今夜のゲストはスノーボードアルペン選手の竹内智香さんです。
(今田)お願いします。
よろしくお願いします。
昨年開催された冬季ソチオリンピックで彼女は日本女子スノーボード界に悲願のメダルをもたらした
(実況)オリンピックの舞台銀メダル以上確定〜!この大舞台でやってのけました!
さらに…
今年の世界選手権でも銅メダルを獲得
今や女子スノーボードアルペン競技で世界を代表するトップ選手となった
すごいですね〜。
4回出てるんですねオリンピックは。
でも出てるだけでは意味がなくて。
そうですよねでも出てるだけでは意味ない言うてもオリンピックですよ。
つい僕も「はい」って言ってしまいましたけど。
いやいや…出てるだけでもすごいですよ。
でもやっぱその時手応えみたいなん感じるんすか?いやまだもうちょっと行けるみたいな。
何か実際バンクーバーオリンピックの時もランキング3位で。
今回ソチ2位だったんですけど。
メダルを。
アナザースカイはスイス
真っ赤なワゴンで彼女は現れた
(ディレクター)お疲れさまです。
お疲れさまです。
(ディレクター)車で。
(ディレクター)いつも車移動なんですか?そうですねヨーロッパは荷物が多いので。
基本的には。
(スタジオ:今田)運転するんすか?
(スタジオ:竹内)いやこの時はスタッフが運転してくれて。
ヨーロッパ転戦中の移動手段は専ら車
10時間近く運転することもあるという
今回我々は彼女のつかの間の休日に密着
しかし向かった先は雪山だった
何かこういうふうに…。
何か…。
それ以外は結構こういう…。
(スタジオ:今田)趣味なんや。
(スタジオ:竹内)はいそうですね。
「苦に感じない」と言うが…
(スタジオ:今田)1時間半?スキーでめちゃくちゃしんどないっすか?
(スタジオ:竹内)これはでも平地なのでグルグルと楽しく。
走る
走る
走る
気分転換でやっぱり…。
何でも楽しんでやる
だから成長できた
何かスノボの選手やからスキーやっちゃうとフォームが崩れたりとかそういうことって関係ないんすか?日本にいた時はあれやっちゃダメこれやっちゃダメっていうのはすごくあったんですけど。
スイス行ってからはホントにいろんなこと普通にやるといいよって言われましたね。
コーチも止めない。
そうですっていうかクロスカントリーはどちらかというとコーチがセッティングした練習だったので。
へぇ〜。
オフはどう過ごす?
う〜んといつもはレース始まる前に…。
今回延期になったりで時間なくて何も買い物できなかったので…。
頑張った頑張る自分へのご褒美
これをモチベーションに変える
英語はもう全然喋れなくなっちゃったから。
(スタジオ:今田)あっ似合う合いますね。
アスリートらしからぬこんな一面も…
食べて…
食べて…
また食べて…
(スタジオ:今田)食いますね。
お次はソーセージ以上の大好物にロックオン
(ディレクター)ハハハ…。
ハハハ…。
いただきます。
(スタジオ:今田)うわうまそうこれ。
う〜ん熱い。
おいしい。
フフフ…。
(スタジオ:今田)食べる気満々。
(ディレクター)ご自身が。
(スタジオ:瀧本)おいしそう。
(スタジオ:今田)おいしそうやね。
おいしい。
あっという間に…
あっという間の幸せな時間は終わりました。
(スタジオ:今田)ペロリや。
食事とかアスリートの人って結構デリケートにしてはんのかなと思ったんですけど。
してる人は多いとは思うんですけど。
竹内さんはあんまり関係なく?私は…。
って言われてスイスに行った時に…。
ささみばっかり食うてるわけやないと。
そう。
…と思って。
私は行った時に…。
なるほど。
それが…。
えっちょっと待ってくださいあまり滑らないというのは?練習?はぁ〜。
…とかそういう感じで。
明らかに堕落しそうな…話だけ聞いてたら。
3分の1しか滑らなくて天候見て前の日飲んだりとか。
それが結構カルチャーショックで。
こんなに努力して来てこの成績でこの人達は何でこんな成績がもらえるんだろうと思って。
滑らないことはすごい不安で。
そうですよね。
コーチにももっと滑りたいって言ったら「スイスチームに来たんだからうちのやり方で1回やって…」。
コーチ自身もそうなんすか。
そう言われて。
「それで結果が出なかったならじゃあ考えよう」って言われてでもそれで3か月くらいやってその後の2戦初めて出たレースが一番自分の中のベストリザルトが2つ出て。
はぁ〜。
それで常に…。
…んだなってその時に思いました。
最近思うのが頑張り過ぎてスタートの時に糸が切れちゃってる…。
なるほど練習でやりきったみたいな。
そのお菓子食べることとかだらしなく生活することがいいことなんじゃなくて結構…。
そうかず〜っと張りっ放しやと切れてしまうっていうことですね。
だからそういうメリハリ…今はその頃みたいな生活はしてないですけども。
スイスに渡った当初はカルチャーショックの連続だった
信じて来た全てが木っ端みじんに打ち砕かれた
チューリッヒから車でおよそ50分
大切なことを惜しみなく教えてくれた…
Hallohi.
