22日の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、2万円の大台に乗せて終えた。終値は前日比224円81銭(1.13%)高の2万0133円90銭。日経平均が2万円台を回復するのはITバブル時の2000年4月14日以来、約15年ぶり。企業業績の改善期待から、主力株を中心に幅広い銘柄に買いが膨らんだ。日銀による追加の金融緩和への思惑が一部で広がっていることも相場の支えとなった。
朝方から買い優勢の展開で始まった。前場中ごろには株価指数先物に買いが続き、裁定取引に伴う現物株買いが相場を押し上げた。後場にかけて高値では目先の利益を確定する売りが出たものの、根強い業績改善期待に支えられて幅広い銘柄に買いが続いた。JPX日経インデックス400、東証株価指数(TOPIX)も続伸し、そろって年初来高値を更新した。TOPIXは2007年11月1日以来、およそ7年5カ月ぶりの高値水準で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆8967億円、売買高は27億9542万株。東証1部の値上がり銘柄数は全銘柄の約6割にあたる1126、値下がりは606、変わらずは149だった。業種別TOPIXでは全33業種中、28業種が上昇。「証券商品先物」「銀行業」「その他金融業」の上げが目立った。
個別銘柄では、三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGなどメガバンクに加え、野村や大和がそろって年初来高値を更新した。日経平均への影響度が高いファストリ、ファナック、ソフトバンクなどの値がさ株も高い。一方、ソニー、キヤノン、村田製は下落した。
東証2部株価指数は続伸した。ラオックス、TBグループ、くろ工、象印が上昇した。半面、朝日インテク、CRE、ダイハツデが売られた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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