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書籍

イスラエル、再販制度を導入したら業界全体の売上が20%ダウン 43

ストーリー by hylom
結局実質値上げになったという話では 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

イスラエルは2014年2月より日本と同じような書籍の再販制度を採用したが、どうも失敗に終わりそうな雰囲気になっているらしい(hon.jp)。

再販制度が導入されたのは、電子書籍や書店チェーンによる割引販売などから「出版文化を守る」ためだそうで、新刊の紙書籍に対し刊行から18か月間は定価で販売することを義務付けたという。また、著者への印税率も8%に固定したそうだ。ところが、その結果、書籍出版業界の全体売上が20%ダウンしたという。そのため、関係者らからは再販制度の廃止を求める声が上がっているそうだ。

国内でも電子書籍関係は割引などがあるが、影響は出ているのだろうか。

  • 20%売り上げが減って5%利益が増えているのかもしれない。
    それはただの推測ですが、視点も設定せずに失敗とするのはどうか。
    ここに返信
    • by Anonymous Coward on 2015年04月23日 19時03分 (#2803000)

      失敗に終わりそうというのは、
      売り上げダウンだから失敗でなく、
      「関係者」(著者&出版社ということ?)が文句を言って、その結果再販制度廃止になるかもしれないということ。
      一度導入してもし廃止したら、失敗といえるでしょう。

      ただ「文句」というのが、「違法配信でCDの売上ガー」と似た感じですので、
      文句=失敗ではないと思います。

      • by Anonymous Coward

        原文ざっと見たけど、この「関係者」というもはThink Tankか販売者のように読めたんですが、違ったんでしょうか…
        # 英語能力不足が身にしみるorz

    • 再販制度の目的は、業界では無くて文化の保護なので、売上が減ったら失敗とされてもしょうがないのではないでしょうか。

      • by Anonymous Coward

        国会図書館に納本したら、売り上げに関わらず、文化の保護は十分果たせているのでは?

    • by Anonymous Coward

      日本たたきたいだけですので。

      • by Anonymous Coward

        どこの国も日本みたいになりたくないでしょう

  • by Anonymous Coward on 2015年04月23日 18時06分 (#2802960)

    世界中どこも10%未満とかなのか?なんか、ものすごいモチベーション下がりそうな数字なんだけど。
    書籍ってそんなにコストがかかるのが当然な産業なんだろうか。

    本屋という物理的な流通経路が必要な紙の本だと、著者自ら消費者の手に届くところまで管理するのは難しいけど、今の時代デジタルのプラットフォームがあるし、自分で書いて即デジタル店頭にのせる、ってだけで済んで、取り分も多くなると思うんだけどなぁ。
    編集や表示デザインなんかは外注して。

    実際アプリ業界は、出版社とか取次みたいな外部通さず、開発者から直でマーケット(AppStoreとか)に並べて商売できてるよね。
    まぁ、出版は古くからある産業だから、昔由来のやりかたから脱皮しづらいってのはあるだろうが。

    「出版業を守ろう」っていうのはいいんだけど、「古臭い非効率なやりかたを守ろう」っていうのとは違うと思う。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      iBooksとかAmazon KDPとか仕組みはあるよ。

      • by Anonymous Coward

        そのくせ書籍業界の連中はサーバー維持費ガーとか振込手数料ガーとかできない理由を並べ立てることしか考えてないんだから無能にもほどがある。誰もお前らに金勘定やサーバーのお守りをしろなんて頼んでないからAppleやamazonに丸投げしろ。つーかお前らいらねー。

    • by Anonymous Coward

      それって、同人誌。
      新思潮とか白樺とか昔からあるんだけどね。

    • by Anonymous Coward

      重版のない(=ヒット作でない)一般の書籍の場合は
      書店18%
      取次(卸)12%
      著者印税10%
      レイアウト・校正費10%
      印刷費20%
      出版社販管費20%
      出版社収益10%
      「出版社への返本による損金(20%返本の場合)」-20%

