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シゴトノオト
シゴトがうまくいくヒントがありそう!人気のコノ人に「シゴト」について聞きました
月曜更新
まついあいり 1996年12月26日生まれ、福島県出身。2009年第13回『ニコラモデルオーディション』でグランプリ受賞、専属モデルとしてデビュー。10~12年は、アイドルユニット「さくら学院」のメンバーとしても活動。14年からは雑誌『Ray』の専属モデルを務める。13年からは女優活動も本格化、ドラマ『山田くんと7人の魔女』『GTO』『地獄先生ぬ〜べ〜』などの人気ドラマで、フレッシュな姿を見せている。今後、映画『ビリギャル』(5/1公開)への出演を控えている。
難しくても
イヤだと思っても
続けることで好きになっていました
長い手足、あどけないえくぼ。
CMやドラマで注目を集め、人気上昇中の美少女、松井愛莉ちゃんが『an』に初登場。
この春、高校を卒業したばかりのフレッシュガール、
18歳のシゴト観、公開します!
ケータイが欲しくて
受けたオーディション
ティーン向けファッション雑誌『ニコラ』のモデルオーディションに応募したことが芸能界に入ったきっかけです。当時は人前に出るのが苦手で、人の目を見て話すこともできない、典型的な人見知りでした。そんな私がオーディションを受けたのは、父から「オーディションに受かったら携帯電話を買ってあげる」と言われたから(笑)芸能界に興味があったわけではなく、グランプリをいただいてしまいました。そのときの気持ちですか?すごくイヤでした(笑)
しばらくは、わけがわからないまま「やらされていた」という感じで、おシゴトが楽しいと思うことができ始めたのは『さくら学院』というアイドルユニットの活動を経てからです。事務所からは『さくら――』は、やってもやらなくても、どちらでもいいという選択肢をもらうことができたんですが、「やる」と決めたのは自分です。複雑な気持ちでしたが「ヤダ」よりも「途中で投げ出したくない!」という気持ちが強かったみたいです。メンバーの中で、ダンスも歌も初心者なのは私だけでした。練習の際、自分だけできないのはつらかったです……。だからこそ、少しずつ上達する感覚はうれしかったな。メンバーやファンのかたの応援や力も強かったと思います。生のステージで、苦手なトークをするときにはメンバーのフォローがあり、優しい反応をしてくれるファンの皆さんがいました。多くの人のサポートがあって、シゴトが楽しくなり人見知りも治りました。あとから聞いた話ですが、父は私に何かに夢中になって欲しいと願い、オーディションをすすめたそうです。今ではシゴトに熱中できていて、父にも感謝しています。
英語を勉強して
海外のショーを目指す!
2014年8月からファッション誌『Ray』の専属モデルを務めています。それまでの『二コラ』とはポージングもまったく違って、初めのうちは戸惑いました。でも、雑誌をたくさん読んだり、ショーの動画を見たりして勉強しながら経験を積み重ねていくうちに、楽しめる瞬間も多くなってきました。特に気持ちがいいのは、自分が試行錯誤して出したポーズが編集さんの意見と合致したとき。そんなときは、できあがった雑誌を見ても素直に「これ好きだな」って思えます。モデルとして、将来は海外のショーに出たいという希望もあります。そのためにはまずは英語の勉強が必要!この3月に高校を卒業した節目でもあるので、何かを始めるにはちょうどいい時期。なので、ここで 宣言します!(笑) 英語の勉強します!
挑戦することが
やりがいです
デビュー当時から1番苦手だったのはお芝居です。事務所に所属後、初めて演技のレッスンを経験したときに、恥ずかしくて恥ずかしくて、何も言えずに固まってしまいました……。できる人のほうが変だと思ったほど!それからは演技に対して恐怖心を抱くようになり、レッスンからも足が遠のいていました。そんな私が、2013年からは女優としての活動もスタートさせました!デビュー作はドラマ『山田くんと7人の魔女』。お話をいただいたときには、お芝居(のレッスン)から離れて3年が経っていました。おシゴト自体に慣れてきていたせいもあり「今ならお芝居も挑戦できるかもしれない!?」という期待が生まれてきていたんです。
移動中も電話でもマネージャーさんにつき合ってもらいながら台本読みをして、役づくりしました。でも結果は散々(泣)完成したドラマを自分で観ると……、棒読みったらありゃしない!お札を貼って封印してほしいくらい恥ずかしいです。でも、レッスンを逃げ出したときとは、違う感覚です。地面にのめりこむくらいヘコみましたが、次へのステップだと受け止めることができました。映画『想いのこし』では、より演技の難しさやろおもしろさを知ることになりました。撮影中は、平川雄一朗監督が厳しく指導してくださって……。毎日泣いていました。あるときは撮影場所のグラウンドに呼び出されて怒鳴られたこともあります。今考えると監督の思いやりで、極限状態の演技を引き出そうという熱意だったことがわかります。監督のおかげで、ラストシーンが終わったときは、力を出し切って立ちくらみがするほどでした。それは、初めて味わった達成感であり、この世界をもっと知りたいと思った瞬間です。デビュー当時はあんなにイヤがっていたのに、今はこのシゴトをずっと続けたいと考えています。簡単には乗り越えられない壁がたくさんあって、自分に納得できないことばかり。挑戦していく毎日に、やりがいを感じています。
高校卒業記念のファースト写真集が3月に発売。撮影はグアムと愛莉ちゃんの故郷・福島県で行われました。グアムでは爽やかな日差しを浴びて元気いっぱいにはじける水着姿や大自然をバックにしたクールな表情を公開。地元では制服姿でリラックスする等身大のシーンなど、愛莉ちゃんのすべてが詰まった写真集です。
■定価:2,500円(税抜)