米大使襲撃事件の被告 全く反省せず=韓国
【ソウル聯合ニュース】リッパート駐韓米国大使が先月5日にソウル市内で襲撃された事件で、殺人未遂などの罪に問われた金基宗(キム・ギジョン)被告の事実上の初公判にあたる公判準備手続きが23日、ソウル中央地裁で開かれた。
金被告にリッパート大使を刃物で切り付けた行為を反省する様子はなく、「私のおかげで韓米合同軍事演習が一日中断され、多くの人がけがをせずに済んだ」と発言した。大使への謝罪の言葉などはなかった。また、被告側の弁護人は殺意を否定した。
検察は韓米合同軍事演習に反対する政治的な目的を持って計画的に犯行に及び、果物ナイフで大使の顔や首などを攻撃したことから、「殺意があった」と判断。殺人未遂や外交使節暴行、業務妨害の罪を適用した。
これに対し、弁護人は「韓米合同軍事演習に対する怒りによる被告人の表現で、一種のパフォーマンスであり、殺意はなかった」と反論した。
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