金曜プレミアム・塔の上のラプンツェル 2015.04.24


(フリン)
これは俺がどうやって死んだかを描いた物語
心配しないで!
すごく面白い物語だし実は俺の話じゃない
ラプンツェルって名前の女の子の話なんだ
始まりは太陽だった
そう。
昔々太陽の滴が大空から落ちてきた
その小さな一滴から魔法の金色の花が生まれたんだ
その花にはケガや病気を癒やす力があった
あっあそこのお年寄り
覚えといた方がいいよ。
重要人物だから
さて何世紀も過ぎてそこから目と鼻の先に王国ができた
王様とお妃様はみんなに慕われていた
もうすぐ赤ちゃんが生まれるというときお妃が…病気になった
重い病気だ
手の施しようがなくなって人々は奇跡を探し求めた
どこかに咲くという魔法の金色の花だ
ほーら!重要人物だって言ったろ?
太陽の恵みを誰とも分かち合わずこの女ゴーテルは花の力を独り占めして何百年もの間若さを保っていた
特別な歌を歌うとその魔力を使えた
(ゴーテル)・「花はきらめく」・「魔法の花」・「時を戻せ」・「蘇らせろ」・「過去の夢」
ほらね花に歌い掛けると若返る
気味悪いね

(話し声)
(男性)あっ見つけたぞ!
金色の花の不思議な力でお妃様は治った
そして元気な女の子が生まれた
美しい金髪のプリンセスだ
もう分かったかな?
これがラプンツェルだ
彼女の誕生を祝って王様とお妃様は灯りを飛ばした
国中が幸せに包まれていた
だが幸せはすぐに終わる
(ゴーテル)・「花はきらめく」・「魔法の花」・「時を戻…」あっ…。

(ラプンツェルの泣き声)
ゴーテルは城に忍び込み赤ん坊をさらうとあっという間に消えた
人々がいくら捜してもプリンセスは見つからなかった
森の奥深く人目につかない塔でゴーテルが自分の子として育てていたんだ
(ラプンツェル)・「さかのぼれ蘇らせろ」・「過去の夢」
ゴーテルは新しい魔法の花を見つけた
そしてずっと秘密にしておくつもりだった
お外に出ちゃ駄目なの?外の世界はとても危ない所なの。
意地悪で身勝手な人がいっぱいよ。
ずっとここにいなさい。
安全だからね。
分かった?ラプンツェル。
はい。
でも全てを隠しておくことはできなかった
消えたプリンセスの無事を祈って王とお妃が毎年誕生日に飛ばす何千もの灯りをラプンツェルは見ていたんだ

(ラプンツェル)ばあ!うーん。
まあパスカルがこんなとこに隠れてるわけないわよね。
見っけ!これで私の22勝ね。
そうだ。
45回勝負っていうのはどう?あっそう。
じゃあパスカルは何がしたい?ああ…。
外は駄目よ。
塔の中が好きなの。
あなたもでしょ?ねえそんな顔しないで。
ここも結構いい所じゃない。
・「今日もいつもと同じ朝」・「ほうきで掃除をした後」・「モップをかけて床を磨く」・「洗濯して仕事は終わり」・「お気に入りの本を読んで」・「部屋の壁に絵を描いたり」・「ギター編み物料理をするの」・「変わらない毎日」・「昼間はパズルにダーツにおやつ」・「いたずらバレエそしてチェス」・「焼き物それからキャンドル作り」・「ヨガと絵画運動裁縫」・「同じ本を読み返して」・「また絵を描くもう飽きたわ」・「一人部屋で長い長い髪をとかしながら」・「考えてる私のこんな暮らし」・「いつまで続くの?」・「あしたは」・「光が夜空飛ぶはず」・「奇麗よねきっと」・「私の誕生日」・「外の世界を見に行きたいの」
(フリン)お〜。
この景色すごい。
癖になりそう。
(男性)ライダー早くしろ。
ちょい待ち。
よし。
目に焼き付けた。
俺も城が欲しいな。
この仕事がうまくいきゃ城ぐらい買えるぜ。
うわっ!
(くしゃみ)・へえ〜花粉症?そうだ。
あっ?おい待て!こら待てー!自分の城にいる俺さまの姿目に浮かぶようだぜ!ああこんだけの大仕事したのにまだ朝の8時!ホント今日は人生で最高の日だ!これでいいわ。
今日は人生で最高の日になるのよ。
ウフフ。
見ててね私頑張る。
お母さまに頼むわ。

(ゴーテル)・「ラプンツェル」あっ。
(ゴーテル)・「髪の毛下ろして」いよいよね。
分かってる。
分かってるわよ。
おいで。
見つかったら大変。

(ゴーテル)ラプンツェル!おばあさんになるまで待たせるつもりなの?はーい!今すぐ!どうぞ。
おかえりなさいお母さま。
ラプンツェルホント大したものね。
毎日毎日文句も言わず上まで上げてくれて。
ごめんなさいね。
とっても疲れるでしょう?ううん。
大丈夫よ。
じゃあなぜこんなに時間がかかるの?アハハハ。
やだからかってるだけよ。
フフフ。
そうよね。
ねえお母さまあしたはものすごく大切な日でしょ。
ラプンツェル鏡を見てごらん。
ほら何が見える?自信に満ちあふれた強くて美しい若い女性。
あらあなたも映ってた。
アハハハ。
やあね冗談よ。
何でもそんなに真面目に受け取らないで。
それでねお母さまさっき言おうとしたんだけど…。
ラプンツェルお母さまちょっと疲れてるのよ。
まず歌を歌ってもらえない?それから話しましょ。
ああ!もちろんいいわよ。
・「花はきらめく魔法の花」・「時を戻せ過去に戻せ」ちょっと!待って!・「傷を癒やせ運命の川さかのぼれ蘇らせろ」ラプンツェル。
お母さまあしたは大切な日ってさっきも言ったけど聞いてなかったでしょ?だからもう一度。
私の誕生日よ!ウフフ。
ジャジャーン!嘘嘘嘘あり得ない。
だってはっきり覚えてるわよ。
誕生日は去年だったでしょ?それが誕生日の面白いとこ。
なぜか毎年来るのよ。
ハァー。
お母さま。
私18になるの。
だからお願いしたいことが…。
ああ。
あしたの誕生日にどうしても…。
あのね私今までずっと…。
ねえラプンツェル。
もごもごしゃべるのはやめてちょうだい。
私そういうのホント大っ嫌いなのよ。
ぶつぶつぶつぶつまったく腹が立つ。
冗談よ。
カワイイわね。
あなたのこと大好きよ。