      結果、出版社は赤字を抱える構造になっている。
      電子化しても書店+取次相当分をamazon等が持っていき印刷費しか削れないので大して安くならない。

      返本損金はなくなるが販売分しか売上が立たなくなるので、
      出版社販管費とレイアウト・校正費を落とすと。
      両方落としたら「ほとんど同人誌」のような…。

  • イスラエル国内でわざわざ本を書く作家はヘブライ語で書くのだろうけれど(ヘブライ語の本はイスラエルぐらいでないと売れないだろうけれど)、イスラエルの人口は800万人。どれくらい商売になるんだろうね。

    人口1億2000万人の日本では(一部の売れ線書籍を除けば)初版はせいぜい数千部、1万部超えたら大成功、なんて話もありますが、その比率をイスラエル人口に換算すると……。

    ちなみに、日本国内での作家の印税は10%、翻訳家の印税は7%前後。日本では翻訳業もかろうじて商売になっておりますが、イスラエルだと、国民に英語を読ませるほうが早いはず。中小国で小学校から英語を習わせるというのは、そういう意味でもあるわけで。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      インドならそもそも地域ごとの固有言語が多いので、国内でもヒンディーより英語のほうが通じやすいという事情がありますが
      イスラエル程度の国土と人口ならヘブライ語ですむんじゃないですかね。
      生活環境自体が英語でなければ、小学校から勉強したからといっても全国民が問題なく
      英語の読み書きができるようにはならないということは、日本人自身が証明しているじゃないですか。

      ちなみにお国柄という点(なのかわかりませんが)では、
      新人作家を売り出すのにはディスカウントが必須
      みたいな感じに書かれてるのが面白いと思いました。
      さすがに無料はないと思いますが(

  • by Anonymous Coward on 2015年04月23日 17時42分 (#2802939)

    もし18ヶ月間、値引きができないなら、

    ・18ヶ月間はいつ買っても同じだと先送りしているうちに購買意欲がなくなる
    ・値引きされる可能性のある18ヶ月後に買おうと思っていても、その頃には購買意欲がなくなる

    なんて可能性を思いつきました。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      前者の心理状態はあまりよく解らないが、後者はありそう。

      では逆に「今だけ半額!!」とか? 一定期間を過ぎたら後は定価販売。

    • by Anonymous Coward

      法の及ぶヘブライ語の書籍でしか読書が出来ない層はどのくらいを占めるのか
      たとえば周辺国アラビア文字しか読めない層の読書率なんて笑っちゃうくらい低いでしょ?

      • by Anonymous Coward

        周辺国はコーランを読めなきゃお話にならないのに
        読書率が低いって・・・

        • by Anonymous Coward

          イスラム国の戦闘員とか、コーランも読めないのに、
          コーランには俺たちの主張が書かれていると言ってるとか
          聞いたことがある。
          本当かどうかは知らないけど。

          • by Anonymous Coward

            どっかの国の隣国も、昔の資料を読まれると都合が悪い(嘘がバレる)ので国策で漢字をほとんど廃止したんだっけ。

            • by Anonymous Coward on 2015年04月23日 19時56分 (#2803038)

              あほな陰謀論はさておき
              そのどっかの国
              実のところは、
               言語としては漢字とハングル両方あった(漢字は難しくハングルは簡単)
               ↓
               永らく識字率は非常に低く、識字可能なのは両班と学者と一部の富裕商人でなぜか難しい漢字を公用とし使っていた
               ↓
               どっかの国が某国に併合される
               ↓
               某国の同国人となったからには
               両班制廃止と同時に識字率向上のため読み書きを教えるが、漢字は難しいという理由で識字率が上がらなかったためやむなくハングルで読み書きを教える(漢字の学習・使用は自由)
               ↓
               ハングルでの識字率は向上したが難しい漢字は覚える気すらなく漢字の識字率は一向に向上しない(漢字の学習・使用は自由)
               ↓
               戦後独立するも依然漢字は覚える気すらなく漢字の識字率は一向に向上しない(漢字の書物が死蔵)
               ↓
               漢字が読めないため自国の歴史が把握・理解できない
               ↓
               生来の思考形態もあいまってファンタジーな歴史を作り上げ、実史と教育し始める
               ↓
               現在に至るも、ハングルは読めても漢字は読めず
               ファンタジーな歴史を実史としている
              こういう経緯ですね

              識字率が低いと口伝による歴史や宗教の継承になってしまうが
              継承したものが正しいのか否かを確かめることが難しくなる

              • by Anonymous Coward

                漢字は難しいか?

