チョイス@病気になったとき▽病気の“ドミノ倒し”を防げ!スペシャル(前編) 2015.04.24


「チョイス」。
それは選択肢
実はお勧めの選択肢があるんです。
それこそが「チョイス」。
今日は…
こうした病気も実は最初のちょっとした異変から始まります。
そこからドミノ倒しのように連鎖反応を起こし病気になってしまうのです。
例えばこちらの男性。
11年前…
実は通常の健康診断だけでは体の最初の異変は分からないんです。
そこで最初の異変を見つけるチョイスを探したところ…ありました!
今回は2回にわたってお伝えするスペシャル版!1回目の今回は…健康診断の詳細なデータを調べたところあるタイプの人はドミノ倒しが始まっている事が分かりました。
そのタイプとは…?
え〜っ!握力や筋肉量がどう関係するの?でもこのドミノ倒しを防ぐチョイスを見つけました。
運動が苦手な人でもこの方法なら心まで元気に!
56789…50!
今日は…
(星田)さあ今日のテーマは「病気のドミノ倒しを防ぐスペシャル」という事で。
一個の病気やなしその一個の病気から起こるどんどんどんどんのドミノ倒しこれを防いだらいいんじゃないかっていう事。
(徳田)という事で今日はスペシャル版をお送りします。
私たち神戸にお邪魔してます。
神戸来ました。
この会場は最近の医学や医療そしてその未来を体験する事ができるイベントが行われている。
その国際展示場の一角から今日は「チョイス」を会場の皆さんと一緒にお送りしたいと思います。
前編を担当する徳田章です。
よろしくお願いします。
今お二人が話されたように病気には必ず何か最初に異変があるんですよね。
こう…倒れます。
(浜島)あ〜危ない!そうすると次の何か原因に引っ掛かって…。
更に倒れてドミノ倒し状態になり糖尿病だ心臓病だ脳卒中だという重い病気になってくると。
いわゆるちょっと命の危険もありえる病気につながっていくという事ですね。
つながってくると。
という事でドミノになる最初の倒れるきっかけこれ一体どういう危険な病気があるのかじゃあそこに至ってしまういいチョイスじゃなくて悪いチョイスバッドチョイスをご覧下さい。
命に関わる事態に陥った前原裕一さんです。
今から11年前45歳の時に突然異変に襲われました
朝から襲われた激しい痛み。
前原さんはすぐに救急車を呼び病院に向かいました。
すぐに緊急手術。
異変が起こっていたのは心臓でした。
これはその時の前原さんの心臓の血管を見たものです。
本来ある太い血管の一本が詰まり見えません。
急性心筋梗塞でした。
心筋梗塞は心臓に血液を送っている血管が詰まる病気です。
前原さんの場合は丸で囲った所が詰まっていました。
このままではその先の筋肉に血液が届かず心臓が働かなくなる危険がありました。
そこですぐに血管を開通させる治療を受けました。
無事開通。
前原さんは命を取り留めました。
心筋梗塞の原因の多くは動脈硬化です。
血管の壁にコレステロールがたまり血管の壁が傷ついていきます。
その結果動脈が硬くなり動脈硬化になるのです。
こうなると血管のしなやかさがなくなり詰まりやすくなります。
前原さんの主治医福澤医師です。
最初に検査した時不思議な事がありました
(福澤)まず見られたのがコレステロールが非常に高い。
その中で悪玉コレステロールであるLDLは170近くある。
当時の血液検査の結果…
基準は140。
高い数値でした。
しかし超音波検査で血管を調べると…?
え〜っ?
福澤医師は意外なものが原因だといいます
前原さんのようにいわゆる内臓脂肪が多くて…
りんご型とはおなかがぽっこり出たタイプの体型です。
このタイプではおなかの中に内臓脂肪が多くたまっています。
内臓脂肪がたまっていくと心筋梗塞を引き起こすのです。
その恐ろしい引き金とは?
