よしもと新喜劇【「身代わりハラハラ顔パンパン」】 2015.04.25


(場内拍手)
(信濃)いや〜温泉楽しみやなぁ。
(2人)はははっ。
(信濃)ここやここ。
なあ?いやみんなで来たら楽しい…。
あれ?ちょっと松浦は?あいつ何をしてんねや?もう。

(松浦)お〜い!
(信濃)あっ来た来た。
(松浦)おいちょっと待ってくれよ。
(信濃)「待ってくれよ」やないやろお前は〜!
(松浦)なんやねんな〜。
(信濃)何だらだらしてんねん!お…おいちょっとちょっとなんでギターなんか持ってるん?えっだって今から宴会やろ?宴会盛り上げようと持ってきたんや。
(信濃)違うわ!宴会は後や。
今から風呂入ってから宴会やろ。
(松浦)風呂?
(信濃)そうや。
風呂もう入ったしええわ。
(信濃)えっもう風呂入ったん?入ったよ1週間前に。
(信濃)おい汚いなお前!それ入ってへんやないかほとんど。
とにかく宴会行こうぜ。
ええっ!?俺なあの〜お前らがビール進む曲作ってきたんや。
(信濃)そんなん作ってきたん!?うん。
これ聴きながら飲んだらめっちゃ盛り上がるで。
(信濃)ほんまかいな?それ。
(松浦)ちょっと聴いてくれるか?じゃあまあ飲んでるとしてやな。
(信濃)飲んでるとして…。

(ギターの演奏)
(信濃)ええ感じや。
「乾杯!」ってな。
・エブリーザワイシーフローシーサーヴァイス・アインプロージット・イッヒッヒッハ〜ドイツ人かお前!
(場内笑い)ドイツ人がみんなでばあ〜囲んでビール飲んでるときの音楽やろそれ!えっあかん?いやあかんよ〜。
ビールっていうたらドイツやろ?そうやけど。
いやこっち日本人。
(松浦)ああ〜。
(信濃)だいたい今のドイツ語?
(松浦)ああそうや。
何言うてるか分からへんやないか。
ほんならあの…あっ日本語訳付いてるから。
あっそんなんできんの?それやったら盛り上がりそうやな。
ああ〜聴かして聴かして。

(ギターの演奏)
(松浦)・少子化問題に年金問題・このままじゃ日本が破綻する
(信濃)暗いわ内容が!内容暗い!盛り下がるやんそれやったら。
えっおちょくってんの?ピンポン
(ギターの音)正解かいおい!うまいことギター使わんでええねんそんなもん。
ほかにもあるから。
(信濃)ほんま?とりあえずお風呂行こうやお風呂。
(松浦)ああ〜そうやんな。
(鮎美)あっちょっと待ってよみんな。
見てこれこのお部屋。
めっちゃ豪華じゃない!?
(恵美)ほんまやすごい。
芸能人とか泊まってんのかな?
(信濃)すごいきれいなぁ。
えっこっちどうなってんの?
(藍)あっすみません!お客様こちらは離れのお部屋のお庭となっておりましてちょっと入ってこられたら困るんですけども…。
(信濃)いやいや仲居さん出てきた思うたのにこれ豚さんが出てきたやないか。
そうそうそう。
ぶぅぶぅぶぅぶぅぶぅ〜ぶぅぶぅぶぅ〜。
私人間ですねん。
下手くそなノリつっこみやな!ほんで距離が近いあなた。
(藍)誰が豚なんですか〜。
いやいや豚やから豚って言うたんですよ。
そんなん豚なんて…。
ううっううっ…。
(鮎美)ちょっともう失礼でしょ!
(恵美)泣いちゃったじゃない!
(信濃)あの…ご…ごめん。
ははははっ!
(信濃)笑うてるやないか!めっちゃ笑うてるやん!
(藍)豚ってうまいこと言うたな。
(信濃)褒めてくれんのかい!ほんまに。
何?この人。
(鮎美)あの〜ちょっとすみません。
このお部屋めっちゃ豪華じゃないですか?
(藍)こちらはですね小説家の先生が執筆のために数日前から泊まられてるんです。
(信濃)そうなんですか。
(恵美)ああ〜私もこんなお部屋に泊まりたかったな。
(信濃)確かになぁ。
いやでもこんな高級な部屋無理ですよね?貧乏そうですもんね。
お前やかましいわほんまに!失礼やぞちょっと!えっ?ええかげんにせぇよほんま。
痛っ。
何突いてくれとんねん!
(信濃)痛ぁ〜!!痛ぁ〜!強っこいつ!
(藍)なんや!
(信濃)なんじゃお前は。
ちょっとほか誰かいてないですか?ちょっと〜すみませんすみませ〜ん!・
(けんじ)は〜い!
(信濃)なんや?これ。
(けんじ)はいはいはいはい。
あっどうもお客様お呼びでしょうか?
(信濃)ちょっと!この仲居さんどうなってるんですか?
(けんじ)こいつなんかしました?
(信濃)失礼なんですよ!僕たちのことね貧乏くさいって言うたんですよ!あらそれは申し訳ございません。
うちの従業員は正直者なんです。
いやおかしいですよちょっと!正直者ってどういうことですか!?いやでもどっちかに分けたら絶対貧乏でしょ!しょうもない客やのう。
はははっ。
どんだけ言うねんお前は!ええかげんにせぇよほんま。
おい!何突いてくれとんねん!
(信濃)痛い何してくれんねん!下かお前!
(けんじ)いやお客様すべて冗談でございますよ。
(信濃)冗談ちゃうでしょ今の。
(けんじ)ピリピリしてはったから。
(信濃)余計ピリピリするわ!
(けんじ)和んでいただこうかなと思いましてね。
コミュニケーションの一環でございます。
失礼いたしましたほんとに。
(信濃)いいです。
お願いしますよ。
(けんじ)かしこまりました。
(信濃)そんなことよりこちらまっすぐ行ったら露天風呂ですか?
(けんじ)あっございますよ。
(信濃)もうほんならそこ行こか。
(松浦)あっそやな。
(けんじ)いってらっしゃいませ。
(信濃)じゃあすんませんね。
ここの温泉の効能ってどんなんなんやろな?
(松浦)さっきなんかパンフレットに書いてあったで。
こんなんやって。

(ギターの演奏)
(松浦)・ここの温泉の効能は
(松浦)・入るとお肌が
(松浦)・イッヒッヒッハ〜
(信濃)いや分からへん!変わったお客さんやなほんま。
そんなことより藍ちゃん何回も言うてるやろお客さんを怒らしたらあかんいうて。
フォローが大変やねん毎回こうやってな。
ああ…それは本当に・イッヒッヒッハ〜
(けんじ)まねせんでええねん!なんにも分かってないなお前。
反省せぇ言うてんのに。
そやろ?どつくよ。
あっお客さんや。
(けんじ)何をしてはんの?なんや?
(川畑)どうもどうもすみません。
(けんじ)ああ〜どうも。
あの〜お客様申し訳ございませんがねここは離れのお部屋のお庭となってるんです。
ああ〜いやそれは分かってるんですけども私「吉本出版」の川畑と申しまして。
(けんじ)あっはいはい!あの〜こちらの島田先生担当の編集者でございます。
(けんじ)出版社の方でしたか。
申し訳ございません。
私ですね番頭のジョニー・デップと申します。
いやどこがなんですか!?どう見てもダニのゲップみたいな顔してはります。
(けんじ)誰がダニのゲップや!ああ〜失礼いたしました。
清水けんじと申します。
清水さんですか。
(2人)よろしくお願いします。
どうも私仲居のきゃりーぱむぱむです。
言えてへんやないか!うそつくにしても言えてからにしなさい。
(けんじ)申し訳ございません。
酒井藍と申しますんでね。
ああ〜そうですか。
よろしくお願いします。
であの〜島田先生は?
(けんじ)今温泉行かれてますよ。
はあ!?お…温泉!?
(けんじ)ええ。
もうあの先生は何を考えてんねやもう!どないすんねやもう〜。
(けんじ)川畑さんでしたっけ?どうかされました?もう大変なんですよ!
(けんじ)ええっ!?ちょっと何があったんですか?聞いていただいていいですか?
(けんじ)ああ〜ぜひぜひ。
あの〜実はね私が担当してるわけなんですが。

