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【ビジネス解読】
粘着テープで蓋して走る韓国版新幹線は“大丈夫か”…「世界最高」朴大統領は言うが、日本新幹線との決定的な差
とはいえ、今さら新幹線システムに切り替えるのは無理だろうから、韓国の鉄道関係者にはせめて、次のエピソードを参考にしてほしい。
日本が誇る東海道新幹線。JR東海は現在、「新幹線史上最大」といわれる作戦を展開している。昭和39年開業の新幹線は昨年、50歳になった。人間で言えば、体のあちこちにガタがくる時期だ。そこで同社は平成25年から大規模な「若返り改修工事」を行っている。
鉄橋233カ所、トンネル66カ所、高架橋148キロ。10年かけて、これらすべてにアンチエイジングを施す。実は、新幹線の構造物は今すぐに不具合が発生する段階ではない。しかし、「先手」を打つことで、100~150年もその寿命を延ばすことができる。しかも、JR東海はこの大工事を、1本の列車も運休させることなく実施するという。
備えあれば憂いなし。日本の新幹線は、こうした「予防的措置」とたゆまぬ「技術革新」によって、開業以来、乗客の死傷事故ゼロを続けている。平成25年度実績で運行1列車当たりの平均遅延時分が0.9分という正確さにもつながっている。
「世界最高水準の高速鉄道技術」の称号は、やはり新幹線にこそふさわしい。
※韓国SBSのサイトに掲載された動画ニュースはこちらから。
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