が交わされました。
この中でフロマン通商代表は、日本が早期撤廃を求める自動車や自動車部品の関税の取り扱いなどを絡めながら、主食用のコメの日本への輸入量の拡大を強く求めました。
こうした中、政府は各国から農産物5項目の関税を撤廃しないことに理解を得るため、主食用のコメについて、関税をかけない新たな輸入枠を設けるなどして、アメリカに加えて、オーストラリアなどからの輸入を検討していることが分かりました。
交渉関係者によりますと、政府はすでにアメリカ以外の交渉参加国との間でも、輸入量などについて意見を交わしているということです。
政府は、輸入量をできるだけ少なくするため、アメリカを含む各国と調整を進める方針で、輸入量をどこまで抑えられるかが焦点になる見通しです。
次は、おととい、神奈川県湯河原町で、住宅の焼け跡から、殺害された女性の遺体が見つかった事件です。
消防が到着した際、玄関や窓の鍵はすべてかかっていたということで、警察は鍵が持ち去られた可能性もあると見て、きょうも現場検証をして、詳しく調べることにしています。
おとといの朝、神奈川県湯河原町で、1人暮らしの平井美江さんの住宅から火が出て、焼け跡から、平井さんと見られる女性が、遺体で見つかりました。
警察は遺体の状況などから、この日の午前5時ごろ、何者かに頭や顔を強く殴られたり、刃物で刺されたりして殺害され、その後、室内に放火されたと見て捜査しています。
この事件で、消防が現場に到着した際、玄関や窓の鍵はすべてかかっていたということで、消防は玄関の引き戸を壊して、消火や救助活動に当たったと、警察に説明しているということです。
警察は、鍵が室内から持ち去られた可能性もあると見て、きょうも現場検証をして、状況を詳しく調べることにしています。
さらに、事件の5時間ほど前に、近くのアパートで60代の男性が、若い男に鉄パイプで襲われた際、男から部屋の鍵はどこだなどと言われたということで、警察は男の行方を捜査するとともに、殺人事件との関連を調べています。
続いてこちら。
航空機、マイタケ、和食器。
これらに共通するもの。
それは、いずれも投資ファンドが株式を取得し、支援に乗り出している企業です。
こうしたファンドは、企業再生ファンドと呼ばれ、再生のチャンスがある企業を見極め、投資家から資金を募り投資。
そして経営に関わり、3年から5年程度で業績を改善させ、利益を上げることによって、投資家に還元しています。
世界的な金融緩和の影響で、ファンドへの資金流入が増えています。
その投資の現場を見ていくと、企業が再び成長するヒントが見えてきました。
中小・中堅企業の再生などを行っている投資ファンドです。
前身のファンドから数えると、90件以上の投資実績があります。
金融機関や年金基金からの投資が増えて、資金規模は6年前のおよそ2倍になっています。
毎月、このファンドに持ち込まれる案件は、およそ30件。
この日は、ある食品会社に資金を投じるかどうかを検討しました。
成長する可能性がどこにあるのか。
さまざまな観点から議論が行われます。
コスト意識の共有を進め、業績を改善させた企業があります。
自動車のエンジンなどに使われる、金属部品を製造している中小企業です。
ここ数年、取り引き先が海外に移転したことで、売り上げが大きく減り、赤字に陥っていました。
去年6月、ファンドがスカウトしてきた社長が中心となって始めたのが、原価管理プロジェクトです。
行うのは、500点に及ぶ製品一つ一つのコストの洗い出し。
これまではすべての製品をまとめた数字しか出していませんでした。
今回、製品一つ一つについて、すべての工程で、材料費、光熱費、人件費など、細かくコストを計算。
その結果、半分近くの製品が採算割れにもかかわらず、作られていたことが見えてきました。
この会社は、仕入れ先の変更、作業工程の見直し、省エネの徹底などで、僅か1年で黒字に転換しました。
ファンドが経営に加わることで、本来持つ強みを見いだそうという企業があります。
260年を超える歴史を持つ、老舗和食器販売の会社です。
市場が縮小する中で、売り上げがピーク時の6分の1に減少し、経営難に陥っていました。