(「なごり雪」)いやそれでねうちがこれ…。

(大音量で「なごり雪」)それでね先生がね全然…。

(大音量で「なごり雪」)いやうるさいなおい!なんの音やろ?これ。
おい!うるさぁ〜!
(けんじ)はあ?何が?いやなんか「・ジャンジャンジャンジャンジャン」…。
(けんじ)えっなんの話ですか?えっ聞こえてない?あれ?
(けんじ)聞こえてませんよ。
俺だけかな?
(けんじ)お話をしてください。
気のせいかな?す…すみません。
(けんじ)はい。
なんですか?いやあの〜だから実はねここはまあうちの会社で…。

(「なごり雪」)ビヨーン
(効果音)やってたんですけども…。
ビヨーン
(効果音)なんや?これ。
ビヨーンビヨーン
(効果音)いやあの…。
なんの音や!?だから!首しんどいわもう!
(けんじ)いや何してますの?なんか「・ジャンジャンジャン」「ビヨーン」いうて…。
(けんじ)いや知りません。
聞こえてませんよそんなん。
おかしいな?これ。
(けんじ)疲れてんちゃいますの?そうかもしれないですね。
(けんじ)話の続きをちゃんと。
だからね実はまあここの…。
(女性の声)・十姉妹、えっ?いやあの…。
(女性の声)・十姉妹、いやだから…。
えっ?えっ?
(女性の声)・生まれたときから十姉妹なんの歌やおい!
(けんじ)なんやねん?さっきから。
あれ?今のは聞こえたでしょ?
(けんじ)聞こえてませんってなんにも!へったくそなオバハンの声でなんか…。
「・十姉妹、十姉妹、」「・生まれたときから十姉妹」って。
(けんじ)何をうれしそうにしゃべってますの?おたく。
いや聞こえてない!?
(けんじ)聞こえてませんって。
しつこいな。
何訳の分からんことばっかり…。
ピンポンパンポーン
(チャイム)
(女性の声)館内放送のチェック終わります。
このオバハンの声や!今のは聞こえたでしょ?
(けんじ)今の聞こえましたよ。
いやなんでそれまで聞こえへんかったんすか。
(けんじ)「それまで」っていやあなたの話に集中してますから。
集中し過ぎですよ。
私頭おかしなったんかな思うて。
(けんじ)はあ?
(藍)ああ〜だから要するに先生が執筆してくれないと責任を取って川畑さんが十姉妹になるっていうことですね。
お前今の説明でよう分かったなおい。
全然違いますよ!
(けんじ)違うんすか?本当は。
いやこのままやと私がクビになってしまういうことですよ。
(けんじ)そういうことですか。
ああ〜大変やねんな。
あっ言うてたら先生戻ってきましたよあれ。
戻ってきました?
(けんじ)はい。
(島田)おじゃましますぅ〜。
(けんじ)なんじゃ?おい。
(島田)おお〜すまんな。
ちょっと先生けったいな挨拶やめてください。
(島田)おお〜川畑どうした?「どうした?」やないですよ。
執筆が遅れて締め切りが迫ってるんですよ。
なんとかお願いしますよ。
せかすなやもう。
気軽にいこうなぁ。
ははははっ!笑うてる場合ですかもう。
(2人)ははははっ!おい何を笑うとんねんお前らも。
(2人)顔パンパンや!やかましいわ!どこで笑うてるんすかほんとに。
(島田)いや今考えてるからな。
ほんとですか?
(島田)わしは取りかかったらな仕事が早いからな。
それやったらいいんですけど。
(島田)心配すんな心配すんなちゃんと書くから。
おいそれよりお前風呂上がりの冷たいもんないのか?
(藍)ああ〜もう何も用意してなくて申しわ毛ぇない。
「毛ぇない」!?どこ見て言うてんねん?ここ。
指をさすな指を。
君からなんとか言いなさい。
ハゲ!俺かいおい!俺に言うてどうすんじゃほんと!ええかげんにしなさい。
あかんあかん。
書く気なくなった。
ちょっと先生お願いしますよ。
(島田)もうだめだめ。
ちょっとあんたら先生やる気なくなったらどうしてくれるんすかもう!
(けんじ)川畑さん…。
(けんじ・藍)申しわ毛ぇある。
いやあるけども!謝り方おかしいねんもう。
ちゃんと「すみませんでした」…。
(安世)失礼します。
(けんじ)ああ〜どないしたんや?
(安世)島田先生にお客様がいらっしゃいました。
(島田)おお〜そうか。
来たか来たか。
呼んで呼んで。
「お客さん」って…。
これ先生…。
(安世)どうぞこちらです!書いてください。
(けんじ)誰ですか?
(島田)いやいや…。
いいからいいからいいから。
(早苗)いっちゃんお待たせ〜!
(島田)早苗ちゃんよう来てくれたなぁ!待ってたんやでぇ。
(早苗)ああ〜そう?うれしい。
(島田)・うれしいな〜あっうれしいな〜何しとんねんほんま!
(島田)あっ痛っ!何してんすか先生!誰ですか?これ。
(島田)えっわしの恋人の早苗ちゃんや。
恋人って先生奥様おられるでしょ?
(島田)嫁が怖くて浮気なんかできるかぁ!ええ〜?ちょっと仕事の方を…。
(島田)あのな川畑実はなこの早苗ちゃんがそばにいてたらなわしはアイディアが生まれてくんねや。
そうなんすか?
(島田)そうやがな!もうごちゃごちゃ言うなや。
早苗ちゃん今日もきれいやなぁ。
(早苗)いや〜んもう。
いっちゃん。
(島田)早苗ちゃん。
(早苗)いっちゃん。
(島田)早苗ちゃん。
安世ちゃん。
けんじさん。
安世ちゃん。
けんじさん。
川畑さん。
藍ちゃん。
川畑さん。
藍ちゃん。
なんでわしらまでせなあかんねんおい。
何してんすか?もう。
ほんまや。
私の相手これかい!?やかましいわお前は!俺のセリフやそれはほんとに。
(早苗)あの〜すみませんこの旅館って料理はお部屋で食べれるんですか?
(安世)はい。
部屋にお持ちいたします。
(島田)一緒に食べようなぁ。
(早苗)うん。
いや〜お風呂も気持ちいいんやろなぁ。
(安世)家族風呂もございます。
(島田)一緒に洗いっこしようなぁ。
(早苗)あとトイレ行きたいんですけど。
(安世)あちらでございます。
一緒に並んでしよかぁ。
変態かほんま!言うてる場合ですか先生。
(早苗)いっちゃんそれじゃあ私ちょっとトイレ行ってくるね。
ちょっと待っといてね。
(島田)はいはいはいはい。
(安世)いや〜きれいな恋人さんですね。
(島田)ありがとう。
まさに美女とハゲやな。
そのままやないか!なんかに例えなさいほんとに。
いやそんなことより先生お願いしますよ。
(島田)心配すんな。
だから書くいうて言うてるやないかお前だけはもう。
大丈夫大丈夫。
ああ〜あかんもうこれ朝までかかりそうやなもう。
あっあの〜すみません私帰るわけにいかないんで私も今日ここに泊まりたいんですけど。
(けんじ)おお〜どうぞどうぞ。
藍ちゃん部屋空いてたよな?
(藍)はい。
でもいちばん安いお部屋しか空いてないんです。
その方が私も助かりますから。
あの…なんの間ですか?板の間です。
嫌やなおい。
風邪ひきそうやなそれ。
(安世)失礼します。
島田先生にお客様がいらっしゃいました。
(島田)えっ?誰かな?ちょっとまだ呼んでるんですか?
(安世)どうぞこちらです!
(島田)ええ〜?えっ?
(あき恵)失礼します。
ちょっと…奥様!
(けんじ)えっ!
(島田)あき恵お前…どうしてここに?
(けんじ)先生の奥さんっすか?そうですよ。
(藍)ええ〜あれが奥さん?ブッサイクやな〜。
やかましいわ!誰にぬかしとんねんほんま!しょうもないことぬかすなぼけほんま!なめとったらあかんでほんま!怒るでしかし!ほんま。
いやおっさんなってますから!おっさんじゃないの。
今のはやっさんなの。
いややっさんもおっさんでしょ。
(あき恵)何言ってんのよ失礼じゃないのまったく。
(安世)へえ〜この方が奥様ですか。
ふふふっ。
まさにハゲとブスやなぁ。
そのままや言うてねん。
なんなの?まったく…失礼な。
いやいやいやあき恵お前今日同窓会でどっか行く言うてたんちゃうんか?そうなのよ。
それがね同窓会の会場がこの旅館のすぐ近くだったのよ。
ええ〜…。
だからあなたの顔を見に来たの!そうかそうか。
じゃあもう顔見たからなはよ帰れ。
(あき恵)なんでやの!今来たばっかりじゃないの。
どうして追い返すようなまねするの?どういうこと?説明してよ!あの…このままいったら鉢合わせしてしまうんですよ。
いらんこと言うなおい。
(あき恵)鉢合わせ?
(けんじ)いや違う…あっあっそうあの…蜂が泡吹いて背伸びしたって言うたんですよ。
お前下手やなおい。
ごまかされへんわ。
(あき恵)そういうことかうん。
いけんのかいなおい。
ねえあなたお食事に行きましょ。
今仕事中やからな…。
どうしてよ〜?ちょっとぐらいいいじゃないの。
行きましょうよ。
ちょっと待って胃が痛くなった。
痛い痛い痛い痛い…。
ちょっとあなた大丈夫!?ああ〜胃が痛かったらなおさら帰れないじゃない。
(けんじ)いやあの…我々がついてるんで大丈夫です。
