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●最近のわたくし。

2015.04.23 Thu

▼久々ですね:

 皆様におかれましては、お元気でありましょうか。

 わたくしはといえば、お仕事の疲労により目が霞みまして、「スパークライトコミックス」を「スーパークライストコミックス」と読み間違えて、「ううむ、ご利益のありそうな出版社だ」とか、朦朧とする意識の中で思ったりもしましたが、まあ、寝て起きたら、元気です。


 この数ヶ月ばかりは、創造的でない趣味(aka ヤフオクでいらないものを処分)に没頭してて、そっちにリソースを割いてたら、ブログを更新する気力が沸かなくなってた感じですが。

 まあ、更新せずに30日経ちまして、あの憎き「上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています」の野郎が表示されやがりましたので、そろそろ更新したく思います。


▼ヤフオクメモ:

 とりあえず、再開1発目は年初から3ヶ月半ほど、ヤフオクをしてて学んだことの覚え書きという、俺しか嬉しくないエントリですが。

 いや、他のことも書こうと思ったのですが、この話が長くなったので、今回のエントリはこの話だけとしますですます。いつものことですね。

 まあ、ここはわたくしの日記帳にしてメモ帳ですので、遠慮なく書きタラします(開き直り)。


 とりあえず、今回メインで処分してたのは、タカラ(現・タカラトミー)のロボット玩具がメインでしたが(あとタカラ製のプラモデルとか<タカラ好きだな!)。

 こう、なんや知りませんが、最近、中国あたりで、この手のロボット玩具のブームが来てるそうで、んでもって、このところの円安なども加わった結果、「金持ちの中国人が、代理入札業者を噛まして、割と強気な額で入札してくる」という、非常にいい感じな売り手市場になってました。多分。

 まあ、実際、「中国でロボ玩具がブーム」とか、ネットの隅っこの方で見かけたウサン臭い話ではあるのですが、実際に代理入札業者がバシバシ入札してくるので、そーいうものと認識せざるを得ぬのです。

 どうでもいいですが、「得ぬのです」を「エヌのです」と書くと、なんか星新一のショートショートのセリフみたいですね(ひたすらどうでもいい)。

※代理入札業者は 1)落札者の名前がアジア系、下手したらオークションIDが「Xi'an-Coy-Manh」みたいに中国名の英語表記 2)落札者が日本人でも、送り先が「株式会社グローバルなんたら」「アジア○○貿易」とかいう、まあ、代理入札とかしてそうな会社 3)オークションIDが「buyee」とか、それ系の会社の名前だったり、スゲェ適当な文字列 とかいう感じで、ちょっと取り引きしてれば解るようになります(つーか、そもそも向こうも別段隠す気はない)。


 ちなみに、オイラはだいたい週20個くらい出品してたんですが。

 その内訳は、おおまかに「限定トイとかの目玉商品1、2個、そこそこにレアなの5、6個、あとはルースの処分品」とかいう感じな配分でね。

 こう、毎週目玉商品を出すことで、入札してくる方々が「今週はどんな目玉商品があるかしら」的にチェックしてくれる流れを作りつつ、処分品のルースフィギュアもついでに入札してもらって落札価格の底上げにも期待、とかそんな感じの陣容にしてたのですが(※割と図に当たってたので今後もそうしたく思う)。

 でーね。

 そうした出品物の陣容にしてると、なんつーか、落札金額が高くなりがちな「目玉商品&レアもの」は、代理入札業者同士と、少数の金のある玩具マニアが競り合って、その一方で、捨て値で出してる「処分品ルースフィギュア」の方には、日本人の多数の金のない玩具マニアが競り合うって感じになるのね。

 でー、代理入札業者と玩具マニアがドスン、ドスンと結構デカい単位の金額を入札して競り合ってるのに対して、「処分品のルースフィギュア」の方は、「相手の入札金額を上回るまで、10円単位でチビチビ入札してく」人ばっかでね、なんつーか、「趣味の世界も不景気やも知れぬ」と、思う次第でした。

 っつーか、相場が1万円前後のモンをシャレで1円で出品してるブツをね、10円単位で競り合ってる人とかね、もう複数の入札者が競り合ってる時点で、「運よく相場の1割程度で買えちゃった!」なんていうありがちな奇跡は起こりようもないのに、なんで10円単位で競り続けるかね。どうせ終了1時間前に代理業者に蹴散らされるのに。

 あと、数百円で出してるルース品に「状態はどうですか?」「関節は大丈夫ですか?」「ちゃんと変形できますか?」「タバコ吸いますか?」みたいな質問してきて、そのクセ、競り合うでもなく早い段階で入札を降りちゃう人とか、相手するの面倒くさいので、勘弁していただきたいなぁ、と思いますが、まあ、逆にこの手の神経質な人に落札されると、後が面倒くさくなる場合も無きにしも非ずなので、とっとと降りてOKです(投げやり)。