              • by Anonymous Coward

                漢字は難しいですよ。故あってインド方面のよくわからん文字を必死に勉強する羽目になった俺が言うんだから間違いない。
                100個の文字を覚えるのですら大変なのに、数千個の文字を持つ漢字なんて、ネイティブとして幼い時から学習してないと難しいどころじゃないでしょう。

    • by Anonymous Coward

      なんかレンタルを待って映画館で映画見ない人の心理によく似てる。

  • by Anonymous Coward on 2015年04月23日 17時45分 (#2802942)

    何がと言うと、
    「書籍出版業界の全体売上が20%ダウン」
    売上がダウンするのはわかる。ディスカウントしなきゃ売れないから。

    でも問題は、「出版文化」が守られたかどうかでしょ。
    ぶっちゃければ地元の出版社が、再販で売ることで利益をキープできたか。それだけが目的だったんだから。

    この下げ幅では、それもできなかった公算が高いけど。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      電子書籍に流れた人がどれくらいいたのかも分からないね

  • by Anonymous Coward on 2015年04月23日 17時53分 (#2802948)

    全体のことはともかく、個人で言えば、
    本の量は圧倒的に増えた。
    自炊は少ししかしてないので、全部買っている。
    ただしほとんどが値引きアリの時買っている。無料本も多い。

    だがそれでも、一冊目無料や値引きで、その後の巻も買うという結果は多い。
    圧倒的と書いたとおり、実質の金額でも増えている。
    なにせ欲しいと思ったら、ネットにさえつながれば、財布(電子マネー)の残額以外、留めるものがないのだから。

    ただ、作者にどれだけ金が落ちてるかは不明。
    我々が数多くの本を買っても、単価が下がる分利益が少ないのだから。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      紙の本はまとめてドンで印税が入るのに比べて、電子書籍は文字通りに売れた分しか入らないので、スズメの涙ですよ
      電子書籍はまだまだスタートラインにすら立ってないって印象すなぁ

      • by Anonymous Coward

        つまり売れるものを書ける人が強いということですね
        過去の実績等での予測値による出版数というものがないので出来次第でダイレクトに変わると

      • by Anonymous Coward

        > 文字通りに売れた分しか入らない

        それって当たり前のことでは? どうして書籍業界の連中はことあるごとに浮世離れしてることを自慢するのやら。

        • by Anonymous Coward

          著者に金が入る事についての話だってことわかってる?
          それに紙媒体の書籍は発行部数に対して印税が支払われる仕組みなんだよ
          書店が販売した数(実売)に対して印税が支払われる仕組みじゃないんだよ

          >それって当たり前のことでは? どうして書籍業界の連中はことあるごとに浮世離れしてることを自慢するのやら。
          って他人をバカにしてるけど、知ったかぶりで自分がバカを晒してることに気付きなよ・・・

          • by Anonymous Coward

            > それに紙媒体の書籍は発行部数に対して印税が支払われる仕組みなんだよ
            > 書店が販売した数(実売)に対して印税が支払われる仕組みじゃないんだよ

            売れてもいない本の金をもらえる仕組みがそもそも異常だって言ってるんだよ。その分の金はどこから湧いてくるの?

