人生の楽園 2015.04.25


今週は何かいい事ありましたか?私ね思うんですよ。
やって参りました玄界灘。
まるで夏のような日差しです。
海風を受けて進むウインドサーフィン。
気持ちいいでしょうね。
今日の主人公も玄界灘の海風を背に受けて颯爽と登場です。
ご紹介しましょう…。
いやあヘルメット姿決まってますね。
あの自転車歴は長いんですか?退職してからね。
ほお…。
スポーツ自転車の人がもうものすごくここは多いところなんですね。
「ああかっこいいなあ」言うて…。
ヘヘヘ…。
ああいう姿を見てね。
ハハハ憧れますよねホント。
ぐるっと海沿いを走ったらご自宅へ。
おしゃれなお宅ですよこれ。
(和巳さん)行ってくるよ!和巳さん着替えて登場ですね。
革靴にネクタイ。
決まってるじゃないですか!いつもこれですね。
はい朝から晩まで…。
そうなんですね。
実はこれが和巳さんの仕事着なんです。
去年の夏自宅から歩いて30秒ほどの場所にカフェを始めたんです。
元々植えてあったヤシの木を生かした南国風のカフェビンタンです。
およそ20席の落ち着いた店内。
いやあ素敵じゃないですか。
椅子やテーブル装飾品などはインドネシアのバリ島から取り寄せたものだそうですよ。
だから南国のムード「バリバリ」なんですね。
ヘヘ…ね!そしてお店を手伝っているのが妻の史世さん53歳です。
史世さんいいお店じゃないですか!気に入ってます。
お客様もねわあここなんかいいよねって言ってずーっと景色を追われるんですよ。
そうなんですね。
店の自慢は窓から見えるこの景色です。
目の前が海で漁港の風景が眺められるんですね。
行き交う漁船と南国カフェ。
ちょっと不思議な取り合わせですが桃ちゃん舞台のご紹介お願いします!はい!ここは玄界灘に面した和巳さんが暮らす津屋崎地区は古くから漁業が盛んな漁師町です。
うん!ビンタンの対岸にあるのが津屋崎漁港。
漁師さんが朝から干物作りをしています。
ハハハ…いやあこれぞね日本の漁村の風景ですね。
そこに南の島があってもいいじゃないか!…という事でオープンしたのが南国カフェビンタンです。
お店は午前11時から。
観光客から地元の方までお客様はもういろいろです。
ああビールいいですね。
人気メニューはこちら。
明太子ソースを絡めた麺とナシゴレンをセットにしたあじあんトルコライスです。
おおほほお。
エスニックじゃん!エスニックじゃん!辛いのかなと思ったんです最初。
印象的に。
そしたら辛くないお料理もあるんだなと思って安心しましたハハハ…。
私の隠れ家にしたいねって感じ。
ハハハ…。
だから人に教えたくないハハ…。
ハハハハ…。
もういつでも隠れちゃってくださいな。
ね!ねえ和巳さんオープンして9か月経ちました。
いかがですか?
(和巳さん)お客様に接するという事は随分とやってきましたしいろいろとこうお客様とお話しをするのは楽しいですねはい。
ああいいですね。
鹿児島県出身の和巳さんは大学卒業後全国展開のドラッグストアに就職。
仕事一筋。
3人の子供たちは妻に任せきりだったと言います。
夜は帰ってきたらもう疲れてそのまま寝てしまうという日が続きましたからですね。
家庭を顧みず…ところがあったと思うんですね。
結婚生活は長くは続かず36歳で離婚。
3人の子供たちを1人で育てました。
そして3年後史世さんと出会い一目惚れ。
1992年結婚する事になったんです。
彼女の場合はほら初婚だったからですね。
でそれで子供が3人おるというのはねああそれは大変だったと思いますよね。
まあなるようになるやろうみたいな…。
史世さんを迎え新しいスタートを切った和巳さん。
仕事に子育てに忙しい日々を送りました。
その頃趣味の釣りでよく訪れていたのが津屋崎の港。
子供たちが独立したのを機に6年前移住しました。
そして定年後の事を考えた和巳さん。
思い出したのは史世さんと旅行したインドネシアビンタン島の事でした。
(和巳さん)ゆっくりとした時間を出来ましたのでね。
だから来た人がゆっくりとした時間を取って頂いて…というのがねコンセプトで。
よっしゃカフェをやろうという事でですね…。
こうして去年の夏退職金をつぎ込みビンタンをオープンしたんです。
ゆっくりとした時間いいですねえ。
というわけで本日は漁師町津屋崎で南国風のカフェを始めたご夫婦のお話です。
定年後もバリ島の家具に囲まれて現役バリバリ!張り切ってまーす!今日の舞台は玄界灘に面した福岡県福津市。
町の中心は1600年の歴史を誇る宮地嶽神社です。
おお!うわあすっげえしめ縄!はい太さ2.6メートル重さは3トンもあるんです。
さらに参道が玄界灘まで一直線。
おお!絶景じゃないですか!そんな福津市の港であじあんカフェ&バルビンタンを始めたご夫婦が本日の主人公です。
朝の8時お2人は仕入れに向かいます。
ご一緒させて頂きます。
やってきたのはお店から車で10分あんずの里市です。
うん!地元の新鮮な野菜が手に入る直売所で和巳さんは野菜の仕入れならここと決めているんだそうです。
ええ。
(史世さん)あお水が垂れてるけんこれ。
地元の人に食べてもらうわけですからやっぱり地産地消これをもう絶対やっていこうと…。
うんいいですね。
おっキャベツ100円。
しかも2個も!おお!美味しくて安い。
これいいじゃないですか!玄界灘沿岸の畑は霜がほとんど降りないため野菜の生育に適しているそうです。
ああそうなんだ。
(店長)竹の子入荷したよどうぞ!