(あき恵)ええ〜?あなたたちだけで大丈夫?
(藍)はい早苗さんもいてるんで。
おいだから!
(あき恵)早苗?
(けんじ)あっいや…「サナエ」という薬がよう効くなぁって言うてるんです。
そんなんあらへんやろがもう。
(あき恵)「サナエ」があるんだったら大丈夫ね。
あんのかいおい!
(あき恵)だったらあなた私行くからね。
(島田)分かった分かった。
(あき恵)無理しちゃだめよ。
(島田)ありがとうありがとう。
大丈夫大丈夫。
あぁ…。
あっそうだあなた愛してるるるんチュッ!
(島田)ワオッ!うわぁ〜!ちょ…ちょっと!直撃やないですかもう。
やめてくださいよ先生。
(島田)すまんすまんすまん。
大丈夫ですか?奥さんまで来てもうてこれ。
(早苗)いっちゃんお待たせ〜!もう〜。
(早苗)あれ?皆さんどうかしたんですか?
(藍)それがあの…実は「サナエ」っていう薬がほんとにあったんですよ。
どうでもええわそれ。
ちゃうこと説明しなさい。
(けんじ)違う…。
先生の奥さん今来られたんですここに。
えっ奥さんが来てるの!?まあまあ偶然な同窓会でこの近くに来たんやて。
もう戻ってけぇへんから大丈夫や。
ええ〜本当?俺を信用しろ!まあまあまあ…。
島田先生の奥様が戻ってこられました!どないやねんおい!
(島田)えっえっえっ…。
もう一回なお前ちょっとトイレ行ってこい。
(早苗)さっき行ったわよ!
(島田)じゃあ奥の部屋へ。
ちょっともういっちゃんひどいじゃないの!私の方を愛してくれるって言ったでしょ?もう嫌やからね。
私いっちゃんと離れたくない!へへへっ。
笑うてる場合か!
(けんじ)うわ〜ちょ…ちょっとどうしよう?来てしまいますよもう。
(藍)それやったら浴衣の中に隠れたらどうですか?いやこんなもんお前…こんなん入られへんでちっちゃいのにこんなん…。
(藍)ここにね大きいサイズがあるんですよ。
いける?ええっ!?お前向こう行けよもう。
(早苗)嫌ですよ〜。
(藍)着て着て着て。
はいはい。
(島田)おいほな着ろ着ろ着ろ。
大丈夫?これ。
ええっ!?なんか俺これ「志村けん」で見たぞおい。
(島田)よっしゃよっしゃ。
いける?これ。
ええっ!?動きなや動きなやもう。
(安世)奥様が来られます。
(島田)はい。
ええっ!?だ…大丈夫か?これ。
あなた…。
えっ?あなた?
(島田)ん?なんじゃ?
(あき恵)さっきより膨れてない?
(島田)いやちょっとあの…寒気がしてなそれでちょっと着込んだんや。
(あき恵)大丈夫?
(安世)それでは失礼いたします。
あっ二人羽織頑張ってください。
言うたあかん言うたのに!なんなのよ…。
あなた!えっ?な…なんじゃ?なんなの?爪の色オレンジ色じゃないの。
マニキュアしてんの!?ああ〜これはあの〜さびてきてるだけです。
おかしいやろ!「さび」じゃない。
(あき恵)たまには油さしときなさいよ。
いけんのかいなおい!
(島田)ほんでお前何しに来たん?なんの用やねん?
(あき恵)ああ〜「サナエ」と一緒にね飲んだらよ〜く効くお薬持ってきたのよ。
はい「カナエ」。
いや漫才師やないねん!
(島田)ああ…いやもうあとで飲むから。
(あき恵)何言ってんのよ調子悪いんでしょ?今飲んでちょうだいよ。
あなたお薬飲まなかったら私帰らないわよ。
いやもうちょっと…。
(島田)もう分かった分かった。
じゃあ飲んだらええねやろ?いけますか?ああ〜大丈夫大丈夫。
じゃあまず薬がね紙に包まれた状態ですね。
(あき恵)見たら分かるじゃない。
そうそうそうそう。
これこれ。
ええ〜これ紙包まれてるんで開かなだめですね。
(あき恵)分かるでしょ。
開く…。
はい!そうそうそう。
まだ…まだいかんとだめだね。
おお〜まだまだ。
よしよし。
もう一個…もう一個いこう。
(あき恵)どうしてあなたがいちいち指図するのよ!いやあの…先生の頭がねちょっとハゲてるんで…。
あっいや朦朧とされてるんで。
(あき恵)大丈夫?よし…。
はい飲みましょ。
よっしゃよっしゃよっしゃ。
上へ。
もう上へ上へ上へ。
先生も上行ったらだめですよ。
下へ先生…。
ああ〜!
(あき恵)あなた!これ毛生え薬じゃないのよ!?どこに振ってんのよ。
(安世)ご注文の鍋焼きうどんでございます。
(島田)ええ〜!?ええ〜!?
(あき恵)私が頼んだのよ。
では失礼いたします。
あっ熱いので気をつけてください島田早苗さん。
足して言うたらあかんおい!
(島田)おいちょっと待てお前。
こんなときになんで鍋焼きうどんなんか…。
あのね体の調子の悪いときは消化のいいうどんって決まってるでしょ。
でもこれお前熱々やないかい!あなたいつも熱々の鍋焼きうどんが好きだって言ってるじゃないの!とにかくおうどん食べるまで私帰りませんからね!
(島田)ええ〜。
分かった分かった食べたらええねやろ?ええ〜じゃああの〜まずお箸をね…。
割り箸になっております。
(あき恵)分かるでしょそのぐらい。
そうそうつかんだ。
さあさあ割り箸を割りましょう。
うまいことうまいこと…。
はいはいはい。
ああ〜うまいうまいうまい!
(あき恵)大層なのよ。
割り箸ぐらい誰でも割れるの。
さあさあさあ次はね早速…。
ああ〜あの…。
(あき恵)何してんの?蓋を開けなもう〜。
ああ〜そうじゃそうじゃ。
蓋開けましょう。
大丈夫大丈夫。
熱っ熱っ熱っ熱っ!
(あき恵)危ないからもう〜。
ん〜…熱っ熱っ熱っ熱っ!
(あき恵)何してんの?動きと声が合うた。
(けんじ)おお〜!
(あき恵)当たり前でしょ。
何言ってんの?じゃあ蓋を取りましょう蓋をね。
熱い熱い…。
熱っ。
熱い熱い…。
熱っ熱っ熱っ!
(あき恵)おお〜びっくりした〜!もうちょっとでここいくとこやったがなほんま!何してんねんほんま!危ないやろほんま!
(島田)いやすまんすまん!すみませんね。
じゃあうどんを取りましょうか。
よっしゃ取るで取るで取るで。
いい位置いい位置。
ガッと…ガッとつかみましょ。
はいはい取るで取るで取るで。
よいしょよいしょよいしょ。
だから右!左左左左!もっと右もっと右もっと右…。
もっと右やて。
(あき恵)ああっ!熱っ!熱ぅ〜!熱っ!何してんのよ!?ほんとにもう!
(島田)すまん朦朧として…。
はいじゃあ上げてねまっすぐ…そうそうまっすぐ持って…。
ああ〜熱っ熱っ熱っ熱っ!
(けんじ)おいおい!おい!
(島田)お前!お前何…。
(早苗)あっ!
(島田)おお〜…。
熱っ熱っ。
さあうどんを食べましょう。
遅いわ!全部見えとったわほんま!ちょっとこれ…えっ?
(早苗)ああ〜!
(あき恵)誰や!?こいつ。
誰や!?誰や!?誰や!?誰や〜!?愛人!愛人!愛人〜!!やめろおい!
(あき恵)愛人!?
(けんじ)藍ちゃんもう「愛人」とか言うたらあかんやろ。
「浮気相手」と言いなさい。
一緒やそれ!
(あき恵)浮気相手ですって!?どういうことよ?私がいてない間に浮気しようと思うてたんか?誰や!?こいつ。
(島田)いや待て。
落ち着け…落ち着けやもう。
(あき恵)なんなのよ!
(島田)いやあの〜実はな…。
(あき恵)何!?
(島田)この子はな…。
あっ!川畑の愛人やねん。
えっ?えっ?えっ?
(あき恵)川畑さんの愛人なの?あなた奥さんがいてるのにそれほんとなの?
(けんじ)あっいや…。
川畑さんもうかばってあげてください。
かわいそうでしょ。
(島田)頼む頼む。
愛人や!愛人や!愛人や〜!!
(あき恵)まねしなくていいの!そうなの?あなたの愛人…。
ええええええ。
(あき恵)よくやるわね。
あなた仕事先に愛人連れ込むって何考えてんの?どういうことなの?この人。
(島田)仕事場にな愛人連れてくるなんてお前何を考えとんねん!?あのおっさんよう言いよるな。
黙っとれ。
下がってなさいほんと。
(島田)奥さんがかわいそうやと思わんのか!?かわいそうなんはお前の奥さん。
だからもう!引っ込んで。
(あき恵)旦那に浮気される嫁の顔ってどんな顔かしら?見てみたいもんだわ。
こんな顔です。
鏡見せんなおい!
(あき恵)何すんのよ。
でもあなたが浮気しなくてよかったわ。
もしもあなたが浮気しててごらんなさいよ。
残ってる毛全部引きむしってるとこよ。
ええ〜?そんな大層な作業やないでしょ。
ちょっとしか残ってへんねんからもう。
(あき恵)じゃああなた〜とりあえずお仕事が終わったら連絡してちょうだい。
(島田)はいはいはいはい。
(あき恵)今晩は久しぶりに燃えるわよ。
うふふふっ!じゃあスッポンの生き血買ってくるから。
ひゃっひゃっひゃっひゃ〜!ただの妖怪でしょあれ。
(島田)はぁ…。
ちょっと先生もうこれ帰ってもらった方がいいですよ。
(早苗)嫌ですよ!呼ばれたからわざわざ来たのに。
帰らへんから!
(島田)ああ〜じゃあもう…。
どうするんすか?これ。