※神経質な人の例:品物が到着後に「商品写真では見えないところの色が褪せていたので対応していただきたい」的な連絡をしてくるのは、まあいいとして(俺のミスですし)、その連絡で弁護士事務所のホームページへのリンクをズラリと張って、「弁護士のサイトで調べた結果、説明や画像で不十分だった点は信義誠実の原則に反し、一切該当しない」とかいう恫喝とも取れるテキストや、「過去に冷酷非情な店と出品者に酷い目に遭わされた」とか、聞いてもいないことまで書き連ねる感じの人。「返品・返金すればいいですか?」って聞き返したら「あなたは評価が多い人なのでそのような誠実な対応をしてくださることと云々」とかいうテキストを返してきましたが、違います、返金対応するのは俺が誠実だからじゃないです。あなたが気持ち悪いから係わり合いになりたくないだけです。

 まあ正直ね、捨て値で出してる品物に疵のなさを求めてくる日本人より、連絡とか入金とかが日本人よりも割とノンビリしてるけど、連絡時に余分なことを書き連ねず、金離れも良い代理入札業者の方が楽よね、とか思わないでもないです。

 例え落札後に1週間ほど連絡来なくて、その間に、落札者のIDにミルミル「連絡来ないので落札取り消し」な感じの評価が付きだしてても、俺に対してキチンと金を払ってくれれば、全くもって無問題です(実話)。


▼オチらしきもの:

 でー、ヤフオクに出品してると、マイページでオススメされてる商品を落札しちゃう機会も増えるのですよね、これが。

 こう、こないだ読んだ『トランスフォーマーズ:モア・ザン・ミーツ・ジ・アイ』の第6巻でのクロームドーム&リワインドのカップリングに非常に萌えたのですが。

 その影響で、トランスフォーマー・コレクターズクラブ限定の「クロームドーム」と「リワインド&イジェクト」セットを買い揃えたり、あと同誌の新レギュラーのナイトビートのトイを買ったりしてしまいました。クロームドーム&リワインドは身長差がいい感じで、カップルで並べてると萌えます。ちょう萌えます。スワーブやテイルゲートあたりとリワインドを絡めるのも萌え萌えです。

 などと、無理矢理アメリカン・コミックスの話題を絡めたところでオワル。


<完>
  
  
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●別にどうでもよき日常。

2015.03.12 Thu

『有害都市』の第9話が更新されてましたね。

 こう、ブログの更新をしてなかったおかげで2回続けて『有害都市』をテーマにしたエントリになりまして、これじゃ俺が、すごく『有害都市』を気にしてる人みたいで、気恥ずかしいです。


 んで、「『有害都市』第7話のお詫び」で、作者が言及していた、

>後に作品内で言及される予定の「ある人物」

 とかいうキャラクターは、どうやら、ウィリアム・ゲインズとハーヴェイ・カーツマンの2人を合成させたキャラクターのようでしたね。

 っつーか、このキャラクターの名前が「ハーヴェイ・ゲインズ」と、ネタ元が解りやすい様、配慮されているのが素晴らしいと思いました。

 まあ、ゲインズもカーツマンも、作者いうところの

>1950年当時、有害コミック追放運動が巻き起こり、全米のメディアからコミック業界が猛バッシングを受ける中、アンダーグラウンドの舞台で風刺とパロディー精神を武器に、あらゆる権威を相手に戦い続けたクリエイターがいました。

 などと形容される人物ではないのですけどね(アンダーグラウンドじゃないし、そもそも権威を相手に戦い続けてない<何をもって「戦う」とするかにも拠るですが、まあ戦ってないと思います)。


 こう、感想としては、事実を誤認して、誤認した事実に自分勝手に思い入れを込めて、「あの時代にも規制と戦った人がいたのだ!」とかいう結論ありきなフィクションに仕立て上げてる感じが、どうにも居心地が悪く感じました。

 まあ、『有害都市』の作品世界では、そういうことになってて、ハーヴェイ・ゲインズという架空のキャラクターが、「アンダーグラウンドの舞台で風刺とパロディー精神を武器に、あらゆる権威を相手に戦い続けた」のですから、別にそれでいいとは思いますが。俺個人が居心地悪いだけのことです。はい。

 でも、作劇上の都合とか、構成上の都合とかで、コミック史の枝葉を切り飛ばして、恣意的にツギハギしてる一方で、うるさい人たちに揚げ足を取られそうなディテールは一切描いてないという、このスカスカな内容で、本話の主人公みたいに「アメリカでも規制と戦っていたクリエイターはいたのだ!」とか、心を動かされる読者はいるのかなぁ、と思いました。