バッドチョイス。
内臓脂肪をため込むのがこの脂肪細胞です。
脂肪細胞が脂肪をため込んでいくと…大きくなった脂肪細胞の周りに緑色の細胞がたくさん集まっています。
これは免疫細胞です。
この免疫細胞がとんでもない事を引き起こします。
免疫細胞は血管の壁を作る血管内皮から血管の外へと潜り込んでいきます。
これがきっかけで血管が破れる事があります。
出血を止めるため血液が固まります。
この時血管が詰まる事があるんです。
これはその様子を捉えた映像です。
緑色に見えるのが免疫細胞です。
確かに血管の壁の中に免疫細胞が入り込んでいます。
こうして動脈硬化が進んでいなくても血管が破れてしまう事があるのです
血管内皮が剥がれた時に血液がそこに固まって血管内腔を閉塞して心筋梗塞とか脳梗塞を起こしやすいという事があります。
45歳で心筋梗塞になった前原さん。
当時の体型を聞いてみると…?
マックスでは九十何キロですか。
そして当然福澤医師から言われた言葉は…?
やっぱり…つまみながら「これだよねこれは駄目なんだよ」っていう事は言われましたね。
ドミノ倒しの始まりは内臓脂肪でした。
ここで本日のスペシャルチョイスアドバイザーをご紹介しましょう。
長年日本人の生活習慣病について研究をしていらっしゃる九州大学教授の清原裕さん兵庫県尼崎市役所で健康管理保健指導を行ってらっしゃる野口緑さんです。
よろしくお願いします。
どうぞ。
先生まあまあ一般の人も若手もまず太ってはいけないというのは健康の鉄則みたいなとこありますよね。
そうですね。
でもまさか内臓脂肪ってこの辺じゃないですか。
この辺の脂肪が心臓のここに悪さを働きかけるっていうのが私びっくりしました正直言って。
そうですね。
太っているのがよくないっていうのは皆さんよくご存じな事なんですが単に太ってるだけでは悪さをしないものもあるんですね。
むしろおなかの所に腸をぶら下げてる腸間膜っていう所に脂がたまっている。
それがいろいろな悪さを起こすっていう事が明らかになってきてる。
りんご型っていうのはおなかぽっこり。
洋なし型っていうのもある。
一般にりんごと洋なしっていうのは案外線引きなく分かりにくいんすけど僕たちが内臓の検査しなくても見ただけで分かる方法ってあるんすか?今のりんご型というのが内臓脂肪型ですよね。
内臓脂肪っていうのは腸間膜についてる脂ですので表面についてるこの脂肪は実は皮下脂肪なんですね。
触って軟らかいつまめるような皮下脂肪型はどちらかというと洋なし型で中にパ〜ンと張ってるつまめないようなタイプのものがりんご型という事をお話しする事が多いです。
じゃあ今のおかあさん方ちょっとやってみて…。
硬かったらちょっと心配…。
つまめたらまあ…。
OKかなっていう…。
ただ一定の年齢を越えてくると洋なし型の中にりんご型が交じるっていう事がありますので…。
複雑ですね。
(野口)そうですね。
洋なし型にりんご入ってまうみたいな…。
清原先生もそうやって洋なし型かりんご型かっていうのを中心に見てるんですか?そうですね。
体重も量りますけれどもどうもおなかが出てるなと思ったらまずやはり腹囲を測りますね。
そうなんですか!
おなか回り気になりますよね。
おへその辺りの腹囲が男性は85センチ以上女性は90センチ以上。
更に高血圧脂質異常症高血糖このうち2つが当てはまると…
おなかの回りがこういう状態だったらメタボと…。
メタボ。
よく聞きますよメタボって。
メタボメタボ言うてますけどね。
これ身長は関係ないんですか?身長は関係ないんです。
身長が3メートルあろうともあってもやっぱり腹囲が超えたら駄目だっていう…。
そうなる原因というのはこちらに40年間のデータがあるんですが1961年には肥満の頻度7パーセント。
40年たったら29%。
脂質異常61年には3パーセントが2002年には26パーセント。
9倍近くになってると…。
これは完全に食生活ですよね?多分…。
運動不足それから高カロリー高脂肪食のおいしいものを食べるようになってこの肥満や脂質異常症が増えてきた。
何かねどんどん世の中便利になるから動かなくなるようになるしおいしくてね高カロリーなもんがいっぱい出てきて。
安く食べれるしっていうので…。
車で皆さんあまり歩かなくなったし家にいても全部電化されてほとんど家の中もあまり歩かなくなった。
ねえ。
階段を使わない。
エレベーターエスカレーターどこにでもあるし。
おなかの回りが危険という方の内臓脂肪が増えるそれを食い止めるチョイスっていうのが…今日はこういうチョイスを作ってきました。
こいつがぐいぐい…ぐ〜っとこうするチョイスをこれからご紹介しましょう。
内臓脂肪を減らしドミノ倒しを防いだ黒田一就さんです。