(シモン)Hallo.Hallo.HappyBirthday.Danke.Hallo.
家族のように迎えてくれた
この2人と出会っていなかったら今の私はない
え〜っとお兄ちゃんのシモン・ショッホです。
トリノで銀メダル取っててこっちが弟のフィリップ・ショッホでソルトレイクとトリノで金メダル取ってます。
多分2000年くらいからワ−ルドカップで会ってるけど仲良く喋るようになったのは2007年2008年からです。
本当の…。
彼ら選手だったのに多分私が彼らの何て言うんだろ時間とか体力を使ってた時間っていうのはすごいと思う。
きっと自分達のことを置いといて私のことをすごい面倒見てくれてたし。
ハハハ…!きっとスノーボードの世界ではこの競技の中でこんなに家族以上に仲良くしてる選手達ってあんまりいないと…そういう人に出会えることがほとんどないと思うんですけど。
多分私達は家族かもしくはそれ以上の同志みたいな感じだと思ってます。
互いの人生に欠かせない特別な存在
…で結ばれている
練習時間を割きスポンサードしてくれそうな企業を訪ね歩いた
でも…。
そうしました。
営業の成果は…
もう…。
当時はスノーボード不遇の時代
結果を出さなければ見向きもされない
厳しい現実
でもやっぱりオリンピックに出てる人って何千人って世界にはたくさんいてその中でもメダルを取る人達は何百人っていて。
…と思いますし。
そうか日本でもやっぱメダル取る人がいてその競技が注目されるってのありますもんね。
だからメダル取らない競技ってあっこんな競技あったんや!とか誰かがメダル取ってから知ったりしますもんね。
やっぱオリンピックでも。
そうですねでもやっぱりそれが歴史だと思うしそういう道は私はたまたまその時代に生まれて来てここにいるからそれは全部受け入れなきゃいけないなっていうのは思いますね。
3度目のオリンピックの後活動拠点をスイスから日本へと移した
ある決意を胸に
例えば…。
はぁ〜。
そういう…。
…というか。
やっぱりちょっとスノボって毎回何かちょっとしたことあるじゃないっすか。
そうですね。
あの…。
(笑い)
(笑い)だから何か人ってやっぱり…。
いや〜確かに。
竹内さんがだいぶイメージ変えたとこあるでしょ?だからスノーボードってホントにゴリゴリのアスリートのスポーツなんだっていう。
そうですねやっぱりでもあれから特にバンクーバーからイメージが落ちてからはスノーボードチーム全体が意識も変わったと思いますし…。
確かにね。
いろんなことが積み重なって…。
やっぱいろいろあったんだ。
スノーボードのイメージを変えるには勝つしかない
彼女は勝つため日本に帰って来た
何歳から行ったんですか?23歳から28歳までです。
じゃあ6年ぐらい過ごしてほんで日本にまた帰って来ようと思ったんは何か理由あるんですか?ソチの最後の年っていうのは何かを成長するのではなくて勝ちに行くって考えた時にはもう日本をベースにして。
そん時はもうコーチに…。
…っていうふうに言われて。
それまでは結構日本に対しての不満であったりこう日本人…。
環境ね先程言ってた。
…っていう気持ちが。
もういい自分でやる!っていう。
うん多くて…。
っていうことを言われて…。
反発心を捨てたらメダルが取れた
メダルが取れたら日本の良さを再認識できた
前はスイスに永住したいとかヨーロッパに住みたいって思ってたんですけど最近はもうDNAなのか日本に帰りたくてしょうがないって思うことも多いですし食事も日本がいいな〜とか。
やっぱ繊細な国だなっていうのは感じて居心地がいいなって思います。
ソチの後一躍スターになった竹内智香
しかしその裏で引退を考えていたという
続けるのであればいろんな人達の応援とかスポンサーの応援を受ける以上結果を残して恩返ししたいって思ってたのでやっぱり続けるにはちょっと覚悟が必要だな…と思って過ごしていて。
その中で新しい出会いがあったりトレーニング環境があって…。
最後に背中を押したのはある思いだった
…決めるとこだったんですけど。
やっぱそうやったんすか。
って僕なんかやったら思っちゃうんですよ。
金だったとしたら完全燃焼してやめることができて4位だったとしたら自分の力のなさに納得して諦めをつけることもできて何か銀ってもう手に入りそうで入らなかったすごい中途半端な…。
全然中途半端ちゃいます。
このままでは終われない
オリンピック後最大の大会今年の世界選手権でまたしても表彰台へ