(史世さん)あ竹の子も出てる。
(店長)300円ですからね。
(店長)今からが旬ですからぜひ。
(和巳さん)旬ですもんね。
(店長)でたらめに安のでぜひ。
いやあもうでたらめに安い竹の子。
早速ゲット!ねえ。
ありがとうございます。
南国カフェビンタンでどんな料理になるんでしょうかこの竹の子。
お店へ戻ると和巳さん早速仕込みです。
作っているのは独自に調合したスパイスを使ったグリーンココナッツカレー。
うん!ココナッツミルクパプリカそして買ってきた竹の子を加え煮込んでいきます。
なるほど。
竹の子入りココナッツカレーですね。
これいいじゃないですか!さあお客さんやってきましたね。
桃ちゃんカレーの出来具合どうですか?はい出来上がりましたよ!ああいいなあ。
スパイシーですがココナッツミルクでまろやかな味に仕上がっています。
おお…うまそうだこれ!食後にはタロ芋ペーストを使ったココナッツケーキもおすすめです。
南国カフェで味わう南国の味。
皆さん感想聞かせてください。
なんかすごい美味しかったです。
へへへ…。
もう何度も通って頂いてますねえ。
嬉しいです。
毎度ありがとうございます。
常連の中には史世さんの妹のますみさんもいます。
今日はお友達と一緒に来てくれました。
ええそうなんだ!ねえますみさんお店を始めたお姉さん夫婦見ていてどうですか?楽しそうですよ。
おお!2人でいろいろこう相談し合って…。
私としては金曜日に飲みに来れるのが楽しみかなという感じで…。
毎週飛行機に乗らずに通えるバリ島。
最高じゃないですか!玄界灘に面して海と共に生きる町津屋崎。
たくましい海の男たちも漁が終わると橋を渡ってビンタンへとやってきます。
ああこんにちは。
いらっしゃい!ハハハ…いらっしゃい!ねえ。
漁を終えた漁師さんたちです。
持って来てくれたのは今日捕れた魚です。
プリプリの白身はヒガンフグ。
いやあこれたまりませんね。
いい魚が入るとこうして差し入れをしてくれるんですね。
アワビの刺し身もこれ大迫力じゃないですか!早速乾杯といきましょうよ乾杯と!お久しぶりです!乾杯!ありがとうございます。
(新ノ居さん)嬉しい!冷えたビールで喉を潤しているのは漁師の魚住正光さんと光橋誠二さんです。
女性陣は小学校からの同級生と魚住さんの奥様です。
橋渡ってこう回ってこっち来るでしょう?