こちらは8年前の黒田さん。
おなか回りは100センチ。
内臓脂肪が多いりんご型の肥満体型でした
欲求のままにというと言い過ぎですけども…食べたいだけ食べて飲みたいだけ飲んでという生活が本当にやっておりましたですね…。
しかし今では体重66キロおなか回りは83センチに改善。
そのきっかけは健康診断でした
2回か3回市役所から「健診を受けて下さいよ」という案内を頂いたんです。
これには一度行ってこたえないといけないだろうなという気持ちが沸いてきましてそんなに引っ掛かる事はないだろうと軽い気持ちで…
健康診断の結果は驚くべきものでした。
肝機能血糖血圧LDLコレステロールどれも基準値を超え高い数値でした。
既に病気へのドミノ倒しが始まっていたのです
高血圧でしたしもうほとんど糖尿病予備群でなくて糖尿病ですよと。
まさか発症している…
そこで黒田さんはあるチョイスをしました
そのチョイスとは黒田さんが住んでいる尼崎市が行う保健指導です。
健康診断を受けた人に結果をどう受け止めればよいかそして異常が出た項目がその後どんな病気につながるのか図や写真を使って分かりやすく伝えます。
尼崎市ではその人の健康状態によっては個別指導や家庭訪問まで行っています
なんとかしてやっぱり倒れる人を減らしたいし年を重ねても元気でいてもらいたい。
これには黒田さんもびっくり
市民の一人一人の体のデータを見てつぶさに検討してその人に合った指導をして下さるというのはお医者さんではして頂けないのかな時間的にと。
黒田さんが最初に保健指導された時に驚いた表があります。
それが計算表です。
これこそが無理なく内臓脂肪を減らすチョイスです。
では具体的にこのチョイスを見ていきましょう。
最初に目標の体重を設定します。
そのために計算するのがBMI。
ボディ・マス・インデックスという肥満度を表す数値です。
体重を身長の2乗で割った値になります
その理由は?
自分でどれだったら可能かっていう事を一緒に探していくんですね。
黒田さんはBMIが28。
体重の5パーセントを減らすのが目標ですが保健指導の中で10%減らす事を決めました
そしたら半年で10パーセント体重を減らすために一度いろいろとカロリー計算をしてみましょうかと。
黒田さんは当時の体重が81キロ。
体重の10パーセントは8.1キロ。
目標体重は73キロになりました。
目標体重を決めたら次に減量する期間を決めます。
黒田さんは6か月に設定。
ここで黒田さんはある選択を迫られました
「黒田さんは運動で痩せますか?それから食事制限で痩せますか?」という事を保健師さんに尋ねて頂きました。
尼崎市では3つの方法を選んでもらっています。
運動のみで減量食事のみで減量そして運動と食事の両方で減量。
黒田さんは食べ物のみで減量の選択をしました
私は運動で体重減らすのは多分かなりの運動しないと減らないだろうなと思いましたので食事制限で…
ここで大切な事が。
1キロの体脂肪を減らすには7,000キロカロリーの消費が必要です。
そこで6か月で減らす体脂肪の量を計算します。
黒田さんは6か月で8キロ減量したいので1日に減らす体脂肪はおよそ44グラム。
1日に減らすカロリーの目標は310キロカロリーになりました
遠くの目標を掲げられるととてもじゃないけど自分には無理だというふうに思いますけども毎日一食一食でどれだけコントロールすればおのずと半年後にこんな結果が出ますよというふうに説明して下さったんでとても受け入れやすいですし分かりやすかった。
保健師が目標体重になるための食事量を計算。
一日にどのくらいの食事を減らせばよいかごはんの量で示しました
一日3食のうち…それなら僕は可能だなとそれを僕はやってみようと。
こうしてハードルを下げて食事を減らす事を実践してもらうのが保健指導のポイント。
黒田さんはまず一日ごはん3杯分を減らす事を始めました。
調整に使ったのは朝ごはんでした
前の晩につきあいで飲み過ぎたり食べ過ぎたりした場合は次の日にカロリーの調整をしてくれたらいいですよという事を教えて下さいまして…。
甘い物も食べず忙しい時はナッツだけで食事を済ませました。
すると少ない食事に徐々に慣れていきました。
その結果黒田さんは半年で見事8キロの減量に成功!現在のおなか回りは83センチ。
黒田さんは食事だけでメタボを解消。
病気のドミノ倒しを防ぐ事に成功しました
あのころの自分を全否定する訳ではないですけどももうあれだけ肥えてしんどそうに歩く自分には戻りたくないというふうに思います。
あれだけ具体例を出してくれるっていうのはうれしいよね。
なかなか一人では続けてやっていくって難しいんですよね。