(島田)もうしゃあない。
ほなこうしよう!今日一日だけな早苗ちゃんは川畑の愛人ということにしよう。
(早苗・川畑)ええ〜!
(早苗)嫌よこのおにぎりの愛人なんて。
やかましいわ!腹立つ。
(けんじ)おい「ハゲより下」って。
はははっ!どんなけ笑うねんほんま。
(藍)はははっ。
ハゲとデブやったら…。
(けんじ)おうおうおうおう。
(藍)デブは無理。
お前が言うな!お前デブのチャンピオンやないか。
(けんじ)チャ…チャンピオン?
(島田)あのな今からちょっとイチャイチャしてくるから。
そのイチャイチャしたあとにちゃんと仕事するからもう。
ほんまですか?もう〜。
(島田)ほんまやもう〜。
早苗ちゃんもう早くな二人きりになりたかったんやで。
(早苗)ああ〜私も〜。
(島田)そうか?もう〜。
あっつんつくつんつくつんつくつ〜ん。
(早苗)つんつくつんつくつんつくつ〜ん。
(島田)あっつんつくつんつく…。
はよ行けやハゲ!ほんま。
(島田)痛っ!あっ…。
なんやねんお前は!ちゃうやんもう…。
むちゃくちゃやなもう。
(藍)清水さん私らも板の間の掃除行きましょか。
(けんじ)せやな。
藍ちゃん板の間行ったら二人きりになれるな。
うふふっ。
あははっ。
つんつくつんつくつんつくつ〜ん。
つんつくつんつく…。
おんなじようにせんでええから。
つんつくつんつく…。
(藍)はよ行け!お前らや!わし関係あれへん。
持っていけほんでこれを。
ああ〜でもこれ愛人の役なんて嫌やな。
まあそれで先生が書いてくれはったらそれでええねんけどなぁ。
ちっ!えっ?ん?嫁のやすえからや。
なんやろ?ああ〜もしもし。
おうおうおうどないした?おう。
そういうたらやすえお前友達と旅行行く言うてたな。
ああ〜ほんで掛けてくれたんかありがとうありがとう。
あっそうなんやへえ〜。
そうかそうかそうかそうか。
(やすえ)ええそうなのよあなた。
今チェックインをしたんだけどお友達が電話してるから私もあなたに掛けようと思って。
あっそうかありがとう。
(やすえ)ねえねえあなた聞いて聞いて聞いて。
あのね私が泊まる旅館なんだけどお庭がとってもすてきなの〜。
へえ〜ええとこやな。
俺も行きたかったな。
はははっ。
あっそうや。
いや実はな先生の執筆が遅れてて俺も先生と一緒に今日泊まりになってしもたんや。
(やすえ)えっ泊まり?そうなの?そうやもう〜。
(やすえ)でもあなた…。
何?私が家にいないときに泊まりになるなんてまさか浮気なんてしてないわよね?あほなこと言うな。
浮気なんかするわけないやないか俺。
あほなこと言うなお前。
いやいやそれよりやすえおいなんかさっきから声が近ないか?
(やすえ)あっ確かにすごい近い感じがする。
やっぱりお互い愛し合ってるからよね〜。
ああ〜そうか。
そやから俺左手で電話持ってんのに右からも声するんか。
(やすえ)あっじゃああなたお仕事頑張ってね。
うん分かった分かった。
やすえも楽しんできぃや。
(やすえ)うんありがとう。
じゃあまたね。
バイバイ。
はいは〜い。
よし。
お客様。
お友達がお捜しです。
あっわざわざありがとうございます。
すみません。
いい〜〜〜っ!?
(けんじ)ふ〜ん。
っていうことは川畑さんの奥さんもこちらに来てはるんですか。
そうですよ。
(けんじ)そんな偶然あるもんなんですね。
どうしたらいいですか?先生。
それ奥さんにバレたら川畑さんえらいことになるんちゃいます?でしょ?ふぁんふぁんふぁんふぁんふぁ〜〜ん。
何してんねん?
(けんじ)「ちょっとこれはお前の勘違いやねんて!俺がお前いるのにな浮気なんかするわけないやろ。
信じてくれよ!」。
(藍)「すまん!俺は先生の身代わりになっただけなんや!」。
なんで両方俺やねん?おい。
(けんじ)謝りぃやちゃんとお前。
どっちか嫁はんせぇやお前。
(けんじ)お前嫁やろ。
ケンカすなほんまにもう!
(島田)ははははっ。
笑うてる場合か!ええかげんにしてください先生。
いやそんなことよりもねこれねもう嫁が同じ旅館に泊まってることが分かったんすよ。
私そんな愛人の身代わりなんか無理です無理ですよ。
なんとかしてください。
(島田)川畑何を言うとんねや。
もしやな女房が来たらお前…困るやろうが。
なあ頼むわ。
いやお前のことはなちゃんと編集長に言うとくから。
ほんまですか?
(島田)ほんまやがな。
(けんじ)川畑さんねあの〜奥さん川畑さんに気付いてないんでしょ?じゃあこの部屋に来ることないですってもう。
そうですかね〜?
(けんじ)うんうんうん。
なんか言えや!なんか言うてくれるんかなと思ったがなほんま。
(島田)もうとにかく川畑お前がな浮気してるわけじゃないねんからなたとえ見つかっても大丈夫やって。
そうですかね?
(島田)そうやがな。
(安井)ああ〜えらいこっちゃ!どないしよう?もう。
(啓之)もう〜。
ちょっとこれもう〜。
先生どうするんですか?いやちょっとすみません。
どうかされたんすか?
(安井)ああ〜実はね私漫画家でして漫画描くために部屋を借りてたんです。
そこに愛人を呼んだところたまたま近くの旅館に嫁が来てましてバレてしまったんです!先生と一緒やないっすか。
へへへへっ。
なんで握手や!ええことやないねんほんま。
(啓之)まあまあまあまあ。
そんなことよりも先生これどうするんですか?今日で原稿締め切りなんですよ!もう。
(藍)あの〜すみませんおたく編集者の方ですか?
(啓之)ああ〜はい。
(藍)編集者の人って見た目こんなんばっかり?やかましいわおい!どこに引っ掛かっとんねんほんま。
(安井)あの〜すみませんなんかいい方法ありませんかね?はあ?自業自得ですけどね。
(けんじ)じゃあ編集者の方の愛人ってことにして身代わりになってもうたらええんちゃいますの?
(啓之)ちょっと待ってくださいよ。
(安井)ああ〜でもやっぱり編集者に迷惑はかけれませんね。
(島田)いや〜もう編集者なんてねどうでもいいんですよ。
聞こえとるぞおい!
(安井)いやこいつにはね迷惑かけっぱなしなんです。
頼むぞ。
頼むんかいおい。
(安井)なあ真理もそれで頼む。
(真理)ええ〜?嫌よ〜こんなおにぎりの愛人!俺関係あらへんがな。
そっちやそっち。
いやいやちょっとすみません誰か知りませんけどそういうことやめた方がいいですよ。
関係ないでしょ。
黙っといて…。
いやおんなじ立場で…。
何なんですかうるさいな!突くことない…。
イヤ〜ン。
なんや?おい。
ええっ?ちょっとあの…。
イヤ〜ン。
イヤ〜ン。
イヤ〜ン。
バカ〜ン。
向こうバカ〜ンや。
何?これ。
イヤ〜ン。
バカ〜ン。
ソコ〜ン。
まだあんのかいな。
イヤ〜ン。
バカ〜ン。
ソコ〜ン。
ヒザ〜ン。
そのままやないかそれ。
イヤ…。
バ…バカ〜ン。
あれ?あれ?あれ?思わず言うてしまうんですよね?思わず言ってるんですよ。
考えてから言うてません?言ってませんよ。
イヤ〜ン。
バカ…。
イヤ〜ン。
ほらほらほらほら。
おかしいやんこれ。
イヤ〜ン。
バカ〜ン。
ソコ〜ン。
ヒザ〜ン。
順番どおりやったらいけんねんな。
おもしろいな。
これ全部触ったらどないなるんや。
イヤバカソコヒザ〜ン。
全部言いよった。
なんじゃ?こいつ。
(安井)何なんですかほんとに!ああ〜そんなん言うてたら嫁が来ましたちょっと!ちょっと頼む頼む頼む。
(啓之)分かりましたよもう。
(直子)ちょっとあなた!えげつないやつ出てきたなおい。
な〜んでやね〜ん!すみません何を振りまいたんですか?
(直子)何も振りまいてませんよ。
誰がえげつないんよほんとに。
何よほんとに。
ぴゅっ!なんやねんおい!次から次へと何?これ。
ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっ!ぴゅっぴゅるぴゅっぴゅぴゅっぴゅるぴゅっぴゅ…ドン!パン!パンパンパン!
(場内手拍子)なんの礼やねん!
(直子)ほっといてちょうだいよ。
「ほっといて」やない…。
(直子)どきなさいよ。
その女ね?誤解や。
ぴゅっ!どきなさいよ。
イヤ〜ン。
誤解や。
ぴゅっ!どきなさいよ。
イヤ〜ン。
だから誤解や。
ぴゅっ!どきなさいよ。
イヤ〜ン。
誤解や。
ぴゅっ!どきなさいよ。
イヤ〜ン。
俺らどうしたらええねんおい!周りの者どうしてたらいいんや?
(安井)すみません…。
(直子)そんなことより私という者がありながらその女一体誰よ!?
(安井)ほんまに誤解やねん。
あの子はこの編集者の彼の愛人やねん。
(直子)編集者の愛人ですって!?それほんと?
(啓之)はい。
僕の愛人なんです。
(直子)そういうことやったのね。
ちょっと奥さんあなたの旦那さん浮気してますよ〜!
(啓之)ええ〜!?嫁はん来てんの!?ちょっと。

