記事詳細
【ビジネス解読】
粘着テープで蓋して走る韓国版新幹線は“大丈夫か”…「世界最高」朴大統領は言うが、日本新幹線との決定的な差
ところが、実際に運行を開始した翌2日、早くもトラブルが発生。ソウル・龍山発光州行きのKTX515号で、先頭車両のウォッシャー液の注入口の蓋が閉まらなくなり、「世界最高水準」の技術に文字通り水を差してしまった。
問題はこの先だ。閉まらなくなった蓋を修理するために、韓国鉄道公社(KORAIL)が用意したのは、なんと粘着テープ。確かに、粘着テープはどんなものでも強力に固定してくれる便利グッズだ。しかし、開業初日の高速鉄道の車両が、テープで無造作に補修されて走行するさまは、まるでデビュー戦から満身創痍(そうい)という、なんとも締まらない結果となった。
最高速度300キロを誇るKTXだが、聯合ニュースによると、さすがに190~230キロに速度を落として運行したらしい。それでも、粘着テープがスピードに耐えられずにはがれてしまい、途中駅で張り替えるというドタバタぶりを露呈。結局、目的地には17分遅れで到着した。
まさかの“逆走”事件も
いきなり出だしから、朴大統領が世界に売り込もうとする、「世界最高水準」の実態をまざまざと見せつけてくれたKTXだが、その後もダメを押すかのようにトラブルが続く。
関連ニュース
- 【ビジネス解読】韓国激怒「市場食われた」中国コピー商品排除の“噴飯”…日本からみれば「何を被害者面を」なのだが
- 【ビジネス解読】アベノミクスから脱落する「メード・イン・コリア」…韓国企業相次ぐ日本撤退、事業縮小、サムスンのスマホも存続危機か
- 【ビジネス解読】東京-大阪「10分」 「マッハ2・5」戦闘機並み「真空チューブリニア」開発に取り組む「中国」「米国」の“本気”
- 【ビジネス解読】「旅客機」「鉄道車両」中国に大きく水あけられる韓国の憔悴…「ソウル地下鉄は中国に奪われ、下請け全滅」危機説も
- 【メガプレミアム】中国版新幹線「メキシコ受注白紙撤回」で激怒 振り向けば「日本リニア」完成の危機感に煽られ