成田空港のすぐ近くでした。
１８歳の女性の行方が分からなくなっている事件。
女性と見られる遺体が見つかりました。
こんばんは。
ニュース７です。
少年らの供述などから行われた捜索で、女性と見られる遺体が見つかりました。
千葉県船橋市の１８歳の女性が車で連れ去られ、行方不明になっている事件。
きょう捜査は、大きく動きました。
警察は、遺体は不明の女性と見て、確認を進めています。
さらに女性を車で連れ去った監禁の疑いで、新たに２０歳の男を逮捕し、事件に深く関わったと見て調べています。
千葉県芝山町の現場です。
緑地の中に、雑木林が見えます。
捜索はこの中で進められました。
近くには成田空港がありますが、現場周辺は近所の人以外、ほとんど人通りはないということです。
また付近の道でも、多くの警察官が集まり、足跡の採取を行うなど、鑑識作業も行われました。
警察の捜索は、午後２時前に始まりました。
千葉県船橋市の野口愛永さんが行方不明になり、連れ去ったと見られる少年らが、女性を埋めたと話したことから行われました。
そして、女性と見られる遺体が見つかりました。
警察は野口さんと見て、身元の確認や死因の特定を進めています。
野口さんの自宅の近所に住んでいて、幼いころから知っているという男性は。
行方が分からなくなっている野口さん。
事件の発端は、今月１９日の夜のことでした。
千葉市中央区で、友人の女性と一緒に歩いていたところ、知り合いの少年に声をかけられ、車に乗せられました。
車には、複数の人物が乗っていたと見られ、連れ去りには複数の車が使われたと見られています。
そして２日後の今月２１日。
警察に情報提供がありました。
未成年の女性がいなくなった。
埋められたと聞いた、などという内容でした。
警察は、こうした情報から捜査した結果、野口さんを車で連れ去ったとして、少年と少女の合わせて３人を監禁の疑いで逮捕しました。
複数の少年から事情を聴いた結果、一部の少年から出たのが、女性を埋めたという話でした。
さらにこの事件で警察は、千葉県内の警察署に出頭した２０歳の男を、同じ監禁の疑いで、新たに逮捕しました。
警察によりますと、この男は、少年らが野口さんを連れ去ったあとに合流してきたということで、事件に深く関わったと見て、男を取り調べ、事件のいきさつを詳しく調べることにしています。
では、捜査の拠点が置かれている、船橋東警察署からお伝えします。
新たに逮捕された男は、きょう午後、知人に付き添われて、千葉県の鎌ヶ谷警察署に出頭したということです。
その後、こちらの船橋東警察署に身柄を移され、取り調べを受けていると見られます。
警察はきょう、少年らの供述をもとに、千葉県芝山町で捜索を行い、行方不明になっている野口愛永さんと見られる遺体を見つけました。
警察は、身元の確認や死因の特定を進めるとともに、なんらかのトラブルに巻き込まれたと見て、今後、男の取り調べを進め、事件の詳しいいきさつを調べることにしています。
次は総理大臣官邸の屋上で、無人機のドローンが見つかった事件です。
ドローンは、全体が黒く塗られ、専用の付属品が取り付けられるなど、改造されたものだったことから、メーカーでは、ドローンにかなり詳しい人物が操作していた可能性が高いと指摘しています。
屋上にドローンが落下した総理大臣官邸。
その官邸で、関係府省庁による、連絡会議の初会合が開かれました。
菅官房長官は、重要施設の警備体制の強化や、小型無人機の規制強化に向けた法整備の検討を急ぐよう指示しました。
これに先立って、自民党の二階総務会長は菅官房長官と会談。
国会議事堂などの上空での小型無人機の飛行を禁止する法案を、議員立法で今の国会に提出し、速やかな成立を目指す考えを伝えました。
落下したドローンに取り付けられていた放射性セシウムが含まれた茶色の容器。
警視庁はきょう、容器などを千葉県柏市にある警察庁の科学警察研究所に持ち込み、鑑定を始めました。
放射性セシウムは、原子炉内で生成される放射性物質で、東京電力福島第一原発での事故では、汚染水などから検出されています。
