米国:下院議員25人が日韓関係改善の書簡
毎日新聞 2015年04月24日 12時30分
◇佐々江賢一郎駐米大使に
【ワシントン西田進一郎】米下院のマイク・ホンダ議員やエド・ロイス外交委員長など超党派の25人が23日、安倍晋三首相の26日からの訪米について、日韓間の歴史認識問題に対処するよう求める連名書簡を佐々江賢一郎駐米大使に送った。書簡は「米国のアジアへのリバランス(再均衡)の極めて重要な局面にあり、強固な日米韓の協力がアジア太平洋地域や地球規模の平和と安定の要になる」と、日韓関係改善の必要性を強調した。
書簡はまた、戦後50年の村山談話や慰安婦問題を巡る河野談話を公式に再確認するよう求めた。
一方、韓国系米国人団体は23日、米議会の議員会館で記者会見を開き、安倍首相が米議会上下両院合同会議での演説時に、慰安婦問題について謝罪するよう求めた。会見に元慰安婦として出席した李容洙(イヨンス)さん(86)は謝罪を求めたうえで、「日韓は隣国であり、平和的な和解をすることを望んでいる」と語った。