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本物の大切さ
私の世代は終戦後の貧乏から、上り坂の昭和30年代、40年代、そしてバブルがはじけた1991年、それ以後の下り坂の日本と、全てを経験した世代だ。私は幸運にも日本の一番経済力が増した時期と自分の働き盛りが一致したから、仕事の選択、失業保険で困った経験がない。こんなこと、今の若い人には理解が難しいでしょうが、人手が足りなくて、今日仕事を辞めても、明日新しい仕事が見つかった日本の良き時代であった。 しかし、あの頃、最もサラリーマンを苦しめたのは、住宅と土地価格の高騰であった。見る間に家と土地を持っているものが金持ちになり、持たない者が家と土地から見放された。しかし今はそんな時代はとっくに去って、通勤圏内の駅で、しかも駅から近くないと、家を売りたくても売れなくなった。山奥の山林でも全国一律に値段が上がったのは既に過去の話である。 そこで神経症にもどると、鈴木神経科に入院して、みるみる元気になって退院して行った人たちは、このバブルで値上がりした土地家屋に似ている。見た目には元気になったが、中身がついていないから、退院して少し経つと風化して元の神経症に戻り、ほとんどの人はそのまま社会に消えて行った。土地の値段は全般に下がっているとはいえ、今でも便利な土地は値上がりしている。神経症も、ばたばた動いて威勢よく退院して行った者より、静かに本物の動きを獲得した者が、この通り元気でやっているし、20年の風雪に耐えている。本物の凄さをここに見るに違いない。 このホームページを開始したころ、薬が効いたの書き込みが沢山あって、薬の問い合わせも多かったが、これも最近消えてしまった。やはり嘘は長く続かないのだ。フロイトの精神分析を思わせる話も消えて、心理的説明は昔の話になった。 こう見ると時が経つのも悪くはないもので、嘘を確実に見つけて排除していく。 そう言えば、最近受験英語を支持する論調も見なくなった。以前は、日本の英語教育も大事だの雰囲気が残っていて、朝日新聞などは、やらせ書き込みをしてまでも、受験英語死守を社是としていた。しかし、コンピューターの時代に入り、英語が直接各自のコンピューターに飛び込むようになり、フィリピンとオンラインで英会話が出来るようになると、もう受験英語を礼賛する人は何処かに行ってしまった。 ホームページへ |
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