鑑定では詳しい分析を行って、放射性セシウムがどういった由来のものかなどを調べることにしています。
警視庁が進めている、ドローンを操縦した人物や場所の特定。
ドローンのメーカーが注目するのは、取り付けられていた装置です。
事件のものとは種類が少し違うということですが、こうした装置をあとから取り付けると、カメラで撮影した映像を、リアルタイムで無線で送信でき、このように、映像を確認しながら操縦できます。
遮蔽物がなければ、最大で、１．２キロ離れた所から、映像を確認しながら操縦できるということですが、装置をあとから付けることで、操縦方法は複雑になるということです。
さらに見つかったドローンは、機体やライトが黒く塗装されていましたが、パーツどうしをつなぐねじなどの部品は塗装されておらず、一度、パーツごとに分解したうえで、丁寧に塗装し直したと見られています。
ＤＪＩの日本法人の呉社長は、操作していたのは、ドローンにかなり詳しい人物の可能性が高いと指摘します。
一方、ドローンには製造番号があるため、どこの店で販売されたのかまでは分かるということです。
次です。
東京・豊島区の公園から、高い放射線量が検出され、区はきょう、専門機関の職員と共に、土の中から、放射線を出していた塊を採取しました。
東京・豊島区にある、池袋本町電車の見える公園です。
きのう、滑り台などが組み合わされた遊具のそばの地表から、１時間当たり最大で４８０マイクロシーベルトという、高い放射線量が検出されました。
区はきのうから公園への立ち入りを禁止。
警備員が２４時間態勢で警戒に当たっています。
区が設けた相談窓口には、問い合わせが相次ぎました。
子どもの母親や、妊娠中の女性などから、子どもをよく公園で遊ばせていたが、健康への影響はどうなのかや、検出された放射線について、詳しい情報を知りたいなどといった問い合わせが寄せられたということです。
区はきょう、放射性物質を取り扱う専門機関の、日本アイソトープ協会の職員と共に、調査を行いました。
調査では、これまでに最も高い値を示した遊具のそばの地表で、改めて放射線量を測定したところ、１時間当たり最大で５００マイクロシーベルトを示したということです。
そしてスコップで直径３０センチの範囲で、１０センチほど掘り起こし、放射線を出していた塊を採取しました。
採取したあと、放射線量は、１時間当たり、最大で０．０６マイクロシーベルトまで大きく下がったということです。
区は採取した塊の中に、放射性物質のラジウムが含まれている可能性が高いと見て、専門機関でさらに分析を進めることにしています。
ラジウムは、天然に存在する放射性物質です。
代表的な物質のラジウム２２６は、平成２３年に、世田谷区の住宅街やスーパーマーケットで回収されるなど、使われなくなって投棄されたものが発見されるケースが相次いでいます。
ラジウム２２６は、がん治療などの医療や、非破壊検査など、産業分野でも利用され、かつては夜光塗料としても使われていたためです。
豊島区はあす、公園の全体の放射線量の測定を行い、安全が確認できれば、立ち入り禁止を解除することにしています。
さて、長引くデフレで、値下げ競争が続いてきた流通業界ですが、このところの消費には変化も出ています。
キーワードはちょい高、プチぜいたく、そして、メリハリ消費。
消費税率の引き上げなどで、節約志向が依然、根強い一方で、品質に納得すれば、価格が高くても買おうという消費のことです。
これまで低価格路線だった家具・日用品の販売大手、ニトリや流通大手、イオンも、価格戦略を変えてきています。
低価格を売りに業績を急拡大させてきたニトリ。
きょう、東京・銀座に新しい店をオープンしました。
１０万円を超えるソファーに、９０００円台のクッション。
従来の売れ筋商品と比べれば、品質を上げた分、価格が高い商品を多く扱っています。
同じように低価格戦略を進めてきた流通大手、イオンも高めの商品を投入しています。
きょう発表したランドセル。
最も高いものは、税込みで１０万円を超えました。