それで体重が落ちだすまでにも期間がありますし落ちだしても先ほどおっしゃったようにやっぱり続けるのってすごく大変なので誰かと一緒にやっている。
どこかで確認をしてくれる。
そういう機会をどう作るが大事かなと。
誰かが見てくれてるっていう…。
黒田さんの場合はご自分が心筋梗塞になるんじゃないかと初めて受けた健診結果が極めて悪くて既に糖尿病の段階に入ってるっていう事がかなりショックだったのでとにかく今の状態では置いときたくないという事がやっぱり大きかったんだと思いますね。
でもそれが功を奏して黒田さんが心配していた心筋梗塞ですけど…。
これは尼崎市の男性の急性心筋梗塞の死亡率です。
2003年から2007年の5年間と2008年から2012年の5年間を比べてみると死亡率が24パーセントも減少しました
いや〜すばらしい。
すご〜い尼崎。
こういう保健指導をさせて頂いて市民の方お一人お一人が自分でできる努力をして下さった結果ですねやっぱり心筋梗塞は減らせるんだっていう事を私たちも学ばして頂きました。
逆に言えばそれくらいメタボは駄目っていう事ですよね。
24パーセントも減らしたらこんなに効果あったよって事は…。
現代社会は多くの方がなんとか体重を減らしたいと思っててもどうやってウエイトコントロールしていいのか分からない訳ですよね。
その中でこういう具体的なメニューを作ってもらって指導してくれるそして途中いろいろサポートしてくれてその結果ここまで死亡率を減らす事ができた訳ですからすばらしい心配りだと思います。
医療費も結局かからないっていう事になりますよね。
(野口)同じように医療費の伸びもずっと統計で見ていってるんですけれども国や県よりも下回る伸びが下がってきてるという結果が出てきています。
ほんまにこの番組正直にやってるんで「こんな事できるか!」って思う事が大半なんすよ絶対に。
頭では分かってる理解してるんですけれども…。
いつもお話しするのは我々はボクサーじゃないので試合までだけ減量したらいいっていう訳ではないのでできるだけ無理のないやり方で自分がどうしても大切にしたいものは減らさずにその辺のバランスっていうのがすごく大事だなと思ってますね。
最初はちょっと…初めはつらいんですけれども慣れるとそれが当たり前になってしまって全くつらくありません。
それは先生が人間できてるからですよ。
最初はつらいんですよ?最初はつらいんですけども。
そこなんよねやっぱり。
なので是非保健指導を利用して頂いて誰かに一緒に伴走してもらう。
お尻たたいてもらいながらほめてもらいながら。
それは大事。
それはだからお孫さんでもええし息子さんでもええし旦那さん奥さんでもいいって事ですよね。
一人だったら絶対挫折しちゃう。
絶対無理。
今まではおなかの回りが気になって内臓脂肪がいっぱいある。
そこで保健指導で食い止めたという事は分かって頂けたと思うんですがじゃあでもね太っていない方でもドミノ倒しが始まっている人がいるという危険なタイプがあるんです。
なるほど。
今度はそちらをご紹介します。
尼崎市では2014年から新たな検査のチョイスを始めました
チョイス。
それがこちら
体組成計は体の筋肉量が分かります。
内臓脂肪計はおなかにたまった脂肪を面積で表します。
40歳から74歳の市民およそ5,000人を測定しました
その結果これまで見過ごされていた危険な体型の人が見つかりました
(野口)右に行くほど筋肉量が多いんだけど…
これは市民5,000人のデータです。
横軸が筋肉量。
右に行けば行くほど筋肉量が多い事を示します。
BMIで肥満型は四角標準体型が三角やせ型の人は丸です。
まず野口さんたちが注目したのは肥満の人で筋肉量が少ない人がいた事です。
一般的に肥満になると重たくなった体を支えるために筋肉量が多くなります。
ところが太っているのに筋肉量が少ない人がいたのです。
このタイプの人は内臓脂肪が多くさまざまな病気につながる危険なタイプでした。
更に野口さんたちはこれまでの健康診断では健康とされていた人の中に内臓脂肪が多い人がいる事を見つけました
だってBMIは21.5やもんね。
そうだね。
痩せてるけど…。
引っ掛かってきいへんけど…。
標準体型ややせ型で先ほどの筋肉量の分布図で左側にいる人たち。
つまり筋肉量が少ない人たちです
その中の一人71歳の男性の数値を見るとBMIは21.5。
標準体型ですが…内臓脂肪面積は…114。
基準値の100を超えていました。
内臓脂肪が多いにもかかわらず体重が多くないため健康診断で指導の対象にならなかったのです。
一体どんな生活習慣なのか尼崎市は調査を始めています。
この日73歳の男性の自宅を訪れました。
まず生活習慣を尋ねました
運動量が少ない事が分かりました。
更に食事内容を聞いてみると…?