(パスカルの鳴き声)ああ!空の光を見に行きたいの!ああ何を?だから空に浮かぶ光を見に連れてってもらえないかなって思って。
ああ星のことね。
それなんだけど。
星の図を描いたの。
いつも同じ所にいるわ。
でもこの光は…。
毎年私の誕生日に現れるのよ。
私の誕生日だけに。
胸の奥ではっきりと感じるの。
あの光は私のために…。
自分の目でちゃんと見たいのよ。
窓越しにじゃなくてその場で直接。
あれが何なのかどうしても知りたいの。
外に出たいって言うの?ハッ。
やめてラプンツェル。
あなたったらホントお花みたい。
そう。
・「とてもか弱いの」ねえ分かるでしょ?・「なぜ外に出さないか」分かってるけど…。
それはね…。
・「あなたを守るためなのよ」ええそうねいつかあなたがこの塔を…。
・「出てゆく日が来るのよね」でもまだよ。
でも…。
シッ。
・「信じてあなたのためよ」・「信じなさいお母さまを外は危ない」・「信じなさい危険なものがうようよしてる」・「強盗ギャング漆に台風」・「食中毒お化け」嘘。
ホントよ。
・「毒虫や牙のある男」・「ああ怖いわ心配なの」・「ここにいれば守ってあげる何があろうと」・「全て分かるのよ母親は」ハハハ。
・「あなたはねまだ赤ちゃん大人じゃないんだからね」・「泣き虫はだし幼稚でドジ餌食になるわ」・「世間知らずすぐだまされる常識なんかん〜ゼロ」・「そうおまけにぽちゃぽちゃしてる」・「言うこと聞くのよ」・「分かってねお母さまはいつでも」・「あなたの味方」ラプンツェル。
何?塔の外に出たいなんてもう言わないで。
二度と。
ハァー。
はいお母さま。
あなたのこと大好きなんだから。
私も大好き。
誰よりも一番好きよ。
・「信じて全ては」・「あなたのためよ」じゃあね〜!また来るわよ私のお花ちゃん。
ここで待ってる。
ハァハァ…。
ハァハァ…。
えっ!?おいおい。
おいおいおい…。
まずいぞ何だよ。
まずいどころじゃない。
最悪じゃないか。
俺の鼻こんなふうに描きやがった。
それがどうした。
お前さんたちはいいよな。
実物より色男だぜ。

(マキシマスのいななき)うん?はっ。
よし。
肩を貸せ。
俺が先に登って引き上げる。
まずそのかばんをよこせ。
えっ?何だって?ずっと仲間としてやってきたのにお前たち俺のこと信用してないっていうのか?あっそ。
よし。
俺たちを引っ張り上げろ。
悪いな。
手がふさがってる。
何!?ライダー!何としてでもティアラを取り戻せ!
(衛兵たち)分かりました!
(マキシマスのいななき)もう一息だマキシマス。
やー!ハハー!行け!あー!何してるこいつめ。
早く行け。
駄目だよ。
駄目だ。
やめろって。
やめるんだ。
こいつめ返せ!こら!返せ!ああ…ああ…あー!はっ!あ〜!ああっ!・
(マキシマスのいななき)・
(マキシマスのいななき)ハァー。
ハァー。
ハァー。
やっと二人きりになったね。
キャー!あん?うーん…。
キャー!よし。
いいわよいいわよ。
中に悪者を閉じ込めた。
中に悪者を閉じ込めたわ。
悪者を閉じ込めたのよ。
クロゼットの中に。
アハハ!か弱いから外ではやってけないですって?そう?ウフフフ。
フライパンに聞いてみて…。
うっ!うう…。
うん?うーん…。