さらにオーナー経営者が和食器以外の製品を販売するなど、多角化を進めたものの、かえってブランドイメージがあいまいになってしまうという悪循環を招いていました。
ファンドは今、会社に取締役を送り込み、社員と共に会社本来の価値を見つめ直す取り組みを始めています。
自分たちの顧客は、一体どんな層なのか。
具体的に考えてもらいます。
ファンドでは、社員たちの議論の結果をもとに、新しい商品開発に乗り出す方針です。
一方、中堅企業をより大きく成長させようというファンドもあります。
このファンドは20社余りに投資をし、利益を上げてきました。
去年8月に投資を始めた中堅の飲食チェーンで、ファンドが取り組んだのが既成概念を取り払うことです。
ここでは、焼き肉やすしをバイキング形式で提供する店を、30年以上前に始め、その安さがファミリー層に受け、全国におよそ150店舗を展開してきました。
しかし、経営陣は、賃料が安い郊外でしかビジネスは成り立たないと判断し、成長戦略を見いだせずにいました。
ファンドがさらなる成長のために進めたのは、経営陣が挑戦することのなかった大都市の駅前への出店でした。
新たな顧客を開拓すれば、賃料の高い駅前でも、十分に採算が取れると考えたのです。
ファンドの見立てです。
郊外の店舗の客単価は、およそ1900円。
一方、賃料は駅前の店舗では、郊外の2倍以上。
このため一気に賃料の割合が上昇し、このままでは赤字になります。
しかし料金を2割引き上げ、さらに駅前店だと見込めるアルコール需要を加えると、客単価はおよそ2500円に上がります。
駅前にバイキング形式の店は少なく、学生やサラリーマンなど、新たな客も取り込めるとして、利益が見込めると判断したのです。
駅前店舗を第2の成長の柱に育て、およそ3年後には、株式の上場を目指したいと、ファンドは考えています。
経済部の木下記者です。
投資ファンドといっても、特に変わったことをするわけではなく、地道な感じがしますね。
取材を通して感じたのは、ファンドの手法は、一般の企業に到底できないような、独特の経営戦略ではなく、いわば正攻法だということです。
経営不振に悩む企業は、昔からの取り引き先との関係といったさまざまなしがらみに縛られ、思い切った改革ができないケースが多いんです。
しかし、しがらみのないファンドが入ることで、改革がしやすくなったり、そのための資金を得られたりといったことにつながっています。
ずいぶん効果がありそうですけど、これ、あらゆる企業に有効なんでしょうか?
もちろん、ファンドが入ったからといって、すべての企業が立ち直るというわけではありません。
ファンドは利益を上げて出資してくれている投資家に、還元することを目指しています。
このため、時には企業に厳しいリストラを迫ることもあります。
衝突も生まれやすい状況です。
また、ファンドのもくろみが外れて、売り上げが回復せず、再生が果たせなかったというケースもあります。
成功事例を増やすには、ファンドと資金を受ける企業とが連携して、再建計画や成長戦略を進めていくことが鍵だと感じました。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
きょうは卓球ですね。
そうです。
きのう、今月26日から中国で始まる世界選手権の日本代表選手が会見しました。
中でも、おはよう日本が注目したのは、14歳の伊藤美誠選手。
初めての世界選手権出場です。
伊藤選手の持ち味は、巧みなラケットさばき。
多彩なショットで、相手を翻弄します。
そして、世界ランキングはこの1年で63位から、一気に15位まで上昇。
3人が選ばれる来年のオリンピック代表も視野に入ってきました。
急成長の裏には、どんな秘密があるんでしょうか。
中学3年生の伊藤選手。
かわいらしい笑顔ですね。
海外遠征を繰り返す日々の中、つかの間の学校生活です。
伊藤選手は2年前から、大阪市内の練習場に通っています。
この練習場を立ち上げたのが、女子日本代表の村上恭和監督です。
指導するうえで大切にしているのが、遊び心です。
遊び心って、ちょっと意外ですね。
えっ?これは何してるんですか?