一日2食。
ごはんとみそ汁を中心とした一見健康そうな和食ですがある問題点が明らかになりました
たんぱく質が含まれる肉や魚の摂取量が少ない事が明らかになりました。
つまり粗食すぎる食事だったのです。
そこで野口さんは食事の改善を指導しました
(野口)これ持ってきてんけどさ…。
(野口)こういうものでいいから…
野口さんは筋肉の材料になるたんぱく質をしっかり欠かさずとるために肉や魚を食べてほしいと伝えました
ほとんどたんぱく質の材料になるようなお肉とかお魚とか卵とかが入ってらっしゃらないという事をおっしゃっておられたので…肉も出てけんし最近魚すらも出てけえへんわ〜って栄養指導あれ奥様にせなあかんちゃいますかまず?そうですね。
ねえ。
奥様ちょっと出してあげて下さいよって旦那からなかなか言われへんよ。
肉出してほしいなっていうのは。
言えないかもしれない。
はまじとかはちゃんとやっぱりそういうの考えてんの?私はやっぱり考えてますね。
でも私のイメージだともちろんちょっとは肉も魚も食べたいんだけどあまりにもいっぱいとり過ぎると太っちゃうイメージがどうしてもあるので…。
それはありますねやっぱり。
やっぱり食べ過ぎない程度にきちんとはとろうかなと思ってます。
お肉お魚で太るっていうよりもむしろコレステロールが上がったり別の…例えば尿酸値が上がったり違う事になってくるんですね。
なので男性であってもお肉の量一日に処理できる量が決まっているのでやっぱり…そっか〜。
でもなかなか例えば1人暮らしでとかなるとやっぱり「バランスよくって分かっているけど…」ですよね。
これ難しいですね。
筋肉量が少ないとどうしても今の方みたいにこれが倒れてくると内臓脂肪の方が増えてしまって怖い病気につながるという事で今の筋肉量の分布のグラフをもう一回見て頂くと…野口さん。
本来だったら体重がしっかりある人は筋肉があるはずなのにもかかわらず筋肉量が少ないグループの中に交じり込んでいるという事を見つけました。
その方々は共通していたのがやはり内臓脂肪がたまっていたという事です。
やせ型でも筋肉量がないと内臓脂肪がついてる方がいらっしゃって…。
これは私も驚いたんですけれどもお聞きしているとやっぱりおやつとか炭水化物そういうものをたくさん召し上がられているんですけれどもやっぱりおかずをとってらっしゃらない。
一見和食ってすごくいいように思うんですけれども昔の日本のスタイルですよね。
いいように思うんですけどやっぱり必要な栄養素が来ていないので筋肉が出来ないんだなあとつくづく思いましたね。
お菓子で済ませてしまうような若い方にも注意ですねこれね。
この筋肉量が少ないというのは高齢者の方の問題とされているんですけれども我々のこの検査結果では…
(野口)その方々もやっぱりお聞きしてるとおかずを食べていらっしゃらない。
確かにそうですよね。
筋肉が少ないと実は骨折や高齢者の方は寝たきりの原因になりますのでこれはやっぱり大変な事ですね。
ゆくゆくはやっぱりそうですね。
足腰が弱るって事は筋肉が少ないって事ですもんね。
内臓脂肪が多いと。
しかし痩せている筋肉が少ない方の事をこういうふうにいうんですって。
サルコペニアっていって…。
聞いた事ありますか?いやないですね。
初めて聞きました。
(野口)サルコっていうのが筋肉の事だそうでペニアっていうのが減少。
筋肉の減少した状態の事をサルコペニアというふうに呼ばれています。
これは筋肉量を調べるっていうのは病院とか行って「筋肉量を調べて下さい」って調べなきゃいけないんですか?我々がやってますのが一般的な体組成計なんですね。
スポーツクラブなんか行くとよくこうやって測って手足の筋肉が分かる…。
今体重計にもついてたりしますもんね。
(野口)そうですね。
その手足4つの筋肉を合計をして身長の2乗で割ると一定の基準を超えてるかどうかっていう事が分かります。