(ゴーテル)・「ラプンツェル」あっ!・
(ゴーテル)・「髪の毛下ろして」ああちょっと待っててね。
びっくりさせることがあるわよ〜。
へえ〜。
私もあるの〜。
あ〜ら。
私の方が絶対すごいわ〜。
さあそれはどうかしら。
サトウニンジンを持ってきたの。
今日の夕食はヘーゼルナッツのスープよ。
あなたの大好物。
うれしいでしょ。
お母さま私もどうしても話したいことがあるの。
ケンカの後あなたをほっとくなんて嫌なのよ。
特に私が何にも悪くないときにはね。
あのねさっきお母さまに言われたこと色々考えてたんだけど…。
まだ空の星のこと言ってるんじゃないでしょうね?空に浮かぶ光。
ええ。
そうそれも関係あるんだけどでも…。
その話はもう終わりにしたんじゃなかった?ラプンツェル。
ううん。
そうじゃなくて話っていうのはね外の世界で私がやっていけるのかってことなの。
もちろんあなたはか弱いから外の世界ではやっていけないわ。
だけどこれを見れば…。
ラプンツェルその話はもうおしまい。
ねえ信じて。
私だってちゃんと…。
ラプンツェル。
ラプンツェル。
お願いお母さま。
光の話はもう終わりよ!あんたは絶対にこの塔を出ちゃ駄目なの!一生!ああ…。
もうやだ。
私が悪者ってわけね。
私が言いたかったことはホントはね…。
誕生日プレゼントの話なの。
そう。
何が欲しいの?絵の具よ。
前に持ってきてくれたでしょ?あの白い貝殻の。
でもものすごく遠くまで行かなきゃ手に入らないのよ。
3日はかかってしまう。
だけどそっちの方が星よりもいいかなって。
ハァー。
ちゃんと一人で待ってられるの?だってここにいるかぎりは安全でしょ?
(ゴーテル)3日で帰ってくるからね。
あなたのこと大好きなんだから。
私も大好き。
(ゴーテル)誰よりも一番好きよ。
いくわよ。
あっ。
やー!えっ?これは…髪の毛?逃げようと…。
逃げようとしても無駄よ。
えっ?何しに来たか分かってるわ。
そうよ。
あんたなんか怖くないんだから。
えっ?あなた誰?どうやって私を見つけたの?はあ…。
あなた誰?どうやって私を見つけたの?
(せきばらい)君が誰だか知らないしどうやって見つけたのかも分からないよ。
だが一言言わせてくれ。
やあ。
調子はどう?俺フリン・ライダー。
楽しくやってる?うん?他に誰がこの場所のこと知ってるの?フリン・ライダー。
なあお嬢ちゃん俺は…。
ラプンツェルよ。
初めまして。
まあ聞けよ。
俺は森ん中を楽しく駆け回ってた。
でこの塔を見つけてそれで…。
あっおいおい俺のかばんどこやった?私が隠した。
絶対に見つけられない所に。
あのつぼの中だろ?
(殴る音)うん?やー!おいそれやめてくれないかな。
今度こそ見つけられない場所に隠したわよ。
それで私の髪の毛をどうしたいの?切るの?えっ?売るの?まさか。
お前の髪の毛をどうしたいもこうしたいもあるもんか。
とにかくほどいてくれりゃそれでいいんだ。
じゃあ…待って。
髪の毛が欲しいんじゃないの?どうしてそんな物欲しがるんだよ!俺は追い掛けられて塔があったから登ったんだ。
ただそれだけ。
それホントのこと?そうさ。
うーん。
私一人じゃ外へは行けないでしょ。
私も彼は嘘ついてないと思う。
牙だってないし。
あの人に頼るしかないのよ。
ハァー。
いいわフリン・ライダー。
えっ?あなたと取引してあげるわ。
取引?こっちを見て。
あー!あなた知ってる?この光が何か。
プリンセスのために飛ばしてる灯りのこと?飛ばしてる?やっぱり星じゃないのね。
いい?あしたの夜になるとこの灯りがたくさん空に向かって飛んでいく。
あなたは私のガイドとして私をその場所へ連れていきここへ送り帰すの。
そしたら…。
無事帰れたら大事なかばんを返してあげる。
さあどうかしら?いや。
そりゃ無理な話だな。
残念だけど俺は今この国相手にちょっとケンカしてるもんでね。
のこのこ出掛けるわけにはいかない。
あなたはここへ導かれたのよフリン・ライダー。
何が導いたのか運命宿命…。
馬だよ。
だからあなたのこと信じるって決めたのよ。
まずいこと決めたね。
ちょっと分かってるの?私は本気なのよ。
あなたがこの塔をばらばらにして捜し回ったとしても私が教えなきゃ大切なかばんは絶対見つからないわよ。
(せきばらい)つまりこういうことかい?君に空飛ぶ灯りを見せてここへ送ってくればすぐにかばんを返してくれるってわけ?ええ。
約束する。
私は一度約束したら何があっても決して破ったりしないわ。
絶対。
もうしょうがないなこんなことしたくないんだけど他に選択肢がなさそうだ。
僕の気持ちを分かってくれ。
どうも今日は調子悪いな。
いつもならすぐ効くのに。
いいよ分かった見に連れてってやる。
ホントに?うっ。
やだ。
カッコ悪過ぎ…。
来いよ!お嬢ちゃん。
・「全てがとても大きく見えるの」・「外の世界不安だわ」・「この塔に残ることもできる」・「でもそう行くのよ」アハハハ。
フフフ。
フフフ。
ウフフフ。
・「これが草ね大地優しいにおい」・「私を呼ぶ夏の香り」・「これが自由最高何てすてき」・「心のまま風と一緒に走って」・「弾んで跳ねて踊って回る」・「そうよついに踏み出したわ」・「最初の一歩を」信じられない。
とうとう外に出たのよ。
外に出た。
信じられない。
とうとう外に出た!あっお母さまきっとカンカンね。
だけど別に構わない。
バレなきゃ平気だもん。
でしょ?ああどうしよう。
お母さまが悲しむわ。
ものすごーく楽しーい!私ってひどい子よね。
戻らなくちゃ。
絶対戻ったりしないんだから!ウフ。
私ホントに最低の人間よ。
フッフー!今までで最高の日だわ!アハハハ。
(泣き声)
(せきばらい)あのさちょっと見てて思ったんだけど君自分の心と闘ってるんだね。
えっ?まあ気持ちは分かるよホント。
あまりにも過保護な母親許されない旅。
すごく深刻な問題だ。
でも思い詰めることはないさ。
大人になる道なんだ。
ちょっとした反抗ちょっとした冒険いいじゃないか。
健全なことだよ。
そう思う?ああ。
思うさ。
君はちょっと考え過ぎてるんだよ。
親がそんなに大事か?もちろんお母さんの胸は悲しみで張り裂けつぶれるだろう。
でも君はやらなきゃならないんだ。
胸が張り裂ける?真っ二つ。
つぶれてしまうの?ぐちゃっとね。
お母さま悲しむに決まってるわよね。
そうだね悲しむよ。
ああ困ったな。
しょうがない今回だけは特別だぞ。
取引はなしにしてやる。
なし?そういうこと。
別にお礼はいいよ。
くるっと向きを変えて君をうちまで送ってやる。
はいカエル持って。
俺はかばんを取り戻し君は信頼にあふれた親子の絆を取り戻すんだよ。
で終わり。
俺たちは何もなかったかのように別れる。
嫌よ。
私はどうしてもあの光を見たいの。
もう何でだよ!かばん取り返すのにどんだけ苦労させる気だ!これ使うわよ。