(まみ)あなた!
(啓之)あぁ…。
まみなんでここに?
(まみ)直子さんと一緒に旅行に来てたのよ!浮気ってどういうこと!?
(安井)頼むぞ。
(啓之)いや無理でしょもう!どうしたらいいんですか?先生。
(まみ)どういうことよ!?
(啓之)ああ〜違う違う…。
ちゃうねんほんまはな安井先生の愛人で俺は頼まれて身代わりになってただけなんや。
(安井)お前自分勝手やなぁ!
(啓之)いやあなたですよそれは。
(直子)やっぱりそうやったのね。
あなたどうなるか分かってるでしょうね!ちょっと何を隠れとんねん!覚悟せぇ!バシバシバシバシバシ!ああっ!
(直子)来い!
(安井)ああ〜!ほっぺた痛いよ〜!そらそうやそんなもん。
(まみ)あなたも分かってるわよね?
(啓之)いや俺は潔白や。
なんもしてない。
(まみ)やかましい!浮気してる人をかばうなんて同罪や!ちょっと何を隠れとんねん!いや違う違う違う違う!覚悟せぇ!バシバシバシバシバシ!痛っ!ちゃうちゃうこっちこっちこっち!
(まみ)紛らわしいんじゃ!なんで俺怒られなあかんねん。
(まみ)来い!
(啓之)ああ〜!ほっぺた痛いよ〜!お前殴られてへんやろ。
(島田)そういうわけやから身代わりよろしく頼む。
無理です!今の見たでしょ?
(島田)原稿のためやがな。
(けんじ)そうそう。
もう乗りかかった船やねんからね。
(藍)すぐ沈没するやろうけど。
ほら見てみぃお前。
(3人)ははははっ!何笑うとんねんほんま。
(3人)顔パンパンや!またそれかい!先生までなんですかもうほんとに!いっちゃ〜ん!早苗ちゃんどこ行ってたん?フロントに預けてた荷物を取りに行ってきたの。
実はねいっちゃんにプレゼントを買ってきたの。
わしに!?何かな〜?ジャ〜ン!セーターよ。
いやかわいいな。
しかもねペアルックなの。
かわいいでしょ?かわいいかわいい。
今着てみて。
私も着てみるから。
そうか。
ちょっと着てみよか。
いやいやもうちょっと先生…。
着てみよ着てみよ着てみよ。
なんで浴衣の上から着んねや?ええやないかいもう。
何を言うとんねやお前。
(藍)うわ〜先生なんか還暦のお祝いみたい…。
やめたれよおい!赤やけどもこれ。
いやでも先生こんな格好して…第一奥さん来たらどうしますの?
(島田)大丈夫やがなもう。
ほんまですか?
(島田)おう。
俺を信用しろ!ほんまかいなもう。
島田先生の奥様が戻ってきました!ほら来たやんもう!絶対来るやんもう。
(島田)ああ〜そや川畑これちょっと着ろ。
はあ!?
(島田)これを着ろ早く!早く早く。
早くしろ早くしろ。
身代わりなんか嫌やなもう…。
(島田)何を言うとんのじゃ。
ごちゃごちゃ言うな早くしろ早く。
分かりましたよもう〜。
(けんじ)オッケーオッケー。
(あき恵)あなたどう?仕事の方。
調子はどう?進んでる?おうちゃんと進んでるぞ。
だったらよかった…。
あら〜あなたたちペアルック?よくやるわねぇ。
川畑さんあなた全然似合ってないわ。
(藍)そら先生のやからな。
(あき恵)あのねこういう色はうちの人の方が似合うのよ。
(藍)先生も似合わへんねん。
(あき恵)脱いだ方がいいんじゃない?
(藍)お前が帰ったら脱ぐがな。
黙れお前は!ちっちゃいけども徐々に聞こえていっとる。
(あき恵)あなた。
進んでるんだったらそれでいいの。
じゃあ待ってるからね連絡。
うふふっ。
あなた〜!プリップリップリッあははっ!いやちょっと…どうでもええけど同窓会中でしょ?なんでこない何回も来るんですかこれ。
(けんじ)同級生に嫌われてんちゃいます?
(藍)旦那の顔おにぎりやもん。
俺の嫁はんちゃうがなおい。
先生の嫁さんやこれ〜。
失礼します。
お客様がいらっしゃいました。
(島田)またあき恵か?川畑様の奥様とおっしゃられてます。
えっ!うちの嫁!?ほらやっぱりここにいることバレてしもたんですよ!おい誰が言うたんや?おい。
あっ!きっと仲居のデブですよ。
お前やないかいそれ。
ひと事みたいに…。
ちょっとこんなん着てたらやばいやばい。
(早苗)早くいっちゃん。
お願いしますわ。
はよはよはよ。
(島田)よっしゃよっしゃ。
来る来る。
失礼します。
あなた〜。
あははっ…。
もう偶然ね旅館がおんなじだなんて。
仲居さんに聞いてびっくりしたわ。
(藍)もっとびっくりすることありますよ。
黙れ!黙れ。
(やすえ)えっ?あら?あの…こちらが島田先生?そ…そうやねんそうやねん。
(やすえ)どうもはじめまして。
川畑の妻でやすえと申します。
(島田)あっどうも島田です。
(やすえ)主人がお世話になっております。
あら?ペアルックですけどあの…そちらの方は?愛人や!愛人や!愛人や〜!!やめぇやめぇやめぇ!それやめなさい。
(けんじ)藍ちゃん!「川畑さんの愛人」と言いなさい。
いやおかしいがなおい!それおかしい。
いや…。
(やすえ)あなたの愛人!?違う違う違う違う!ちゃんと…。
(けんじ)いや違うんです。
先生の愛人です。
そうそうそうそう。
(やすえ)島田先生が…。
(けんじ)そうですそうです。
(やすえ)やっぱり先生でも大先生になられると違うんですね。
おモテになるんですわね。
(島田)もうお恥ずかしい…。
ふふふっ。
でもよかったわ。
もしあなたが浮気してたら半殺しにしてじわじわなぶり殺すとこやったわ。
割と時間をかけるタイプなのね。
あははっははっ…。
(藍)ドンマイ!やかましいわお前!近寄ってくんなお前はほんまに。
(やすえ)じゃああなたお仕事頑張ってね。
うん一生懸命頑張る。
(やすえ)すみません失礼いたしました。
どうも。
ああ〜やすえかわいいよ。
ありがとうあなた。
頑張ってね。
(けんじ)はあ〜。
いやちょっとちょっときれいやのに怖いですねぇ。
そうや〜。
(藍)ほんまや。
奥さんきれいやのに旦那ブサイクですねぇ。
関係あらへんがな!言わんでええやろ今それ。

