04月24日 17時29分
総理大臣官邸の屋上で無人機の「ドローン」が見つかった事件で、警視庁は、ドローンに取り付けられていた、放射性物質が含まれている容器などを警察庁の科学警察研究所に持ち込み、内容物の分析を始めました。
22日、東京・千代田区の総理大臣官邸の屋上で、小型の無人機「ドローン」1機が見つかった事件では、取り付けられた容器の中に放射性物質が含まれていたことなどから、警視庁は何者かが意図的に官邸の上空でドローンを飛ばした疑いがあるとみて捜査しています。
ドローンには、2本の発炎筒や、プラスチックの様な容器が取り付けられていて、容器には、放射性物質のセシウム134と137が含まれていることがわかっています。
警視庁は24日、鑑定処分許可状を取って発炎筒や容器などを、千葉県柏市にある警察庁の科学警察研究所に持ち込み、鑑定を始めました。
放射性セシウムは、原子炉内で生成される放射性物質で、東京電力福島第一原発での事故では汚染水などから検出されています。
鑑定では詳しい分析を行って、放射性セシウムがどういった由来のものかなどを調べることにしています。
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