(物音)悪者が来たの?殺し屋?私を捕まえに?落ち着けって。
カワイイウサギじゃないか。
ああ。
ごめんなさい。
何だか私ちょっとびくびくしてるみたいね。
悪者や殺し屋に会わないで済めばそれに越したことないよな?ウフフ。
ええ。
だったらうれしいんだけど。
腹減ってないか?近くにすごくいい店があるんだ。
どこ?まあ任せとけ。
匂いですぐに分かる。

(マキシマスのいななき)ああ…。
お城の馬ね。
誰が乗ってきたのよ?ラプンツェル…。
ラプンツェル!
(ゴーテル)・「ラプンツェル」・「髪の毛下ろして」ラプンツェル。
ラプンツェル…。

(ゴーテル)ラプンツェル?ラプンツェル!何…。
確かどこかこの辺りにあるはずなんだが…。
ああ!ほらあの店「可愛いアヒルの子」大丈夫。
すごくしゃれた場所で君にぴったりだよ。
こんな冒険怖いからもうやめようなんてビビったりしてないよな?ええ。
アヒルの子大好き。
やった〜!ギャルソン最高の席を頼む!ひっ!におうかい?鼻から大きく息を吸って。
腹の底までくーっと。
さあどうだ?俺が感じるのは男のにおいとそれから最悪の男のにおい。
なぜか分かんないけど鼻が曲がりそうだぜ。
君はどう?ひっ。
こりゃあすげえ髪だな。
伸ばしてるんだよ。
ひげに付いてんの血か?おいお嬢ちゃん見ろ。
ひげにどばーっと血が付いてるぞ。
おっとっとすごい血だな。
(男性のうなり声)おい顔色悪いぜお嬢ちゃん。
もう諦めて家に帰ったらどうだ?その方がいいぜ。
ここは最高に上品な店なんだ。
ここでキャーキャー言ってるようじゃやっぱあの塔に戻るしかないだろうね。
(ヴラッド)これはてめえか?ハッ。
こりゃひど過ぎるね。
(男性)ハハハ。
そいつに決まってらぁ。
グレノ衛兵を捜してこい。
賞金もらえやぁ新しいフックが買えるぜ。
(アッティラ)賞金は俺の物だ。
(ヴラッド)俺はどうなる?金がねえんだ。
下がってろ。
あなたたちやめなさい!待て!大丈夫だから。
やめて!その人放して!頼むよ紳士諸君。
私のガイドを返して!うおー!悪者め!鼻はやめて!鼻はやめて!鼻はやめて!彼を放しなさい!聞いて。
ここがどこか知らないけどその人に空飛ぶ灯りを見せてもらわなきゃならないの。
私の一生の夢なのよ。
優しい心を思い出して!あなたたちは夢を持ったことないの?俺も昔は夢があった。
ひっ!・
(アコーディオンの演奏)・「俺は悪党意地悪下品ですぐ暴力ふるっちまうし」・「顔だってこんなにおっかないんだけど」・「人を見掛けで判断するな」・「俺の夢はピアニスト」・「ステージでライト浴びモーツァルト」・「いつか弾いてみたい」・「命奪うより」・「心を奪いたいんだ」・「サンキュー!俺の大切な夢」
(男性たち)・「やつには夢がある」・「こんな暮らししていても」・「夢見る心はまだなくしてない」・「誰にでも夢がある」
(男性たち)・「ラララララララララララララ」・「俺は傷だらけそれに腕も腫れている」・「おまけに青白い顔」・「足は強烈に臭いし鼻は強烈にでかい」・「でも俺は恋人が欲しい」・「いつかカワイイ彼女乗せ」・「ボートをこぎたいな」・「こんな顔してるけど心はとっても優しいんだよ」・「隠してきた憧れ」・「ひそかに」
(男性たち)・「やつには」
(男性)・「夢見る」
(男性たち)・「夢がある」
(男性)・「恋の花咲くあしたを」・「体は中年だけど心は少年なんだよ」・「みんな夢はあるのさ」
(男性)・「彼の夢はフローリスト」
(男性)・「インテリアデザイナー」
(男性)・「パントマイム」
(男性)・「お菓子作り大好き」
(男性たち)・「編み物裁縫人形芝居」・「たくさん集めてるユニコーン」おいお前はどうだ?どうって何が?夢は何だ?あーちょっとちょっと。
悪いねみんな。
俺は歌わない。
・「夢はある俺にもみんなと同じだ」・「明るい南の島で」・「一人のんびり太陽浴びて」・「優雅に暮らすのが夢」・「私にも」
(男性たち)・「彼女にゃ」・「夢がある」
(男性たち)・「夢がある」・「空を飛ぶ光を見たい」・「自由になれて私とってもうれしいわ」・「誰でも夢見るのね」
(男性たち)・「誰でも誰でも誰でも夢見る」・「だから俺たちは同じ仲間さ」
(男性たち)・「周りのやつらにどう思われたって」
(男性)・「そんなこと関係ないんだよ」
(男性たち)・「誰にでも夢がある」
(男性たち)・「仲間さ仲間さ仲間さ仲間さ仲間さ」・「仲間さ」
(ウルフ)・「フーフーフーフー」
(一同)・「いつも夢追い掛けて」・「イェーイ!」
嘘から始まる奇跡の1日が幕を開ける
突如現れた謎の超生物!?
衛兵連れてきたぜ!ライダーはどこだ?どこにいる?ここにいるのは分かってるんだ。
捜すんだ!隅から隅までくまなく捜し回れ!行け。
夢を追い掛けろ。
頑張るよ。
お前の夢はくだらん。
この子の夢さ。
色々ありがとう。
捜してんのはこの男じゃねえか?そうだろう?あ〜捕まっちゃった。
ライダーの姿はありません。