サルコペニアの基準値というのがあります。
これが今のサルコペニアの場合という事で…。
65歳以上の方の場合ですよね。
今その量り方というのはそういう今の体重計なんかにはついてるんですかね。
機械でないと分かんないんですよね。
これは機械で量らないと分からないんですね。
ところが…。
体組成計がない場合でもご自分に筋肉がきちっとあるかどうか調べるもう一つの方法として実は握力測定というのがあります。
手の握力で?こういうのがあるんですよ。
これで分かっちゃう訳ですか?
(清原)握力は全身の筋肉量と筋力の指標なんです。
ですから握力を測ると全身の筋肉がどのくらいあるのかまた落ちてるのかどうかというのが分かります。
この表を見て下さい。
握力が低いと…。
これは握力と死亡率との関係です
握力が弱い人は特に心臓などの循環器呼吸器などの病気の死亡率が非常に高くなっています。
その結果総死亡率は握力が弱い人は普通の人に比べ3倍に高くなっています
これは私がやっています福岡県の久山町という所の疫学調査のデータですけれども握力が低いと総死亡率も上がりますし循環器疾患動脈硬化性疾患の死亡率も高いし呼吸器疾患による死亡率も高い。
その他による死亡…主に感染症ですね。
そういう死亡率が上がってきます。
はあ〜…。
握力でいわゆる全身の筋肉のある程度が分かるから筋肉が少ないとこんだけ死亡率が上がるっていうか病気になる率が上がってしまうって事よね。
人間ドックで握力なんて測ってない…。
握力なんか中学校とか小学校とかのレベルやんね。
そんなん今いくらかも分からへんもんね。
という事で…。
はまじやってみて。
どれぐらいかな?オンにして…いきますよ。
私今ね手首が腱鞘炎なんだ。
でもやってみるよ。
育児でね。
お母さんって偉いねやっぱり。
腱鞘炎になるぐらいだっこすんねんな。
そうなの〜!
(笑い声)21.2。
あっ!ギリギリ?ギリギリ?あっよかった〜。
ギリギリ大丈夫。
だっこできる。
よかった〜。
いきます。
これでいいね?うんっ…。
わ〜すごい!えっ?38.1。
え〜っ!?大丈夫ですよね?全然大丈夫です。
すごい〜!ほっしゃん。
ゴリラみたい!
(笑い声)すごいね〜!一般男性これぐらいあるでしょ。
徳田さんやっときます?一応。
徳田さんもやって!ふんっ…。
(笑い声)ガチで?うわっ!36.7?すご〜い!
(拍手)こっちの大胸筋がすごく痛くて今星が出てますちょっと。
ベテランアナウンサーが俺に負けんとこうと必死に…。
「うわ〜!」言うたで。
「ガ〜ッ」って。
ちょっと星が今ね…。
でも大丈夫。
大体だから普通の筋肉量ならばこれぐらいはあるって事ですよね。
握力計なくても握った感じ大体ね。
あまりにも弱いとやっぱり心配っていうか…。
握力落ちているとこけそうになった時もバッと何かをつかめないとかっていう事がありますので何かの機会に測ってみられてもいいかなと思います。
その筋肉量減少というのが今問題になってましたけどこれをなんとか食い止めるこういうチョイスがあるんですね。
その方法とは何なのかご紹介します。
簡単で効果抜群の運動。
静岡県が勧めるのがふじ33プログラム。
担当の健康増進課土屋厚子さんです
33プログラムで筋力アップに見事成功した田中竜太郎さん。
どんな運動なのでしょうか?ペンションでお仕事中の田中さんに密着しました
(田中)1つの部屋やってる間に動いてますね。
プログラムの参加者が必ず使うのが歩数計です
(田中)ちょいちょい見ますね。
気になって。
もう一つ行う運動はながら運動です。
窓拭きをしながら…太ももとお尻の筋肉を鍛えます。
ふだん使わない筋肉を刺激する事がポイント。
日常生活に取り入れます。
田中さんは3か月続けた結果なんと3.6キロの減量に成功!