(一同の笑い声)早朝水揚げで活気づいた漁港も昼を過ぎれば静かな時間が流れます。
対岸から自分の船を眺めつつ一杯これはたまりませんね!へへへ…。
(一同の笑い声)俺のとこのあの船おるわこまい船やなあ俺のとこの船はって…。
(一同の笑い声)ここで生まれてここで育って70年。
ここ見た時うわーっていうもう歓声ですね。
もういやあ皆さんにゆったりとくつろいでもらいたいと南国カフェビンタンを開いた和巳さん。
まさにそのとおりの場所になってます。
ビンタンがある津屋崎地区はかつて大規模な塩田があり江戸時代から昭和の初めまで塩の積み出し港としてにぎわっていました。
当時の様子を今に伝えているのがこちらの津屋崎千軒。
家が千軒も立ち並ぶという意味で名づけられました。
今も大切に保存された古民家が現役で使われています。
この日津屋崎千軒に散歩に出かけたお2人。
こんな時必ずといっていいほど立ち寄るのが藍の家です。
(和巳さん)お世話になります。
(史世さん)こんにちは。
(柴田さん)ようこそお越しくださいました。
柴田さんです。
ここ辺りではもう大変有名な…有名な方です。
とんでもない…そんな事ないです。
津屋崎に古くから伝わる調度品を展示している藍の家。
23年前建物が取り壊されそうになった時津屋崎千軒の街並みを残してほしいと柴田さんたちが保存会を立ち上げこの家を残しました。
以来大勢のボランティアスタッフによって支えられています。
6年前に移住してきた南之園さんご夫婦にとってここは津屋崎の事を学ぶ学校です。
皆さんに町の歴史や文化などいろいろと教えて頂いてます。
歴史を大事にして次の世代に伝えていけたらいいなって思ってるんですけどね。
住みたいと思って来てくださった人たちは本当に貴重な人ですよね。
で選んでくださった方に対してわあ目が高いと…。
(和巳さんの笑い声)そう思ってますはい。
それほどみんないやあ温かく頼もしい先輩方ですね。
玄界灘に日が沈む頃…。
(シェーカーの音)お?店内から何やらリズミカルな音が…。
はい和巳さんはバーテンダーに変身です。
ハハハ…なるほど!若い頃アルバイトで身につけた技だそうです。
お願いします。
どす黒いやつ出してやれ…。
なんなのもう!ハハハ…。
いやあみんな盛り上がってますねえ。
和巳さん地元の若い人たちにも楽しい時間を過ごしてほしいと最近夜の営業も始めました。
こういう店自体この辺ないね?ないねうん。
みんな地元の憩いの場というかそうやってみんなで地元の人集まってわいわい言える場所が出来たなって…。
僕はなきゃ困るのでここが…。
へへへ…。
常連の森田さんご夫婦。
ビンタンに来るようになってある変化があったそうです。
ほお。
なんかしたいかんがしたいって。
店出すって…。
出したいって。
ああなるほどなるほど。
嬉しいじゃないですかねえ和巳さん。
まあお客さんいうよりもここはもう仲間ですね。
こういう人ってねはい。
和巳さんの生き方若い人たちにも刺激になってます。
夜の11時。
お2人は車でお出かけです。
えこんな夜更けにどこへ行くんですかね?はい実は月に1度決まって深夜に向かう場所があるんです。
うん。
それがこちら宮地嶽神社。
ほおほお。
あの大きなしめ縄がある神社ですよね。
あ皆さん大勢集まってますね。
一体これから何が始まるんでしょうか?あの…ついたち参りっていって1日のちょうど12時…0時にですね皆さんがお参りをして1か月間の商売繁盛をされると。
おお!商売の神様を祭っている宮地嶽神社。
毎月1日の午前0時にお参りをするとその月の商売がうまくいくといわれているんです。
ははあなるほど!
(太鼓の音)午前0時を告げる太鼓が鳴り始めました。
南国カフェビンタン今月もたくさんの方に喜んで頂けますように。
はいよろしくお願いします!
(太鼓の音)この日ビンタンに可愛いお客さんがやってきました。
福岡市内に住む次女直美さんの子供たち結月ちゃん4歳とみなみくん2歳です。
去年3人目の赤ちゃんが生まれ手が離せなくなった直美さんのために時々こうしてやんちゃな2人を預かっているんです。
へへへいいですね。
(和巳さん)気持ちいい?
(みなみくん)うん。
(和巳さん)そうか。
ねえよかったね。
ねえ結月ちゃん和巳じいじはどんなじいじですか?可愛いんだ!
(和巳さんの笑い声)可愛い感じ…。
へへへ…。
お孫さんが来たので今日のお昼は自宅の庭でバーベキューです!いやあいいなあ。
こんな時はもうお隣さんもね招いてわいわいやりましょうよ。
(一同)乾杯!はい乾杯!
(昌子さん)ありがとうございます。
(和巳さん)はい乾杯!こちらはお隣の牧薗昌子さん。
そして七音ちゃんと響くんです。
2人は結月ちゃんとみなみくんの遊び相手です。
ちょいちょい呼んで頂きます。
ヘヘヘ…。
(史世さん)でも牧薗邸にも行くよね?
(一同の笑い声)へへへ…。
ねえ楽しい時間はあっという間に過ぎちゃいますね。
午後お孫さんと津屋崎千軒へとやってきた南之園さんご夫婦。
2人に体験させたいものがあるんだそうです。
おおなんだろう?
