【球界ここだけの話(154)】
Aロッドに本塁打数を抜かれたことを知らなかったノムさん「俺より打ったのか。まぁ、話としてはいいけど…」【拡大】
打力を生かすために捕手から一塁や外野にコンバートされる選手は多い。“もしも捕手でなかったら”と誰もが考えるはずだ。「でもな、そういう考えもあるけれど、俺は捕手だったから配球を読んで打てるようになったんだ」。座右の銘のとおり。まさに“生涯一捕手”だ。
捕手として出場し本塁打を放ったメジャー記録はマイク・ピアザの396本(通算427本)。監督が捕手として600本以上打っているのは間違いなく、世界一本塁打を打った捕手ということになる。これはメジャーと比較してもおかしくはないと思う。
最後にお詫びと訂正をさせてください。「Aロッド、世界6位のノムさん超えまであと4本」のコラムで、バリー・ボンズに本塁打数を抜かれた際に監督が「条件が違うわ」と話したのを「メジャーと日本の試合数が同じならもっと打っていた」と書いたのは、自分の大勘違い。今回書いたのが野村さんの本音です。(塚沢健太郎)