2013年07月05日
2013インターハイに向かって③ 早川一矢/古見時夢/林 雅己
2013インターハイに向かって③ 早川一矢/古見時夢/林 雅己 インターハイの演技順が発表された。 http://www.plus-blog.sportsnavi.com/gymhs/article/349 いよいよ。きっともうあっという間にインターハイ本番が来てしまう。 今回も、インハイ前にいくつかの高校を見に行こうと思ってはいるが、毎年毎年、こんな道楽をしていていいものか? まあ、もういいってことにしよう! というわけで、演技順も発表されたことだし、注目選手、チームをどんどん紹介していこう。 ●早川一矢(花園高校)今年のユースチャンピオンシップで、いきなりの大飛躍を見せた選手だ。6位入賞でジャパン進出まで決めてしまった。スティックとロープはなんと4位! 期待以上の出来に、審判に入っていた花園大学の野田監督も、あきらかにウキウキ嬉しそうな表情を隠せなかった。 昨年のユースのときから、花園大学でいつも練習している選手らしい、華やかさは感られた。が、いかんせん安定感には欠けていたし、本人も認めるスタミナ不足で、1本通すのもかなり大変そうだった。中3のときには全日本ジュニアにも出場しているが、25位ととりたてて目立った成績ではなかった。 おそらく。 素質は、かなりある選手だと思う。なによりも魅力がある。 しかし、力を発揮できるまでの体力や精神力をつけるには少し時間がかかるか? と思っていたのだが、たった1年でかなりの成長を見せている。 まだ、高校2年生だと思えば、ますます先が楽しみだが、まずは今年のインターハイで、どんな戦いを見せてくれるのか、期待したい。 ●古見時夢(静岡県立稲取高校)昨年まで国士舘にいた稲葉亮の高校の後輩にあたる。 今年の1月、長野カップで彼が、稲葉のユニフォームを着て、稲葉の曲、稲葉の構成で踊るのを見たときには、なんだかじーんと感動したことを思い出す。 稲取高校は、団体中心で個人の練習はあまりしていないんじゃないかと思うのだが、長野カップでの彼の演技は、粗削りながら、きらりと光るものを感じさせた。ユースでもリングで落下はあったが、動きのキレなどかなりよく見えた。足先など、まだ粗が目立つが、ミスなくまとめれば、そこそこの点数も出せるだけの力はある選手だ。 残念ながら今年も、静岡県から団体競技の代表として出場するのは島田工業高校だ。稲取からは、古見ひとりの参加になる。本当は仲間と行きたかったインターハイかもしれないが、団体出場がなくなった以上は、夏に向けて個人に磨きをかけているのではないかと思う。大化けの期待大の選手である。 ●林 雅己(埼玉栄高校)思わず学年を確認したくなるほどに、彼の演技には落ち着きと貫禄がある。しかし、じつはまだ高校2年生だ。 愛知県から出て、寮生活を送りながら、埼玉栄高校で新体操を続ける道を選んだ彼は、中3のときは全日本ジュニアで7位という実績をもった選手だった。埼玉栄でも、1年生のときからレギュラー入り、昨年の彼は、じつに頼もしいルーキーだった。 しかし、埼玉栄も団体のイメージが強いので、彼の個人演技はどうも陰に隠れがちだったが、今年の3月の高校選抜でブレイクした。 タンブリングも強く、手具操作も巧み、おまけに表現力にも恵まれており、高校選抜は終わってみれば、6位。6位以内に与えられるオールジャパンへの出場権もついてきた! まだ2年生だが、翌年も必ず出られるという保証はないのがインターハイだから。まずは、今年のインターハイで、彼らしい味わい深く、男らしく、そしてテクニカルな演技を見せてほしいと思う。 なんと言っても彼は、男子新体操本来の「よさ」を感じさせてくれる選手なのだから。 <撮影:清水綾子> ※ジムラブに「西日本インカレ 女子団体」の記事をアップしました。 http://gymlove.net/rgl/topics/report/2013/07/04/2013-20/ ※ジムラブの「選手名鑑(体操競技)」も地味に更新しています。 http://gymlove.net/gl/players/ ※ジムラブの「選手名鑑」、新体操も始めました。 http://gymlove.net/rgl/players/
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