あんまり分析すると疲れちゃうし。
このふじ33プログラム。
効果を上げている人が続出しています
(一同)チョイス。
車の移動ばかりだったこちらの女性。
歩く事が楽しみに変わりました
一方こちらの方のながら運動は…洗濯物を干しながら片足立ち運動。
テレビを見ながら片足上げする人も。
膝痛を防ぐ事にもつながります
自然にできるもんだからね。
そして髪の毛を乾かしながらながら運動の人まで
33プログラムに参加した230人で筋力の指標となる目を閉じて何秒片足立ちできるかを調べたところ僅か3か月で11秒伸びました。
ふじ33プログラムすご〜い!
すごいね。
すごい!飛躍的な結果を出して。
ながらって何かやりながらでいいから日常の習慣化していくのがいいね。
1万歩目標であとはながらという事で筋肉量減少を抑える33プログラムこのおかげでこちらへのドミノ倒しが防げるという事になってきますがやっぱり一緒にやるっていう事は…。
続けるっていう事がやっぱり一番重要やと思いますのでながらっていうのはいいアイデアだと思いました。
だから僕やってるのもテレビのリモコンをソファーから全然遠いとこにずっと置くようにしてんの。
そこでやってチャンネル替えてまた戻るっていう生活を面倒くさくしてるんですよ。
面倒くさくしたら家の中で動く事が増えるから。
トイレットペーパーの替えもトイレの棚には入れてないです僕。
リビングの普通の服とかやってるクローゼットのとこに替えを入れてるからすぐに替えれない。
だから動くんすよ。
浜島さんはどうですか?ほっしゃん。
そうやって努力してらっしゃるけど。
私はもう専ら育児ですね今。
最近だとやっぱりこうスクワットみたいな感じで子どもを抱きかかえてこういうしぐさが何か筋肉がついたような気になってるんですけど…。
だからそれでいいんちゃう?いつ誰が決めたんやろう?子どもって大体5歳ぐらいになったらだっこしたらあかんっていうの。
二十歳ぐらいになってもだっこしてたらお母さんの筋肉落ちる事ないからさ。
かわいいかわいいして…。
何歳まで子どもはだっこして。
そういう決まりありませんもんね。
しかも筋肉は自分で手に入れるしかないですもんね。
売ってないし自分でやらないと駄目だから…。
運動のしかたについてはどこの自治体もそういう運動指導してくれる部署があるはずですのでそういうとこにご相談されるかあるいはスポーツクラブでも気軽に教えて下さると思います。
生活を面倒くさくするっていうのはこれは僕はお勧め。
そっかそっか〜。
これは結構重要なポイントかもしれませんね。
2015/04/24(金) 12:00〜12:45
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき▽病気の“ドミノ倒し”を防げ!スペシャル(前編)[解][字][再]

最初のちょっとした異変からドミノ倒しが起こり病気に至ってしまう。そのドミノ倒しを防ぐ方法を2回にわたり紹介!前編は簡単な測定で危険な体型が判明!やせ体型も要注意

詳細情報
番組内容
命に関わる病につながる最初の異変。そこからドミノ倒しが起こり病気になる。そのドミノ倒しを防ぐチョイスを2回にわたって探る。前編は簡単な測定で危険な体型が判明!太っている人はもちろん痩せているひとも要注意!【出演】星田英利、浜島直子、徳田章アナウンサー ほか
出演者
【ゲスト】九州大学大学院医学研究院…清原裕,尼崎市健康支援推進担当課長、保健師…野口緑,【司会】星田英利,浜島直子,【リポーター】徳田章,【語り】佐藤真由美,江越彬紀

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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