これは、どんなふうにボールが変化するか、試しているんです。
この楽しそうな練習の中から、持ち味の多彩なショットのヒントを見つけているんです。
さらに高いレベルで戦うために、村上監督が練習パートナーに招いたのが、卓球王国、中国出身の選手たちです。
日頃から、中国選手の質の高いボールに慣れることで、ショットの精度を磨くのがねらいです。
急成長の14歳が挑む初めての世界選手権。
大舞台でも、伸び伸びとしたプレーを貫きます。
伊藤選手はシングルスとダブルスに出場しまして、ダブルスでは、同学年の平野美宇選手と組んで、メダルを狙います。
以上、スポーツでした。
続いて、世界が注目!ネット動画のコーナー、合原アナウンサーです。
おはようございます。
けさは、動物たちの意外な行動。
こうして木にしがみついているポーズが人気のあの動物も、まさか。
まさか?
こちらはオーストラリア。
森で犬を散歩させていた投稿者が見つけたのは、2匹のコアラ。
取っ組み合いをしているようです。
ちょっとレスリングみたいになってますね。
意外と足腰強いんですね。
犬が近寄っても、まるで気にしていません。
左のコアラが相手を押さえつけますが、逃げられました。
今度は、逆に右のコアラが。
おっ、押さえつけて、これ上四方固めですかね。
どうでしょうか。
どうなる?どうなる?
解けるか?解けた。
続いては南アフリカから。
コウノトリの仲間、クラハシコウです。
餌の魚を探しています。
すると。
大きな魚を捕まえました。
大物ですね。
ねぇ。
飲み込むのに苦労しているんでしょうか?
そのようです。
くわえ直そうとした、そのとき!
あっ。
あっ。
別の鳥がすかさず奪っていきました。
えー。
しばしぼう然。
でも気を取り直して、また餌を探し始めたようです。
おしまいは、オランウータンのユキちゃん。
何やら夢中になっています。
えっ?ガラスを拭いているんですか?
そうなんです。
飼育員さんから布切れをもらうと、こうやってガラスを磨くしぐさを見せるんです。
30分くらい拭き続けることも。
ちょっと疲れた様子で寝そべっても。
まだ拭いてますね。
寝たまま。
黙々と拭き続ける。
おもしろい。
最初のコアラ、かわいいイメージでしたけど、ちょっと意外な姿ですよね。
でしたよね。
専門家によりますと、これは本当に戦っていたわけではなくて、ちょっとじゃれ合っていたか、もしくは、動画からは性別は分からなかったんですが、求愛行動をしていたのではないかということでした。
このコアラ、あのあと、仲よく森へ去っていったそうです。
以上、ネット動画のコーナーでした。
続いて気象情報です。
しばらく晴れの天気が続くようですね。
渡辺さん。
そうなんです。
きょうもこちら、東京・渋谷、きれいな青空ですよね。
よく晴れています。
そして日ざしがもうこの時間から結構力強くて、もうカメラを見るのもまぶしいぐらいです。
特にお昼前後は、紫外線対策も必要なんですよね。
実は西日本、東日本ですでに強いレベルの所も多くなっています。
この日傘ですとか、日焼け止めクリームも持ち歩きましょう。
ではきょうの天気図です。
きのう、関東地方に雨を降らせた低気圧は、東へ離れて、きょうも全国的に高気圧に覆われて、晴れるでしょう。
うっかり日焼けをしないように、しっかり対策をしましょう。
ただ、東日本の上空を寒気が通過します。
このため、東日本では変わりやすく、不安定な天気に注意が必要です。
そこできょうの予報を見ましょう。
2015/04/23(木) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
総理大臣官邸に落下の「ドローン」誰が何の目的で…捜査の最新情報と「ドローン」運用の課題▼安倍総理大臣と中国習近平国家主席が会談、日中それぞれの狙いと成果を詳しく
詳細情報
番組内容
放射性物質を含む容器が取り付けられた無人機「ドローン」が総理大臣官邸に落下。誰が何の目的で飛ばしたのか、捜査の最新情報をお伝えします▼急速に普及するドローンの運用については明確なルールがありません。安全をどう確保するのか課題をお伝えします▼安倍総理大臣と中国の習近平国家主席が会談、戦略的互恵関係を推進していくことで一致しました。日中それぞれの思惑はどこにあるのか、詳しくお伝えします。
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:18562(0x4882)