ふんだんに刺しゅうを施すなど、品質やデザインに力を入れています。
消費税率の引き上げや、商品の相次ぐ値上げで節約志向が続く一方、消費の現場で出始めた、少し高くてもいいものを買おうという傾向。
株高や賃上げの動きが背景にあり、こうした傾向は、身近な商品にも出ています。
こちらの紳士服専門店では、これまで売れ筋だった３万円台のスーツに加え、ことしに入ってからは、７万円以上のスーツの販売が２桁の伸びに。
コンビニエンスストアでは、５枚入りで税込み２５０円を超える食パンがヒット。
税込み２００円近いドーナツが、販売開始から１週間で、１００万個以上売れるケースも。
品質に納得すれば、価格が高くても買おうという消費について、専門家は。
今後の企業の価格戦略については。
１０７人が死亡したＪＲ福知山線の脱線事故からあすで１０年です。
ＮＨＫが遺族やけがをした人にアンケートした結果、心の状態が事故当時と変わらないと感じたり、当時より悪くなったと感じたりしている人が、半数に上りました。
今も事故から回復していない現状が浮き彫りになっています。
兵庫県尼崎市の事故現場です。
犠牲者を追悼するろうそくに、火がともされました。
平成１７年の４月２５日。
ＪＲ福知山線の電車が脱線し、１０７人が死亡、５６２人がけがをしました。
あれから１０年になるのを前に、ＮＨＫは、遺族とけがをした人およそ２７０人を対象に、アンケートを行い、遺族２８人と、けがをした人５５人の、合わせて８３人の方から回答を得ました。
中でも遺族では心の状態が変わらないとか、悪くなったと感じている人が、６８％に上りました。
息子を亡くした５０代の男性の回答です。
息子の結婚など、本来、親としてできていたはずの経験ができないのが、少しつらい。
今も、事故から回復していない現状が浮き彫りになっています。
きょう、現場を訪れた上田誠さんは、事故で義理の弟を亡くしました。
一方、再発を防ぐ対策は、進んでいるのでしょうか。
国の事故調査委員会は、事故の原因は、運転士のブレーキ操作が遅れたためとしています。
再発を防ぐため国は、運転士のミスや違反があった場合、異常運転等報告書を提出するよう義務づけました。
今回、国土交通省への取材で、その内容が明らかになりました。
多くのケースで、運転士の勘違いや失念が要因として挙げられていて、重大な事故につながりかねないミスや違反もありました。
経験１２年目の運転士。
平成２４年８月。
誤って隣の線路の信号を見て運行したため、赤信号を通過。
指令から指摘されるまで、間違いに気付かず。
経験２年目の運転士。
おととし４月、眠気で意識が低下して、ブレーキをかけないまま運行。
カーブと下り坂で、制限速度を１０キロから２０キロ上回る、時速１００キロで走行。
最終的に自動列車停止装置が作動して停車。
経験３５年目の運転士。
去年１１月、ダイヤより２分遅れで運行中、速度計を注視していたため、速度の制限を指示する信号を見落とし、制限速度を７２キロ超える、時速１１７キロで走行。
報告の数は、記録が残っている去年末までの４年３か月の間に、４２３件に上っていました。
信号の見落としや見誤りが１７４件と最も多く、次いで、徐行区間を忘れたり、ブレーキ操作が遅れたりしたことによる速度超過が１６８件でした。
しかし、こうした内容や件数は、公表されていません。
鉄道の安全に詳しい専門家は、広く公開して、事故の予防に生かすべきだと指摘します。
来週、アメリカを訪れる安倍総理大臣。
その訪問を前に、最終局面にあるとされるＴＰＰ・環太平洋パートナーシップ協定の交渉を巡って、日本とアメリカの双方で、動きが活発になっています。
通商政策を扱うアメリカ議会下院の歳入委員会。
法案の審議に際して、ライアン委員長が言及したのは、安倍総理大臣の訪問でした。
法案は、ＴＰＰなどの交渉を加速させるため、アメリカ政府に強力な交渉権限を与えるもので、各国と合意した内容を、議会があとから覆すことが制限されます。
採決の結果、賛成２５、反対１３で可決されました。