(あき恵)あなた〜!
(けんじ)あれ?この声…。
あっ!ちょっと先生の奥さん来ましたよ!着替えて着替えて!はよ着んとバレる!はよ!何してますの。
遅い遅い!はよ着てはよ着て。
よっしゃ!オッケーオッケー。
呼んで呼んで。
お前ちゃうやろ!
(けんじ)あっ違う違う。
なんで俺が着てんねん。
俺が着たら…俺が着たらあかん。
(島田)早くしろ早く!
(けんじ)急いで着なさい早く!
(島田)ちゃうちゃうちゃう。
お前も違うわ!俺や俺!
(島田)早くしろ早くしろ!早くしろ!来たぞ来たぞ。
デブが着たあとやしブカブカになっとるやないか!なんや?これ。
あなた言い忘れてたんだけど胃の調子どう?ああ〜もう大丈夫やで。
ああ〜そう。
よかった〜。
ただそれだけ。
うふふっ。
(島田)用事は1回で済ませろ〜!
(藍)まあまあまあまあ年いったら回数増えるっていいますから。
いやそれトイレの話や!違うやろそれと。

(やすえ)あなた〜!あっあっ…。
(けんじ)あっ!川畑さんの奥さんですよ!もうすぐそこまで来てる!時間が…。
もう手ぇつないで手ぇつないで!早く。
さっと着替えれるから!よいしょよいしょよいしょ。
これや!よっしゃ。
(藍)すごい!早い!やった〜!
(けんじ)ばっちりやろ?あなた。
あっどないした?どないした?
(やすえ)明日朝帰る前に必ず電話してちょうだいね。
ああ〜分かった。
時間が合うたら一緒に帰ろか。
(やすえ)ほんとに?うれしい。
すみません失礼いたしました。
ゆっくりしとけゆっくりしとけ。
はいありがとう。