(マキシマスのいななき)マキシマス!何をやってるんだ?
(マキシマスのいななき)おい通路だ。
よしみんなついてこい。
コンリーそいつらが逃げないように見張ってろ。
(コンリー)うっ。
安全を取るか。
ティアラを追い掛けるか。
(2人)フフフ。

(男性)・「俺には夢がある」・「俺…」お〜誰かグラス取ってくれよ。
飲み干したくなるぜ。
水も滴るいい女。
もうやあねやめてちょうだいよ。
ハハハ。
あのトンネルの出口はどこ?ナイフ…。
いや知らなかったよ。
君にあんな勇気があったとはね。
ホントびっくりした。
ホントよね。
そうでしょ?ねえフリン。
生まれはどこ?おっと悪いねお嬢ちゃん。
昔話はしないんだ。
それより君に興味津々なんだけどさ。
聞いちゃ駄目なんだよね?その髪の毛のこと。
そう。
お母さんのことも?ええ。
そのカエルのことは怖くて聞けないし。
カメレオンよ。
あっそうなの。
でも一つ教えてくれ。
そんなに空飛ぶ灯りが見たいんだったら何で今まで見に行かなかった?ああ…。
それは…。
フリン?フリン!ライダー!走れ。
走れ!あれは誰?俺の敵だよ。
あれは誰?あっちも俺の敵だ。
あれは誰?今ここにいるやつらはみんな俺の敵って思った方がいい。
持ってて。
うっ…。