            > 知ったかぶりで自分がバカを晒してることに気付きなよ

            現在異常な状態だからってそれが当たり前だと思い込んで挙句の果てに外部からの指摘をバカ呼ばわりしてることに気づけ。

            • by Anonymous Coward
              最終消費者の手に届く事を「売れる」と表現するのなら、現状ほとんどのモノが「売れてもいないhogeの金をもらえる仕組み」だよ。
              生産と流通の過程で様々なプレーヤがリスクを負担し投機しリターンを得ている。
              本のケースだと、これまで「何部刷るか」のリスクは出版社が負っていた。それが言わば製造直販になったのだから作家の取り分も変わって良いと思うな。

              ていうかもう作家が直販で良いんじゃないか?
              • by Anonymous Coward

                ちょっと前に鈴木みそがやってましたね
                実際印税とかそういったのを完全にコントロールできるようになるわけだから増えていくのかもしれないですね

            • by Anonymous Coward

              印税制度が憎いなら印税制度に限定して言わなきゃ分かんないよ。
              コンテンツ売りなら収入は売り上げに比例させなきゃおかしい!って言いたいなら、まずそう言わなきゃ。

              印税という”売れる前に収入が発生する制度”が現に存在するのは分かるよね。
              他にも一頁いくらとか一冊分書いたらいくらとかの、売り上げとは直接関係ない、実績に基づいた契約だって有り得るよね。
              これは書籍に限らず、音楽でも何でも、いろんな場面で発生しうる。

              で、それと対比しての「文字通り売れた分しか入らない」という話なんだから、印税制度が異常だろうが何だろうが

              >それって当たり前のことでは? どうして書籍業界の連中はことあるごとに浮世離れしてることを自慢するのやら。

              ってコメント単独だと変に見えるんだよ。まるで「売れた分しか入らないわけではない、他の仕組み」の存在が見えてないように読めちゃう。
              こういう形態は別に書籍に限ったことじゃないんだから、上のようなコメントをしている方こそ世間知らずに見えちゃうんだよ。

            • by Anonymous Coward

              「売れてもいない」って言うけど、著者からすれば、出版契約を結んで原稿を納めた時点で、著者の作ったコンテンツは出版社へ「売れて」います。
              その時点で出版社からまとまったお金をもらうことは特に異常でもなんでもない。

              そして著作物以外の小売り流通もみな似たような仕組みです。

            • by Anonymous Coward

              完全歩合制以外の報酬体系はすべて異常だと言いたいの?>売れてもいない本の金をもらえる仕組みがそもそも異常だって言ってるんだよ。

  • by Anonymous Coward on 2015年04月23日 18時45分 (#2802988)

    再販制度の導入目的である「出版文化を守る」はの達成度合いはどうなんだろか?
    目的が「書籍出版業界の全体売上向上」であれば売上減は失敗ですが、「出版文化を守る」のが目的であるので文化が守れているのであれば成功ではないのか?

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      微妙っす。
      だって文化を守るとは、結局「文化を作る人」にカネが行くかどうか。
      いいもの作れば儲かる仕組みこそ大事だから。
      でも儲からなかった。

      もっとも、再販制度が悪いかといえば異論がある。
      世界屈指のコンテンツ発信国である日本が採用してるんだから。
      日本のコンテンツが、再販制度で守られてるのか、悪い制度でもくじけないほど強いのか、それはわからんが。

  • by Anonymous Coward on 2015年04月23日 19時01分 (#2802998)

    > 新刊の紙書籍に対し刊行から18か月間は定価で販売することを義務付け

    そりゃあ、電子書籍そのままで紙書籍だけ定価義務付けたら売り上げ減るわ。
    で、普通ならその分が安い電子書籍に流れたりするんだろうけど、
    イスラエルって紙置き換えるほど電子書籍市場成熟してるの?

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      それって、単に値下げする前提で定価を値付けしていただけの話で、そもそも後で割引する必要がない定価をつければよかったんじゃないの?

  • by Anonymous Coward on 2015年04月23日 23時29分 (#2803121)
    そりゃ一時的に高くなれば売上げは落ちるよ、当たり前じゃん。
    そしてもし落ちたのが安売りで売上げを伸ばしてた大手、それも外資でたとえばアマゾンみたいな所なら国全体の国益を考えれば別に問題は無いわけで。
    そしてそういう所も一応業界関係者は関係者だからな。
    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2015年04月24日 1時03分 (#2803149)

    独占を認める=消費者の不利益なんだから、売上が落ちるのは当然。
    それよりも文化を保護するほうが大事だって判断なんだからね。

    ここに返信
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192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり

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