医のココロ 2015.04.25


(高井)おはようございます。
今週は誰もが発症する可能性のある「ストレス性うつ」について関西労災病院の本浩先生にお話しいただきます。
まずうつ病とは具体的にどのような病気なんでしょうか?
(本先生)そうですねあの〜例えば仕事で失敗して落ち込むとか彼女に振られたらちょっと落ち込むとかそういうふうに…。
(本先生)ところがこれがもう何週間とか続いてこう…落ち込んだ感じが回復してこなくって生活に支障がでてくるっていう感じがずっと続くとちょっとこう…病的なうつ状態かなっていうふうに考えるわけです。
うつ病を発症する原因はどういったことが考えられますか?おっきく言うと2つの要因があって。
2つ。
え〜っと外側の要因と内側の要因。
外側の要因っていうのはエネルギーを吸い取られてしまうっていうんですかね。
例えば例を言ったらこう…でたらめな長時間の残業を続けてる人とか外側からエネルギーを吸い取られてしまう。
内側の方の要因というのは性格とか体質とかその人の考え方とか疲れをためてしまいやすいような弱点のような…そういうのがあってそこで脳の中でエネルギーが足りなくなってしまう。
うつ病にならないための対処策っていうのは何がありますか?うつ病にならないための対処策っていうのは…これはうつ病に限らず我々がストレスに対してどう対処したらいいかっていうこと全般につながると思うんですけど1つはまずやっぱり原因を改善することですね。
(本先生)長時間労働を改善するとか仕事のやり方を見直すとかそういうことですね。
で2番目はまずそのストレスの状況から可能ならば離れる。
休むとか場合によったら思い切って仕事辞めちゃうとかいうことも必要な場合はあります。
離れるってことですね。
でもなかなか難しいことですね。
(本先生)そうですね。
やろうと思ってもそんな簡単にできるっていうことはないしさっきの…問題を改善するっていっても会社全体のこととかだったら個人の力ではどうしようもないので。
すぐに改善できなかったらどうしたらいいかって考えたらとりあえず疲れがどんどんたまってくるわけだからガス抜きみたいに…抜くっていう考え方があります。
(本先生)単純に身体を動かすとか思い切りどっかで歌ってくるとか…抜いてしまう。
まず…。
とこの3つを考えるわけですけど。
でそれで追っつかない…つまり身体がやっぱりどんどん体調が悪くなってくる時に最後の手段じゃないですが身体を防御するため薬っていうものも使うとかですね。
なるほど。
例えば身近な家族であるとか職場の人達がうつになった時に気付いてあげられるサインみたいなものはありますか?表情とか…。
ふだんやったら興味を示しそうなことに興味が向かないみたいな感じとかですよね好きだったテレビを見ないとか。
そういう感じが目立ってきてそれがここ何週間も続いてるようだったらちょっと気をつけてあげた方が良いんじゃないかなっていうのはありますね。
「うつは特別な病気ではありません」。
なんかおっくうでやる気がでないっていう感じが何週間も続いてるんだったら掛かりつけのお医者さんとこに相談に行くとか職場の保健室に相談に行くとかして必要だっていうことになったら精神科とか専門の方へ紹介していただくと良いんじゃないかなと思います。
来週は「パニック障害」について前久保クリニックの前久保先生にお話しいただきます。
より詳しい情報が詰まった番組ホームページもぜひご覧ください。
2015/04/25(土) 05:35〜05:45
MBS毎日放送
医のココロ[字]

「ストレス性うつ」▽日ごろ気になっている疾患について、地域医療に接している先生が登場。正しい知識をわかりやすくお伝えします。

詳細情報
番組内容
■ストレス
あなたも感じていますか?・・・・・・・ストレス
それは、私たちの身体に様々な影響を与えると言われていますストレスがもたらす疾患からストレス解消方法など
「ストレスのハテナ」を、わかりやすくお伝えしてゆきます
出演者
【専門家】
辻本 浩(関西労災病院 緩和ケア科 部長)
【アシスタント】
高井美紀(MBSアナウンサー)

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 文字(字幕)

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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