(隊長)ヘヘヘヘ…。
このときをずっと待っていたんだ。
お〜こりゃあいいね。
俺もこういうのぜひ一つ欲しいな。
ハッ!こんなへんてこな戦いはさすがの俺も生まれて初めてだぜ。
(落ちる音)3回勝負でどう?フリン!フリン気を付けて。
ハッ!ホント笑っちゃうよねその顔。
ざまあ…。
見ろだ。
・来いよお嬢ちゃん。
飛べ!ああっ!ああ…。
ああ…駄目だ。
暗くて何も見えない。
おい。
どうせ無駄だよ。
水の中は真っ暗だ。
全部私が悪いの。
お母さまの言うとおりにしてればよかったんだわ。
ごめんね。
ホントにごめんなさい。
フリン。
ハァ…。
ユージーン。
えっ?ホントの名前はユージーン・フィッツハーバート。
誰にも言ったことなかったけど。
私の髪は歌うと光る魔法の髪なの。
えっ!?私の髪…私の髪は歌うと光るのよ。
・「花はきらめく魔法の花」あっ!助かったのね。
髪の毛が光った。
生きてる。
生きてるわ。
あり得ないよな。
ユージーン。
ホントに髪の毛が光った。
ユージーン。
どうして髪が光るんだ。
ユージーン!何だよ?ただ光るだけじゃないの。
何でこのカエル笑ってんだ?・
(男性のせき)あの野郎…ライダーめ許さん。
町であいつを待ち伏せしてティアラを取り戻すんだ。
行くぞ!・
(ゴーテル)ちょっと〜。
自分の尻尾を追い掛け回す野良犬じゃあるまいしぐるぐる回るのはやめて少しは頭使ったら。
やめてよ。
そんな必要ないわ。
(2人)ヘヘヘッ。
まっそれだけでもう満足って言うならさっさと行っていいわよ。
そんなティアラの何千倍もお金になるものがあるの。
おまけに飛びっ切りいいことまで楽しめるのに。
ハハハッ。
まあいいわ。
ご自由に。
ティアラは好きにしてね〜。
いいことって何だ?もちろんあいつに復讐することよ。
フリン・ライダー。
何だよ?黙り込んでどうしたんだ?傷を魔法の髪の毛で巻いたりしてさ。
あっ…。
ごめんなさい。
お願い。
どうか…どうか怖がらないでね。
ハァー。
・「花はきらめく」・「魔法の花」・「時を戻せ過去に戻せ」・「傷を癒やせ」・「運命の川」・「さかのぼれ蘇らせろ」・「過去の夢」ああっ。
あっ…。
怖がらないで。
あ〜…。
あ〜怖がってなんかないよ。
君怖いの?ホント面白いよねその髪の毛。
魔法を見ちゃったよ。
いつからこんなことができるようになったわけ?あ〜…。
生まれたときからかな。
赤ちゃんのころ狙われてたんですって。
髪を切って自分のものにしようって人たちに。
でもいったん切ってしまうと髪は茶色くなって力を失うの。
こういう特別な力はしっかり守らないとね。
そのためにお母さまは…。
ハァー。
それで私一度もあの塔の外に…。
んー…。
塔の外に出たことがない。
今もあそこへ戻りたいと思ってる?いいえ。
ええ…。
ああ…そう簡単じゃないのよ。
ハァー。
それで?ユージーン・フィッツハーバートだっけ?ああそう。
まあね。
親の顔も知らないかわいそうなユージーン・フィッツハーバートの話なんか聞かなくていいよ。
気がめいっちまうからさ。
アハッ。
本があったんだ。
毎晩小さい子たちに読んでやってた。
主人公はフリナガン・ライダー。
はちゃめちゃな暴れ者。
とてつもない金持ちで女の扱いもうまいときてる。
もちろんそれをはなにかけちゃいない。
ウフッ。
その人も盗賊なの?あ〜…いや違う。
だってさそいつは大金持ちでやりたいことができるし行きたい所へ行けるんだ。
何も持ってない子供の俺としちゃあ何て言うのかな…。
そいつにあやかれたらって。
この話は絶対誰にも言うんじゃないぞ。
いいな。
俺さまの評判が下がっちまうだろ。
ああ。
それは困るわね。
まっしょせんは嘘の評判なんだけどね。
ウフフフ。
フッ。
ウフフ。
(せきばらい)さてとそれじゃあ俺は…。
俺はもうちょっとまきを集めてこないと。
ねえ。
言っとくけど私はフリン・ライダーよりユージーン・フィッツハーバートの方が好きよ。
そんなことは初めて言われたよ。
ありがとう。
フフ。
あ〜らあの男どこへ行ったの?お母さま?会えてよかった。
ああ…だけど何で?どうやって私を見つけたの?ああそんなの簡単なことよ。
反抗と裏切りのにおいがぷんぷんしたからそのにおいをたどってきたの。
ハァーお母さま。
うちへ帰るわよラプンツェル。
すぐに。
お母さまは分かってないのよ。
本当に有意義な旅なの。
いろんなものを見てたくさん学んだし。
ああ…知り合いもできたのよ。
指名手配のこそ泥ね。
素晴らしいわ。
さあ行くわよ。
お母さま待って。
きっとね…。
彼は私が好きなの。
あなたを好きですって?やめてどうかしてるわ。
でもお母さま…。
だから外に出てはいけなかったのよ。
そんな夢みたいなロマンスただの勘違い。
え〜そうよ。
あなたはうぶなんだから分かってないの。
あなたみたいな子供好かれるはずないでしょ。
今は夢中。
でもいい頭を冷やして。
お母さまのところへ帰ってらっしゃい。
さあ…。
嫌よ!嫌?まあ大した自信ね。
自分は大人で何でも分かってるつもりなのね。
・「お利口さんだこと」・「でもお嬢ちゃん」・「それならあいつに渡してみるがいい」・「これを」どうしてそれを?・「これが狙いなのさ」・「お前はだまされてる」・「見ててごらんよ」そうするわ。
・「あの男すぐ逃げ出す」・「お前は置き去りよ」それほど愛されてるって自信があるならいいわよ。
あいつを試すんだ!お母さま待って。
・「泣いて悔やんでも」・「遅いのよ」・おーい!なぁ。
ちょっとだけ聞いてもいいかな?俺の手にすごいパワーが宿るなんてことあったりする?いやマジな話さぁ。
そうなったら最高だろ?なぁ?大丈夫?ああ…ごめん平気よ。
ちょっと考え事をしてただけ。
さっきの話だけどさ人並み外れたカッコ良さならもうあるだろ?生まれつきだ。
でも人並み外れたパワーはどうかな?可能性あると思う?もしもそうなったら…。
(男性)うう…。
(ゴーテル)慌てるんじゃないよ。
よく言うじゃないの「果報は寝て待て」
悟空対フリーザ。
全宇宙の運命はこの戦いに懸かっている
勝つのはどっちだ!?
ナンバーワン達成!
とどまるところを知らない『ドラゴンボール』旋風!
ゴールデンウイークは…
人は頭の中に会議室を持っている
年下に恋をしたいちこの場合…
あなたの脳が騒ぎ出す誰にも言えないラブパニック
(寝息)ん?何?やあどうも。
謝りに来てくれたのかい?・あーっ!よせよせよせ!放してくれ!やめてくれ!おい!放せってば!彼を放して!あ〜放せ放せ放せ!待って!待って待って待って!待って待って!いい子だから静かにして。
落ち着いて!いい子にして。
さあほら静かに静かに。
静かに。
ええそうよ。
じゃあお座り。
お座り。
はあ?靴を離して。
離しなさい。
あああなたってホントにいい子なのね。
とってもいい子よ。
ハハアハハ。
へっとへとになるまであの悪いやつを追い掛けてたのよね。
悪いやつ?それなのにだ〜れもあなたを褒めてくれない。
ひどいわ。
待てよ。
そいつが悪いやつだ。
ちっとも悪くないわ。
大きなカワイイ子よ。
ねっそうでしょ。
マキシマス。
ああ冗談は顔だけにしてくれよ。
聞いて。
今日は私の人生で一番大切な日なのよ。
だからお願い。
この悪いやつを捕まえないでおいてくれるかなぁ。
一日だけでいいの。
その後は2人で好きなだけ追っかけっこして構わないから。
いいでしょ?ハァー。
あのね今日は私の誕生日なのよ。

