炎上事件から考えるJリーグ女子マネージャーの存在意義。サポーターは“ファン一年生”にどう向き合うべきか?
フットボールチャンネル 4月23日(木)11時6分配信
今季よりJリーグ女子マネージャーに就任した佐藤美希さん。先日、ある発言がサポーターから批判された。なぜ炎上してしまったのか。サポーター心理から読み解くとともに、女子マネージャーを通して見える今後のJリーグの課題とは?
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Jリーグ女子マネージャー。
それは、Jリーグとサッカーの魅力を世間にPRするために作られた重要な役割です。2010年から3シーズンこの役割を担った足立梨花さんの後を継ぎ、今シーズンよりこの役職に就いたのがモデルでタレントの佐藤美希さん。
Jリーグ元年である1993年に生まれた21歳の彼女は、キングカズこと三浦知良選手を『名前と顔が一致しない……』と戸惑う一方で、自身と同じ年齢であるJリーグに親近感を抱き、これから試合をたくさん観て勉強していきたいと意欲的です。
毎週のようにどこかのスタジアムを訪れ、そのホームチームのユニフォームを着用し、慣れないレポートやサポーターとの交流を笑顔で一生懸命行う彼女の姿に、癒され元気づけられ、一瞬のうちにファンになってしまった方も多いのではないでしょうか。
そんな彼女をショッキングな出来事が襲います。
いつものように女子マネージャーとしてJ1第6節の浦和レッズvs横浜F・マリノスの試合に訪れた彼女は、今まで同様ホームチームである浦和のユニフォームを着用し、イベントに出演するなどしていました。
結果は2-1で浦和の勝利。自分が訪れたホームチームの勝利に喜んだ彼女は、その嬉しい気持ちを素直にTwitterで発信しました。
これに腹を立てたのが対戦相手であるマリノスの一部のサポーター。彼女の発言を咎め、批判する声が次々と上がったのです。中には批判の域を超え、中傷ともとれる言葉もありました。
彼女はすぐに件のtweetを削除し、謝罪しましたが、そこはネットの世界……時すでに遅し。それでも怒りの収まらないマリノスサポーターと、噂を聞きつけて騒ぎ立てる第三者とで、ちょっとした炎上状態にまで発展しました。
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