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【社会】

ドローン操縦通報 先月末〜今月上旬 官邸から2キロ北

首相官邸の出入り口を警備する警察官ら=23日午前

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 小型無人機(ドローン)が見つかった首相官邸(東京都千代田区)の周辺で三月末〜今月上旬ごろ、ドローンを遠隔操縦している人がいるという通報があったことが警視庁麹町署への取材で分かった。

 麹町署によると、首相官邸から約二キロ北にある千鳥ケ淵のボート乗り場の従業員から、「ドローンを飛ばしている人がいる」と通報があった。署員が駆けつけたところ、操縦者は立ち去っていた。今回の事件との関連は分かっていない。

 首相官邸や国会議事堂周辺は、皇居や衆参国会議員の議員会館など重要施設が集まっており、管轄する麹町署は今年に入ってから、ドローンの飛行に注意を払っていた。

 警視庁は今回の事件を受け、首相官邸や国会議事堂から数百メートルの範囲で、警備を強化する。不審者への職務質問を徹底、高層ビルの屋上に人を上がらせない対策などを管理者に要請。地上だけでなく上空の不審物への警戒にも力をいれる。

 警視庁は、ドローンの機体に取り付けられ、放射線が検出されたプラスチック容器の中身などを分析し、現場周辺の防犯カメラの解析などを進める。

 

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