(鐘の音)うっ。
フンッ。

(男性)おっと。
気を付けて。
すみません。
あっあっ…。

(笑い声)
(指笛)
(女の子たち)わぁ!わあありがとう。

(女の子)消えたプリンセスに。

(演奏)
(歓声)・
(係官)船に乗れ。
おいマックス。
何だよ?ちゃんと買ったって。
まっだいたいはね。
これからどこ行くの?人生で最高の日なんだろ?飛び切りの席を用意しなきゃ。
ハァー。
大丈夫かい?私怖いの。
なぜ?ずっと18年の間窓の外を眺めて夢見てた。
あの光が空に舞い上がる様子を間近で見たいって。
想像してたのと全然違ってたらどうしたらいいの?違わないさ。
夢がかなってしまったら次は何をしたらいい?それが楽しいんじゃないか。
また新しい夢を探すんだ。
フフ。
・「いつも憧れてた」・「一人塔の中で」・「外の世界はどんなにすてきか」・「今夜は星空の下霧が晴れたように」・「やっと見つけた私のいる場所」・「輝いている未来照らす光」・「夢をかなえた特別な夜」・「世界がまるで昨日とは違う」・「ようやく巡り会えた大事な人」フフ。
私も渡すものがあるの。
もっと早く返さなきゃいけなかったけど。
何だか怖くて。
だけどね今はもう怖くない。
なぜか分かる?分かる気がする。
・「いつも気の向くまま一人生きてきた」・「本当に大切なことに背を向け」・「今夜は僕のそばで君が微笑んでる」・「やっと見つけた僕のいる場所」・「輝いている」・「輝いている」・「未来照らす光」・「夢をかなえた」・「夢をかなえた」・「特別な夜」・「世界がまるで」・「世界がまるで」・「昨日とは違う」・「昨日とは違う」・「ようやく巡り会えた」・「ようやく巡り会えた」・「大事な人」・「大事な人」・「大事な人」・「大事な人」ねえ?どうかしたの?えっ?ああそう。
ああもちろん大丈夫だ。
ただその…。
ホントごめん。
何も心配ないよ。
ちょっと片付けることがあるんだ。
分かった。
すぐに戻るから。
大丈夫だから。
パスカル。
あ〜そこにいたのか。
あのときはぐれてからそこらじゅう捜し回ったんだぜ。
おっなかなかいい感じじゃないかそのもみ上げ。
えっ?結構気に入ってんじゃないの?
(せきばらい)とにかく一言言いたくてさ。
あんときは悪かった。
ティアラはお前たちの物だ。
ほら受け取れ。
それじゃあな。
これっきりさよならするのが一番…。
また隠し事かよ。
えっ?ライダー。
何?いい物見つけたんだろ?ティアラよりずっと価値がある物をな。
俺たちが欲しいのはその女だ。
ああ…ティアラを持って一人で逃げたのかもって心配になっちゃった。
逃げたぜ。
えっ?嘘よ。
あり得ない。
自分で見てみな。
ユージーン?ユージーン!
(男性)いい取引だろ?ティアラと魔法の髪を持つ娘。
はっ。
(男性)永遠の若さと健康が手に入るならみんな幾ら払うと思う?やめて。
お願い。
嫌っ。
やめて!あーっ。

(殴る音)・
(男性たちのうめき声)・
(ゴーテル)ラプンツェル!お母さま。
(ゴーテル)ハァハァ…。
ああ無事だったのね。
お母さま。
大丈夫だった?ケガはない?お母さまどうやって?あなたのことがとても心配だったのよ。
それで後をつけてあなたが襲われているのを見たの。
さあ行きましょう。
やつらが起きる前に早く。
お母さまの言うとおり。
全部お母さまが正しかった。
よく分かってるわよ。
分かってる。
(衛兵)ん?
(衛兵)見ろ。
ティアラだ。
ラプンツェル。
ラプンツェル!やめろやめろ!待て待て待て!違うんだ!
(衛兵)来い!ラプンツェル!ハァー。

(扉の開く音)さあ行くぞ。
出ろライダー。
どこへ行くんだ。
ハァー。
(ゴーテル)いいわ。
もう全部忘れなさい。
さっ手を洗ってらっしゃい。
ヘーゼルナッツのスープを作ってあげる。
ああ…私だって頑張ったのよラプンツェル。
外は危ないって何度も教えてあげたじゃない。
外は闇に包まれてる。
身勝手で残酷な人ばかり。
太陽の一筋の光が差し込んだとしても全て消されてしまうわ。

(パスカルの鳴き声)ハァー。
ああっ!ん?どうやって探り出した。
彼女の秘密を。
聞いたんだ。
年寄りの女から。
年寄りの女…まさか。
待て待て!よせ待て!待ってくれ!彼女が危ないんだ!放せ!ラプンツェル?ラプンツェル上で何してるの?ちょっと大丈夫?私は消えたプリンセス。
ああ…もっとはっきりしゃべってちょうだい。
ぶつぶつ言うのは嫌いなのよ。
私は消えたプリンセス。
そうでしょ?はっきり聞こえた?お母さま。
お母さまって呼ぶべきなのかしら。
やあねラプンツェル。
いったい何の話してるの?なぜいきなりそんなおかしな質問するのよ。
あなただったのね。
みんなあなたが仕組んだことなのよ。
全てはあなたを守るためにしたこと。
ラプンツェル。
生まれてからずーっと隠れて生きてきた。
私の力を利用しようとする悪い人たちから。
ラプンツェル。
でも私を利用していたのはあなただった。
どこへ行くつもり?あいつは絶対に来ないよ。
彼に何をしたの?
(ゴーテル)あの悪人は間もなく死刑になるわ。
そんな…。
ほ〜らほらもう平気だから安心しなさい。
これで全部収まるところに収まったのよ。
やめて!外は怖いなんてみんな嘘だった。
私がプリンセスってことも隠してた。
あなたにはもう二度とこの髪の力を使わせたりしないわ。
二度と!私を悪者にしたいのね。
あっそう。
なら悪者になってやるわよ。
どうしたんだ。
扉を開けろ!
(扉をたたく音)合言葉を言いな。
何?
(男性)外れ。
扉を開けるんだ!
(男性)全然違う。
3秒だけ待ってやる。
1。
2。
3。
はあ?あっ…。
フライパン!最高の武器だよなぁ。