 第7話があれだけ物議をかもしたのは、ディテールが描かれてたからなのだなぁ、と、今回のディテールに欠けた第9話を読んで気づきました。

 とかなんとか。


 本当は、「コミック出版社社長兼コミック作家(しかもアーティスト)って、すげぇなハーヴェイ・ゲインズさん」とか、「“小さな出版社”のはずなのに、なんで1954年の公聴会に参考人として呼ばれてるの?」とか、史実を切り張り&改変した結果、ツジツマがおかしくなってる箇所への突っ込みはあるのですが。それらの突っ込みどころを、知らない人に解りやすく説明する手間をかける程、この作品に思い入れはないので、とっとと終わります。

<完>
  
  
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●どうでもよき日々また日々。

2015.02.26 Thu

▼どうでもよき感想:

『有害都市』の第8話が更新されてましたね。

 例の「有害指定を避けるのに有効な方法」が、中堅どころの出版社の青年マンガ誌の編集者が、配属初日に覚えるレベルの「業界あるあるネタ」で腰砕けだなぁとか、担当編集者に何も相談もせずに原稿に手を入れるのは作劇上のご都合ですなぁとか、ちょいとレギュレーションを課せられた程度で手が止まって人前で泣きだす豆腐メンタルの主人公に全く共感できないなぁ、とか、そもそも、暴力シーンのパーセンテージって、紙の単行本になるときに考えるべきものなのに、ウェブ連載の時点で考えるのって意味なくね? とか、ていうかもっと厳し目のレギュレーションのジャンルで傑作を生み出すべく奮闘しているクリエイターに対して失敬なハナシだよね、とか、アメリカ人と別れてから、アメリカ人とスカイプで話すまでのシーンに「結構な時間が経過しました」的な演出が一切ないので、主人公が数時間しか悩んでない感じに読めてしまうのは演出的に悪手じゃね? とか(背景が白すぎるのも、時間経過が感じられない一因だと思う)、なんだかアラ探しばかりする感じの姿勢で作品を読んでいる自分に気づいたので、「いかんなぁ、もっと純粋にフィクションを楽しまないと」と、反省しました。

 あと、この後、20行に渡って、

「“レギュレーションを課せられることは自由な表現を規制するものであり、面白いマンガを描く上で枷でしかない”的な描き方は、一面的だと思う」

「レギュレーションは時にクリエイターを発奮させ、実力以上のアイデアを閃かせる存在であると思う(時に、ね)」

「表現技法の引き出しが少ないのを、表現規制のせいにして、“僕は面白いマンガを描きたいだけなのに”とか泣き言をいわせるって、あまりに主人公が表現者として無能過ぎね?」

 とかいう感じの文字を書き連ねてましたが、なんだか収拾つかないし、「もはやアメリカン・コミックス関係ないよね」と、突然我に帰ったので、清書するのをやめて削除しました。

 君らもこんなヤクタイもないブログなぞ読んでないで寝たまえ。
  
  
<完>
  
  
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●最近の日常。

2015.02.20 Fri

▼アメコミNightにいったゾ、の巻:

 行った。

 なかなかに面白い雰囲気のイベントで、柳亨英さん、スーパーログさんの司会進行ぶりとかツッコミぶりが非常に面白うございました。また気になるテーマの回があったら行こう、と思いました。

 ていうか、スーパーログさんが、「SENさんの行動力はどうかしてる」という、ミもフタもない核心をついた突っ込みをされてまして、「そうだよね、あの人、よくよく考えると、“どうかしてる”人だよねぇ」と、今さらながらにして思いました(<失敬だ)。

 あと、最後の方で、オイラが10数年前に作った同人誌が紹介されたので、死ぬかと思いました(死んだ)。

 それから、隣の席のyokkunが、あまり飲んでなさそうなのに、非常にアッパーなテンションだったので、「あれ、この人が飲み会でいっつも変なテンションなのは、“酔ってるから”でなく、単に素なのかしら」と、思いました。

 試しにその後の2次会(幹事のねこのひとさんお疲れ様でした)で、yokkunにお酒を飲ませて観察してみまして、「多分、普段からテンションはそこそこアッパー」「そこに酔いが加わることで、言動がアサッテの方によじれていく」という感じなのかなぁ、と、思いました。

 あとyokkunは『ロードス島伝説』世代、という無駄な知識を得ました。わたくしは年寄りですので『ロードス島』というと「ウォーロック」の『トンネルズ&トロールズ』のリプレイくらいしか知りませぬが(<お前のボケはツッコミしづらい)。

 とりあえず、前回のツッコミに対して、SENさん本人から「ポスト・ゼロアワーって書いちゃうと、紙数が限られてる中で『ゼロ・アワー』の説明までしなければならなくなるので」と、わざわざ解説いただいて、とても合点がいきました。