(史世さん)すごいねえお姫様みたいよ。
おパッカパッカ近づいてきましたね。
馬車じゃないですか!はい津屋崎の名所を散策してくれる観光馬車。
馬の名前はオーロくんです。
へえオーロくんですかよろしく。
…という事は帰りはフクロくんになっちゃうのかな?フフ…。
へへ。
お馬さんどうですか?可愛いんだねえ。
じいじと同じだ!それではオーロくんよろしく!
(史世さん)すごいすごーい。
(史世さんの笑い声)かつては塩を運ぶ馬車が港までの道を行き交っていたそうです。
(和巳さん)楽しいねえ。
(史世さん)ねえ。
(和巳さんの笑い声)津屋崎で新たな人生を歩み始めて6年。
和巳さんと史世さんにとってこの町は自慢のふるさとになっています。
いやあホントいい町です。
夕方南之園さんご夫婦はよく通っているというお店へ向かいました。
自宅から歩いて2分のかどやです。
おおほほう。
(和巳さん)こんにちは。
(和巳さん)わあハハハ…。
(乙女さん)アハハ…。
いやあいいですね仕事を終えて夫婦で一杯。
イサキに甲イカ。
ああ煮付けもいいですね。
1つちゃんぽんも…。
(賀川さん)ちゃんぽん?
(乙女さん)まだ早い。
うんまだ早いですよ。
(賀川さん)まずはそれ飲んでしまわな…。
そうですよまず刺し身で一杯いきましょうね!このお店のちゃんぽんは美味しいと評判なんですがもちろんその前に大将おすすめのお刺し身をいただきます。
そりゃそうですよ!うまい!ねえうまいでしょう!聞けば大将の賀川洋之さんと乙女さんご夫婦は38年前津屋崎に移住してきてこのお店を開いたそうです。
言わば2人の大先輩なんですね。
いろいろとお世話になってます。
紹介して頂けるんですよお客様を。
ええ!ありがたかですよもう…。
私たちが店をした時にはそんな紹介してくれる人いなかったから。
やっぱりね始めた時って大変じゃない?ああ嬉しいですねえ。
お店を始めて津屋崎の人々の温かさが一層身に染みるようになりました。
津屋崎の漁港を望む南国カフェビンタン。
普段とは違う角度で港を見たら新たな発見があったと漁師さんたちは喜んでくれました。
長年暮らしていると見過ごしてしまうふるさとの魅力。
移住してきたお2人が新鮮な目で発見しています。
和巳さん史世さんこれからも津屋崎の魅力をたくさん見つけていってください。
そしていつまでも心休まるカフェビンタンを続けていってください。
応援してまーす!はい楽園通信です。
桃ちゃん津屋崎の新鮮な魚食べたか!はい!漁港近くのお魚センターうみがめがおすすめです。
毎週日曜日には朝市もやっています。
イカやタイが美味しいですよ!へへへそれはイカねば!行ってみタイ!ハハハ…。
そして南国の雰囲気を味わうならカフェ&バルビンタン。
西田さんもう予約しておきましたよ!あれ桃ちゃん準備ビンタンだね!フフ…。
次回は千葉県四街道市が舞台。
自家製麺の美味しいうどん屋さんを始めた母と娘のお話です。
天ぷらの野菜も隣の畑で作ってます。
桃ちゃん『人生の楽園』が本になったんだって?はい美しい風景に物件探しやお金の事など151組の楽園の住人が移住のあれこれを教えてくれます。
いいな〜日本!!2015/04/25(土) 18:00〜18:30
ABCテレビ1
人生の楽園[字]

【漁師町の南国カフェ】昔ながらの漁村に現れたエキゾチックな南国風のカフェ…。古い街並みが残る大好きな町に移住し、定年退職後に夢を実現した夫婦の楽しき日々を紹介。

詳細情報
◇番組内容
楽園の舞台は玄界灘に面する漁師町、福岡県福津市の津屋崎地区。かつて塩の生産で栄え、「津屋崎千軒」と呼ばれる古い街並みが今も残る。全国展開のドラッグストアで忙しく働いていた主人公は、津屋崎の雰囲気に魅せられ、50代半ばで妻と移住。インドネシアに旅行した時に感じた“癒やし”の空間を作りたいと、南国風カフェを開いた。椅子や装飾品はバリ島から取り寄せ、南国の雰囲気を演出。地元の漁師さんにも人気となっている。
◇出演者
【楽園の案内人】西田敏行、菊池桃子
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/rakuen/
◇おしらせ2
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
福祉 – 高齢者

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映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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