(扉をたたく音)あ〜!
(衛兵)捕まえろ捕まえろ!
(ヴラッド)お〜!
(衛兵たち)うわ〜!顎引け。
顎引く。
脇締めろ。
脇締める。
膝開け。
膝開く。
膝開く?
(ヴラッド)はいっ!でも何で膝なんか開いて…。
あ〜!ああっ。
マックス。
お前があいつらをここへ?ありがとう。
ホントにありがとう。
あ〜…。
もしかすると俺たち今までずっとお互い誤解してたのかもしれない。
お前と俺は…。
そうだな。
それより逃げよう。
マックス?マックス!マックス!あ〜!いいぞマックス。
お前のマックススピードを見せてくれ。
ラプンツェル!ラプンツェル髪の毛を下ろしてくれ!・
(扉の開く音)ラプンツェルもう会えないかと思ったよ。
はっ?うっ。
うう…。
ああ…。
全部あんたのせいよラプンツェル。
ああ心配しないで。
秘密はこいつと共に葬られるわ。
そして私たちは…フッこのまま姿を消すのよ。
もう二度と見つからない場所にね。
ラプンツェルおいで。
いいかげんにしなさい!逆らうのはやめるんだよ!いやっ。
絶対にやめない。
これから先も生きてるかぎりずーっと逆らい続けるわ。
諦めないわよ。
どんなことをしてでも逃げ出してみせるから。
でも彼を助けていいなら言うことを聞く。
駄目だ。
駄目だラプンツェル。
絶対逃げない。
絶対に出ていかないから。
すぐに彼の傷を治させて。
そしたらあなたのそばにいる。
望みどおりいつまでも一緒にね。
何もかも今までどおりよ。
約束する。
望みどおりにするわ。
だから彼の傷を治させて。
あんたが私たちのこと追い掛けてきちゃ困るからね。
ユ…ユージーン。
あっああ…。
ああ…ごめんなさい。
でもこれでもう大丈夫だから。
よせラプンツェル。
ホントに大丈夫よ。
私を信じて。
駄目だ。
頑張って。
さあ息をして。
そんなことさせられない。
あなたを死なせたくないの。
でも君が犠牲になってしまう。
シーシー…。
ねぇ絶対大丈夫だから。
ラプンツェルちょっと待って。
ユージーン何を…。
駄目よ!ああ…そんな!嘘!?何てことしてくれたの!何てことしたのよ!嫌っ。
そんな…ああっ…ああ…。
もう嫌っ。
嫌よもう。
駄目ああ…。
あっ嫌っ…。
嫌っ!嫌〜!あっ…。
駄目駄目駄目。
ユージーン。
(せき)嫌っ。
こっちを見て。
見て私はここよ。
しっかりして死なないでユージーン。
・「花はきらめく魔法の花」ラプンツェル…。
・「時を戻せ過去に戻せ」ラ…ラプンツェル。
何?君は俺の新しい夢だ。
あなたは私の…。
あっああ…。
・「傷を癒やせ」・「運命の川」・「さかのぼれ」・「蘇らせろ」過去の夢…。
ハァー。
ラプンツェル。
ユージーン。
ハァー俺言ったっけ?その髪の色の方がいいって。
ユージーン!ハハハ。

(国王)ハハハ。
えっ?
さーてこの後どうなったか想像がつくだろ?
消えたプリンセスが帰ってきて国中が大喜び
お祝いのパーティーは一週間続いた
浮かれっ放しでほとんど覚えてないけどね
そしてあっちこっちで夢がかなった
この男は世界一有名なピアニストへの道をまっしぐら
びっくりだろ?
この男はついに真実の愛を見つけた
でこの男やっぱり幸せだと思うよ
何にも言わないけどね
マキシマスのおかげで国中の犯罪はあっという間になくなった
それから国中のリンゴも
パスカルは…
何も変わらない
とうとうラプンツェルは家へ帰った
本当の家族と一緒になれたんだ
彼女は期待どおりのプリンセスだった
国民から愛され両親と同じように愛と知恵で国を導いたんだ
俺はユージーンって名前に戻り盗みはやめてまっとうな生活を始めた
でもみんなが一番気になるのはあれだろ?
ラプンツェルと俺は結婚したのか?
教えてやるよ
結婚しようって何年も何年も何年もせがまれて…
仕方なくOKしてあげた
ユージーン?
はいはい。
プロポーズしたのは俺だよ
そしていつまでも幸せに暮らしました
そういうこと
ディズニーが送る…
本当の魔法はあなたの勇気
悟空対フリーザ。
全宇宙の運命はこの戦いに懸かっている
勝つのはどっちだ!?
ここは頭の中の会議室
鎌倉の町で4人が本当の家族になるまでの1年間の物語
2015/04/24(金) 21:00〜22:52
関西テレビ1
金曜プレミアム・塔の上のラプンツェル[字][二]

「私は知りたい—新しい世界を」18年間、塔の中で暮らしてきたラプンツェル。魔法の髪に導かれて、いま、未知なる世界への旅が始まる・・。

詳細情報
番組内容
 初めての世界、初めての喜び、初めての恋・・・この春、「初めて」の旅が始まる———。

 深い森に囲まれた、入口のない高い塔。その中に、18年もの間、まったく外の世界を知らずに成長した美しい少女がいた。彼女の名は、ラプンツェル。自由自在に操れる、驚くほど長い“黄金色の髪”を持つ少女。夢は、毎年、誕生日になると夜空いっぱいに現れる“不思議な灯り”の正体を確かめること…。
番組内容2
 塔の中に迷い込んできたお尋ね者の大泥棒フリンとの出会いをきっかけに、未知なる世界への期待と好奇心、そして魔法の髪に導かれ、ラプンツェルの“すべてが初めて”の旅が始まる。
 新しい世界へ踏み出す「勇気」のすばらしさを描いた、記念すべきディズニー長編アニメーション第50作目にふさわしい、美しく感動に満ちた物語。
出演者
【声の出演】
ラプンツェル: 中川翔子(歌: 小此木麻里) 
フリン・ライダー: 畠中洋 
ゴーテル: 剣幸 
スタビントン兄弟: 飯島肇
スタッフ
【脚本】
ダン・フォーゲルマン 

【監督】
ネイサン・グレノ 
バイロン・ハワード

ジャンル :
映画 – アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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