この法案は、議会上院の委員会でも、すでに可決されていて、今後それぞれ、本会議で審議されることになります。
アメリカでは、安倍総理大臣の訪問で、ＴＰＰを巡る日米の２国間協議が進展することに、期待する声が出ています。
今週初めに日本との閣僚級協議を行ったフロマン通商代表も。
一方、日本では、ＪＡ全中・全国農業協同組合中央会の萬歳会長が、林農林水産大臣や、甘利経済再生担当大臣と相次いで会談。
ＴＰＰの交渉で、コメや牛肉・豚肉などの農産物５項目を、関税撤廃の例外とするとした国会の決議を守ることを改めて要請しました。
ＴＰＰ交渉を巡る動きは国会でも。
民主党と維新の党は、政府の国会への情報提供が不十分だとして、通商交渉に関する情報提供を政府に促すための法案を、衆議院に共同で提出しました。
甘利大臣は、衆議院の内閣委員会と農林水産委員会の連合審査会で、野党側から、交渉内容の情報公開が不十分だと相次いで指摘されたのに対し、次のように述べました。
ニュースを続けます。
東洋ゴム工業が、国の認定を不正に取得した性能の不十分な免震装置を製造販売していた問題。
弁護士による外部調査の中間報告が公表され、これまでの会社の説明より半年ほど早い、おととしの夏ごろの段階で、性能のデータの問題が社内で報告されていたことが明らかになりました。
その上で、安全を守る技術を扱う企業として保持すべき、高い規範意識に欠け、問題を管理・監督する知識や能力がある人材がいないため、抑止する機能が働かなかったなどとしました。
最終報告は、来月中にもまとめられる予定です。
火山の大規模な噴火が起きた南米のチリ。
半径２０キロ以内に住むおよそ４４００人の住民のほとんどが避難したということです。
チリ政府は今後、新たな噴火が起きるおそれもあるとして、非常事態宣言を出して、警戒を呼びかけています。
また火山灰は風に乗って、隣国アルゼンチンの西部にも到達していて、広い範囲で影響が懸念されています。
ことし１月に経営破綻し、再生手続きが進められている航空会社、スカイマーク。
関係者によりますと、利用が低迷している仙台と神戸を結ぶ路線を、ことし１０月２５日から休止する方針を決め、きょう、国土交通省に届け出たということです。
これによってスカイマークは、仙台空港から撤退することになります。
プロ野球、ナイトゲーム５試合です。
ＤｅＮＡは３回。
４番の筒香が６号満塁ホームランを打ちました。
西武は１回、秋山が今シーズン２本目の先頭打者ホームラン。
そのあとは互いに点を取り合っています。
気象情報は寺川さんです。
こんばんは。
土曜日と日曜日の天気、どうなりそうでしょうか？
土日とも高気圧の圏内で、広い範囲で晴れそうです。
お出かけ日和の所も多くありそうです。
そしてきょうは、この先、３か月間の傾向が発表されました。
降水量は、５月、６月は平年並みか少ないという所もありそうですが、特に７月、西日本や東日本では、平年並みか多い予想となっています。
これはなぜなんでしょうか？
例年ですと、７月、日本列島は南の海上から太平洋高気圧に次第に覆われてきます。
ですが、ことしはこの高気圧の北への張り出しが弱いと予想されています。
こういうときは高気圧の縁を回って湿った空気が流れ込みやすくなりますので、いつもの年よりも曇りや雨の日が多いのではないかと見られています。
注意が必要ですね。
では、あすの全国の天気です。
お伝えしましたように、ＪＲ福知山線の脱線事故から、あすで１０年になります。
2015/04/24(金) 19:00〜19:30
ＮＨＫ総合１・神戸
ＮＨＫニュース７[二][字]
▽“デフレ勝ち組企業”次の戦略は高め商品 【キャスター】武田真一，【サブキャスター】松村正代，【気象キャスター】寺川奈津美
詳細情報
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【キャスター】武田真一，【サブキャスター】松村正代，【気象キャスター】寺川奈津美
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