メダルへの強い思いが彼女を導いた
今回世界選手権で取った銅メダルっていうのはやっぱその新しいトレーニングを取り入れてみたいな。
取り入れてなかなか思うように行かなくて世界選手権を勝ちに行くためにオリンピックの時のセッティングに全部戻して。
だから新しいものには一切挑戦せずにもうホントにメダルを取ることだけ考えて。
あくまで結果にこだわった
なぜなら…
やっぱ…。
この種目が。
っていうのも思ってもう今回は取りに行こうと思って。
でも何かそれが逃げたようにも感じるし…。
でもまぁ今回取ってよかったなとは。
最終的に正しい判断だったと思います。
3年後欲しいのはただ一つ
まぁやっぱり…。
自分には伸びしろがある
まだまだ成長できる
昨日より今日今日より明日
少しずつしかし着実に夢に近づいている
あとは結果だけ
日本を離れスイスで戦って来られたのはいろいろな人が支えてくれたから
Hallo.Hallohi.Hallo.
(スタジオ:今田)あ〜ホンマやホンマ娘が帰って来たみたい。
すごいおばあちゃんだからこの…。
猫は…。
娘竹内智香へ
はい。
(ディレクター)へぇ〜。
すご〜い。
じゃ案内します。
(スタジオ:今田)またキレイなステキな家やね。
(スタジオ:瀧本)かわいい。
ここです。
…なんだなっていうのはすごい感じますね。
帰る場所があるから思う存分戦える
結果を出せたのは2人のおかげ
(マーリスさん)イタダキマス。
(スタジオ:今田)もう娘やん。
ドイツ語
(スタジオ:今田)家族やん。
スイスの両親へ
Danke.いろんなホストファミリー行くシーンありましたけど『アナザースカイ』ノックもせんと入って行った1人初めてです。
小さな頃からこの種目は通用しないって言われ続けられると先入観でもうそういうふうに思ってる部分があったんじゃないのかなって今は思いますね。
何かもっとこの種目で日本一になったら世界に通用するっていうふうに次の世代に思ってもらえたらうれしいなとは思いますね。
なるほどねさぁ最後になりましたが竹内智香さんにとってスイスはどんな場所でしょうか?ん〜第2のふるさとではなくて本当にもうふるさとって言える…。
ホントにそうですね。
はい今日はもうひしひしと感じました。
お兄ちゃん2人もおるしお父さんお母さんもいるしね。
自分のため応援してくれる人達のためあと3年いばらの道を行くと決めた
今度こそ勝つべくして勝つ
金メダルへのカウントダウンは既に始まっている
2015/04/24(金) 23:00〜23:30
読売テレビ1
アナザースカイ スノーボード銀メダリスト。活動拠点だった地でメダルへの想い。[字]
スノーボードアルペン銀メダリスト・竹内智香が5年間活動拠点にしていたスイスへ。当時お世話になった恩人やホストファミリーとの再会。3年後の金メダルへの決意を語る。
詳細情報
おしらせ
番組Facebook公開中!アクセスは番組HPより
【HP】http://www.ntv.co.jp/anothersky/
番組内容
ソチ五輪銀メダリスト、スノーボードアルペン選手の竹内智香がスイスへ。そこは5年間活動拠点としていた場所。シーズン中のオフに密着。技術、メンタル面共に大きく成長させてくれた元チームメイトの兄弟との再会。さらに滞在中彼女を支えてくれたホストファミリーとの久々の団欒。日本にいた頃の苦労の日々、そして彼女が1人スイスに渡りトレーニングを積んだ理由とは?3年後の金メダルへの決意を語る!
出演者
【MC】
今田耕司
瀧本美織
【ゲスト】
竹内智香
【ナレーション】
バッキー木場
音楽
村治佳織(ギタリスト)
制作
日本テレビ
アックスオン
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ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
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ドキュメンタリー/教養 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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ステレオ
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