萩原流行さん事故死:転倒後に警視庁高井戸署護送車が接触

毎日新聞 2015年04月23日 11時48分(最終更新 04月23日 13時20分)

萩原流行さんが乗っていたバイクを調べる警視庁杉並署員=東京都杉並区高円寺南2で2015年4月22日午後9時35分、神保圭作撮影
萩原流行さんが乗っていたバイクを調べる警視庁杉並署員=東京都杉並区高円寺南2で2015年4月22日午後9時35分、神保圭作撮影

 東京都杉並区の青梅街道で22日、俳優の萩原流行(ながれ)(本名・萩原光男)さん(62)が死亡した事故で、警視庁交通捜査課は23日、萩原さんのオートバイが転倒後、高井戸署の護送車に接触していたと発表した。同課は護送車を運転していた男性警部補(55)らから自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聴いている。

 同課によると現場は片側3車線の直線。一番左側の車線を進行していた護送車が、駐車車両を避けようと中央に車線変更した後、中央車線後方を走っていた萩原さんのオートバイが何らかの原因で転倒して護送車に接触。萩原さんは右側の車線に投げ出され、後続の乗用車にひかれたとみられる。萩原さんが護送車を避けようとして転倒した可能性については「捜査中」としている。

 護送車には運転手の警部補と署員2人、容疑者1人の計4人が乗っていた。警部補は「車線変更後、ドンと何かが転倒するような音が聞こえた。バイクに当たった感覚はなかった」と話しているという。【林奈緒美】

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