(あき恵)あなた〜!
(けんじ)また来たまた来た!手ぇつないで手ぇつないで!いくよ!せぇ〜の…よいしょ〜!すぐできるすぐできる。
違う違う!川畑さんの奥さんや!はよ手ぇつないで手ぇつないで。
よいしょ〜!
(島田)よっしゃ〜!
(藍)ちょっとちょっと…。
ちょっと先生の奥さんも来ましたよ!どうすんねん!?どうすんねん!?
(早苗)あの〜私がこのセーター脱いだらいいんちゃいます?はよ言えやおい!
(早苗)うわっ!はよ言えやこれ。
(あき恵)どうなってんの?何?こんな固くなっちゃって。
ちょっとね…。
(島田)ごほっ…。
(あき恵)あなた!どうしたの!?随分と疲れた顔してるわよ!あのね着替えがこんなに疲れるとは…。
(島田)おい!
(あき恵)着替え?
(島田)いやいや執筆中はなちょっと体力使うから。
(あき恵)無理しちゃだめだって言ってるじゃないの〜。
(やすえ)あの〜すみません島田先生の奥様でいらっしゃいますか?そうですけど。
私川畑の妻です。
ふっ…あなたが川畑さんの奥様?はい。
あっそう。
ふふっ!お気の毒に〜。
こんな…。
そうなんですか。
えっ島田先生の奥様ですか?そう。
お気の毒に〜。
(藍)二人ともあほですね。
しゃあないねん!今はしゃあない。
(やすえ)先生の奥さんがあんなんやったらしかたがないわね。
(あき恵)川畑さんの奥さんがあんなんやったらしかたがないわよね。
川畑さんの奥さんはいいけどこいつが言うのは腹立つ〜!我慢せぇ我慢せぇ我慢しなさい。
(やすえ)な〜んにも知らんと。
(あき恵)な〜んにも知らんと。
な〜んにも知らんと。
参加すなお前は!
(あき恵)川畑さんの奥様。
(やすえ)はい。
(あき恵)どうやらお仕事の最中だから邪魔しちゃ悪いから退散しません?
(やすえ)そうですわね奥様。
(あき恵)そうしましょう。
ふふっ。
そうあなたが川畑さんの奥さん。
ふっはっはっはっ!島田先生の奥様…。
あっはっはっ!失礼します。
お客様がいらっしゃいました。
まだ来んの?誰よもう。
(安世)「NGKコーポレーション」の社長秘書の方で早苗様に会いに来られたとおっしゃっています。
(早苗)ええっ!?ちょっと…。
早苗ちゃんのお客さん?
(安世)どうぞこちらです。