 とかなんとか。
  
  
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●最近の解説冊子な日々。

2015.02.14 Sat

▼小学館集英社プロダクションから出た、『シャザム! :魔法の守護者』の、解説冊子がいいよね、というエントリ:

 いいよね、解説冊子。

<完>


 ……も少し長く書いた方がいいですか。


 まあその、この解説冊子は、ですな。シャザム/キャプテン・マーベルの歴史とキャラクターについて、とても真剣に、様々な資料に目を通しているであろう筆者が、

「表面3ページ、裏面4ページという、シャザム/キャプテン・マーベルの歴史とキャラクターをきちんと語る上ではけして多くないスペースを、いかに適切に使い切るか」

 とか、

「初心者にも解り易いよう、情報を絞りつつ、かつ平易な言葉で語る」

 といったあたりの命題に、真摯に、誠実に取り組んで原稿を書いている感じが伝わってきて、「いいよね」と思うのです。


※いやまあ、「オイラ個人がそう感じた」という、いうなればクソジジイの勝手な思い込みでして、実際には推敲とかせずに、内容とかも思いつくままスラスラ書いてって、気付けばきっちりスペースを埋められてた、的なソレで書かれてたりするのかも知れぬのでありますが。


 個人的には、DCとフォーセットの“例の裁判”回りの解説がね、他よりも割合に文字量を割きつつ、凄く気をつけた言葉遣いで、かつ、読者に軽く念押しする感じで書いているのが、大好きです。

※いやまあ、「おいら個人がそう感じた」という(以下略)

 こう、キャプテン・マーベルの通史を書こうと試みたことのある人間なら、あのあたりの原稿読むと、「うむ(詠嘆)」って、力強くウナヅく感じのね、いい文章よね。ホント。

(※「キャプテン・マーベルの通史を書こうと試みたことのある人間」なんてのが滅多に居ないことは、この際、ガン無視します)

 裁判関連の記述の直後に、「シャザム」の商標関連についての話をしてる構成も、すごくいい。読んでて微笑みがとまらないくらいに、すごく、心地いい(<変態か)。


 後は、表面のテキストのラストの方の、ジェフ・ジョーンズのコメントが、「~と、言っている」みたいな“伝聞系”でなく、「~と、語ってくれた」っていう結び方になってるのがね、萌えるよね。ちょう萌ゆる。


 でー、結論としては、この解説冊子は、今後、日本においてシャザム/キャプテン・マーベルを語る上で、まあ、目を通していて当然なくらいの“基礎資料”として、仕上がってるじゃないですか。

※無論、「オイラ個人がそう感じた」ことではあるが、貴様らもそう感じたであろうな、な?(強制かよ)


 ででー、これからシャザム/キャプテン・マーベルに興味を持つ若者が、ですよ。まず最初に手に取るであろう邦訳版『シャザム!』第1巻に、こんなクオリティの高い資料が付録として付いてくるわけで。

 こらもう、文化的な偉業ですよ。

(大げさですか。でも本気でいってますよ、俺は)


 なので、若者よ、感謝して、嚙みしめて、読むのである。この解説冊子を。


 ……ああ、それと、あくまで“基礎資料”ですからね。基礎。これでシャザム/キャプテン・マーベルの75年の歴史の極意が身に付いたとかいう、思い上がりをした若者がいたら、丸めた「Alter Ego」で頭をポコポコ殴りますからね。


▼オチらしきもの:

 まあ、ホメてばっかなのもなんなので、最後に、いつものうちのブログの、「誰にでも噛み付く狂犬」的なツッコミもしときますかね(<待て)。

 いや、ジェリー・オードウェイの『パワー・オブ・シャザム!』を「ポスト・クライシス」に含んじゃうのは、ちょいとザックリしすぎじゃないかなぁ、と、個人的に思うなぁ、と、いう、そんだけですが。

 個人的には、ロイ・トーマスのアレをのみ「ポスト・クライシス」として、んで、『パワー・オブ・シャザム!』は、「ポスト・ゼロアワー」と、見なしたいのね、と。

 その、『パワー・オブ・シャザム』と「ゼロアワー」に直接的な相関関係はなく、単に同じ年に出てただけ、という背景は踏まえた上で。

 無論、そのような指摘は受けるかもしれぬと解った上で、情報を解りやすくするために、あえて『パワー・オブ・シャザム』を「ポスト・クライシス」と定義したのかなぁ、とかも思いつつ。


 ……と、いうようにね、この基礎資料をサカナに、シャザム/キャプテン・マーベルのコンティニュイティ回りについての談義なども出来るようになった、ということも喜ばしいですね。

 なにより、喜ばしいです。

<完>
  
  
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