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作家の船戸与一さん死去 71歳、「虹の谷の五月」で直木賞

船戸与一さん
日本ミステリー文学大賞を受賞し、病身をおして贈呈式に出席した船戸与一さん=3月18日、東京都内のホテル
Photo By 共同 

 「山猫の夏」「砂のクロニクル」などの冒険小説や歴史小説で知られる直木賞作家の船戸与一(ふなど・よいち、本名原田建司=はらだ・けんじ)さんが22日午前2時ごろ、胸腺がんのため東京都杉並区の病院で死去した。71歳。山口県出身。葬儀・告別式は近親者で行う。

 早稲田大在学中は探検部に所属。卒業後、出版社勤務などを経て1979年に「非合法員」で小説家デビュー。85年にブラジル東北部の町を舞台にした「山猫の夏」で吉川英治文学新人賞、92年にはイラン・イラク国境地帯を描いた「砂のクロニクル」で山本周五郎賞などを受賞。2000年には、日本人とフィリピン人とのハーフ少年が主人公の小説「虹の谷の五月」で直木賞を受けた。今年、満州国の興亡をテーマにした大河小説「満州国演義」シリーズが全9巻で完結し、日本ミステリー文学大賞を受けた。

 別のペンネームでも活躍し人気コミック「ゴルゴ13」の脚本にも携わった。

[ 2015年4月23日 05:30 ]

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