(いちじま)失礼します!!なんや?おい。
えらい高い声やなおい。
(いちじま)お嬢様やっぱりこちらにいらっしゃったんですか!
(いちじまだいきのモノマネ)なんの…。
まねせんでええねん!キー合わさんでええから。
(いちじまだいきのモノマネ)早苗…。
無理すな!しんどいやろ。
(田中角栄のモノマネ)まあその〜早苗ちゃんはですな…まあここに来てますけどですな…まあなんと申しましょうか…まあその〜。
誰のモノマネしてるんですか!今はこの人のモノマネをするコーナーや!
(川畑泰史のモノマネ)誰のモノマネしてるんですか!今はこの人のモノマネをするコーナー…。
俺のんせんでええねん!何しとんねん。
顔膨らましてやらんでええわほんま。
いやそんなことよりえっ早苗さんの知り合い?
(早苗)お父さんの会社の秘書の方です。
(いちじま)どうも私NGKコーポレーションで社長秘書をしておりますいちじまと申します。
お嬢様を連れ戻しに来ました。
NGKコーポレーションってめっちゃおっきい会社ですよね?
(けんじ)有名ですよ。
あんたそこのお嬢さんやったん?
(早苗)でもどうして私の居場所が分かったの!?
(いちじま)お嬢様が不倫相手に会いにこの花月旅館に行くと置き手紙をしていたからです!お前あほやろ!
(早苗)おぉ…。
もう落ちとるおい!何を粘っとんねんほんま。
(いちじま)社長と婚約者の裕さんも来られています。
(早苗)えっお父さんと裕さんが!?
(いちじま)はいお呼びします。
社長裕さんこちらです!
(オクレ)こんにちは〜…。
(島田)びっくりした。
(けんじ)なんや?ああ?
(早苗)お父さん!
(オクレ)早苗。
(藍)これがお父さん?ただの死神やん!
(吉田)失礼なことを言うな!あはははっ。
なんで笑うてるんですか!?言われてるんですよ。
すまん。
早苗さんこれはどういうことですか?
(早苗)裕さん…。
(けんじ)えっこれが婚約者?ただのマキバオーやん。
誰がマキバオーや!ははははっ。
また笑うんですか!お父さんからもお願いしますよ!おう。
早苗お前嫁はんがいてる男とつきおうてるそうやないかい。
そんなこと絶対許さんぞ!
(早苗)そんなの私の勝手でしょ!
(オクレ)お前には婚約者の裕さんがいてるやないか。
(早苗)そんな人嫌って言ったじゃない!二人は馬が合わなかった。
お後がよろしいようで。
落語家みたいに言わんでええねん。
何してんねんほんまに。
(オクレ)あはははっ。
(吉田)どんだけ笑うねん!いひひひひっ!
(吉田)気持ち悪いわ笑い方!横に揺れんなお前はほんとに。
とにかく早苗さん早苗さんをたぶらかした男はどいつやねん!?
(島田)あっこいつです。
いや違う違う違う違う!先生ここは行ってくださいよ。
(島田)ああそやな。
よし分かった。
私です。
(吉田)ほうお前か。
(あき恵)言い忘れてたんだけどねあなた。
(吉田)お前が早苗さんの浮気相手なんやな?
(島田)いえこいつです。
(吉田)どないや?おい!私です。
(あき恵)ちょっとどうしたの?
(吉田)こいつが僕の婚約者の早苗さんに手を出したんですよ。
(あき恵)川畑さんあなた浮気なんかするからでしょ!もう〜なんか立て込んでるみたいだから私失礼するわ。
はいはい。
すみません。
(吉田)奥さんがいるのに何を考えてるんだ!!
(やすえ)あなた〜!言い忘れたんだけど…。
(吉田)あなたが早苗さんの浮気相手なんやな?この人です。
(吉田)こっちかい!
(島田)私です。
(やすえ)えっどうしたの?
(吉田)こいつが僕の婚約者に手を出したんですよ!
(やすえ)あっちょっと私お邪魔みたいだから失礼するわね。
(吉田)さっきからふざけてるのか!?お前が浮気相手なんやな!?
(あき恵)あなた〜!私ですぅ〜。
(吉田)お前かいな!
(あき恵)まだやってるの?ほんとにもう。
(吉田)ほんでさっきと違うやないかい!じゃあお前が浮気相手なんやな!?
(やすえ)あなた〜!私ですぅ〜。
(吉田)どないや!なんで二人とも泣いてんねや!やすえ…やすえずっとここいといてくれ。
(吉田)「いといてくれ」ちゃうねや。
なんの話や?それ。
結局どっちが浮気相手やねん!?
(あき恵)あなた〜!私ですぅ〜。
(吉田)関係ないやろ!こいつです。
(吉田)「こいつです」やないで!この子なわけないやろ。
なあ?お前らのどっちが浮気相手やねん!
(島田)いや…。
川畑お前…。
あほな!
(島田)あほか!
(藍)ちょっともめてる場合ですか。
それ以上もめたら早苗さんがほんとは先生の愛人で川畑さんが身代わりになってたことがバレますよ!
(あき恵)なんですって!?早苗さんがあなたの愛人ですって!?
(やすえ)うちの主人が身代わりになったですって!?ヒュ〜
(口笛)ごまかせてないわ!
(あき恵)こらぁハゲ!お前やっぱり浮気しとったんやないか!!いや違うねん違うねん。
川畑さんのせいにするって一体どういうことや!ええっ!?
(早苗)ちょっと待ってください!
(あき恵)待たれへんわ!
(早苗)これはうそなんです!
(あき恵)うそ!?私が島田さんの不倫相手っていうのはうそなんです。
(一同)ええっ!?
(早苗)皆さんすみませんでした!お父さんが私の結婚相手を勝手に決めるのが嫌でそれでこんなことをしてしまったんです。
どういうこと?私が島田さんの愛人のふりをすればお父さんが「不倫なんてするぐらいやったら裕さんと結婚しなくていい。
好きな人と結婚しなさい」って言ってくれると思ったの。
(けんじ)あっもしかしてそれで分かるように置き手紙したんすか?
(藍)はあ〜なるほどなぁ。
だからあの〜つまりはマキバオーと結婚したくなかったからハゲの愛人のふりをしてハゲの愛人のふりをするぐらいマキバオーと結婚したないんやったらもう結婚せんでええと死神に言わせる作戦やったんやな。
そういうことやったんやなぁおにぎり。
誰がおにぎりやおい!お前全員の悪口言いたいだけやないか。
(島田)それあの…早苗ちゃんわしとの交際はふりをしただけやったんか?ごめんなさいハゲ。
お前も言うんかい!そういうことやったんか死神さん。
死神はあんたや!自分何役や思ってたんや。
(オクレ)はっはっはっはっ。
めっちゃ笑ってるやん。
(オクレ)早苗お前がこの結婚をそこまで嫌がってるとは思わんかった。
分かった。
早苗お前の好きな人と結婚しなさい。
(早苗)あっ…。
ありがとうお父さん!
(いちじま)よかったですね。
では帰りましょうか。
(オクレ)おう帰ろう。
(吉田)いやあの〜僕はどうなるんですか?えっ?あんた誰?
(吉田)おかしいでしょ!
(早苗)ブサイク!
(吉田)誰がブサイクや!お前みたいな…結婚できるわけ…ないやろ!
(吉田)なんて言うてんねん!それやめろ言うてるやろ!なんやねんあいつら腹立つもう!
(藍)まあまあまあねえ元気出してくださいよ後でニンジンあげますから。
馬やないねん!「ニンジン」ってなんやねんほんまにもう。
(けんじ)落ち込むなってもう。
そんな調子じゃなぁダービー取られへんど。
ダービー出ませんから!馬やないから。
だから分かってるでしょほんまにもう。
落ち着いて。
どうどう…。
どうどうどうどう…。
顎やめろ。
おいおいおい。
顎やめろ言うとんねんほんまに。
やめろ言うてるやろ。
ええかげんにせぇよ!乳首ドリルすな。
(吉田)なんの拍手やこれ!くっそ〜!早苗ちゃんとつきあえると思ったのに〜!ああ〜〜〜!!おいおいおい結果馬になったがなあいつほんま。
(島田)ああ〜あき恵聞いてのとおりや。
わしはなあの子とはなんもなかったからな。
うん。
何ぬかしてけつかんねん!!事情知らんかっただけで浮気しようとしてたのは事実やろが!!いやいやあの…ちょっとお前…。
あっちょっと落ち着いてね。
なあ?なあ?なあ?落ち着けるかこらぁ!!えっ?いやちゃうやん!俺潔白や。
今の聞いてた?身代わりなっただけやし。
あんた一回でも私のことだまそうとしたんやろ!?いや…。
だいたいな浮気するようなやつをかばうやつは最低や!!同罪や覚悟せぇよ!漫画家んときと一緒やんかおい。
(あき恵)覚悟しぃや!やかましいなもう。
さっきからごちゃごちゃうるさいんじゃ!!あのなわしが仕事してるときお前は旅行したり遊んでたりしたやろ!そら浮気の一回もしたくなるわ!なんやて!?やかましい!!ああっ!あなた〜!すてき〜。
なんや?初めてよね?私のことたたいたの。
私待ってたの待ってたの待ってたの〜!ま…待ってたん?ごめんなさいねあなた。
これからはあなたのためにいい妻になるよう努力するからだから許してちょうだい!分かってくれたらええねんで。
あなた。
ワオッ!これだけはだめ。
どうして?いいじゃない。
今はだめ。
今は…今はだめ!もうみんな見てるから。
(あき恵)もう!
(島田)落ち着いて落ち着いて。
(けんじ)仲直りしましたよあれ。
(藍)川畑さんあれいけるんじゃないですか?えっ?
(けんじ)ほんまや!同じのやったらよろしいやんか。
いけるいける。
絶対うまいこといきますよ。
(やすえ)何こそこそやっとんねん。
(けんじ)しばいたったらええねん。
しばいたったらええねん。
思いっ切りいって。
よし。
んんっ。
(高い声で)おい!!おいこらぁ!お前何をさっきからぐちぐち言うとんねん。
男はな外へ出たらいろんなことせなあかん。
やらされたりもすんのじゃ!ぐちぐちぐちぐち言わんと嫁はんやったら黙って俺についてこい!!なんやて?やかましいわ!!
(やすえ)うっ!あなた〜!何さらしとんじゃ!!バキ!うわぁ〜!グーで来たグーで!
(2人)ヒュ〜ごまかすなお前ら!
(すっちー)
(一同)イエ〜イ!
(すっちー)このコーナーはね吉本新喜劇の若手座員の一芸披露のコーナーでございます。
今日は誰いこうかなぁ〜。
この気持ち悪いのいこう!
(辰巳)僕は掃除のバイトを12年やっています。
(すっちー)やってるの?はい。
そこのなかでエアコンの嫌なニオイをおさえる裏技をお伝えします。
なるほど!ためになるね。
以上です!子丑寅卯…。
パンパン!辰巳でした。
ありがとうございました!どうでもいけど
(藍)「大坂の陣新喜劇番外編」5月24日日曜日から5月27日水曜日まで。
皆さんぜひ…。
(4人)お越しくださ〜い!2015/04/25(土) 12:54〜13:54
MBS毎日放送
よしもと新喜劇[字]【「身代わりハラハラ顔パンパン」】

編集者の川畑。執筆中の作家は恋人を呼んで遊んでばかり。そこへ作家の奥さんが来てしまい、仕方なく川畑が身代わりとなる。しかし川畑の奥さんもやって来て…!?

詳細情報
番組内容
【身代わりハラハラ顔パンパン】
編集者の川畑。執筆中の作家は恋人を呼んで遊んでばかり。
そこへ作家の奥さんが来てしまい、仕方なく川畑が身代わりとなる。しかし川畑の奥さんもやって来る!!かばいあう二人・・・。
果たしてこの2人の運命は!?
出演者
川畑泰史/未知やすえ/島田一の介/浅香あき恵/清けんじ/酒井藍/井上安世/金原早苗/Mr.オクレ/吉田裕/いちじまだいき/安井まさじ/清水啓之/小寺真理/今別府直之/前田まみ/信濃岳夫/松浦真也/木下鮎美/松村恵美
ほか

ジャンル :
劇場/公演 – 現代劇・新劇
バラエティ – お笑い・コメディ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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