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インタビュー・テキスト:阿部美香 撮影:豊島望 イラスト:大島智子(2015/04/22)
2012年のデビュー以来、女の子の日常を自然体の言葉で綴り、「ゆるふわラップ」という新境地を提示してシーンにインパクトを与えてきた泉まくら。2013年にはくるり主催イベント『WHOLE LOVE KYOTO』に出演、2014年にはテレビアニメ『スペース☆ダンディ』でmabanua、菅野よう子と共作の挿入歌を提供するなど話題の尽きない彼女が、4月22日、約1年半ぶりのニューアルバム『愛ならば知っている』をリリースする。
泉まくらのミュージックビデオやCDジャケット、アーティスト写真などのビジュアルワークをずっと手がけているのが、『シブカル祭。』でも注目を集め、どこか物憂げでせつない少女のイラストレーションでアートシーンを賑わせている大島智子だ。約3年間の付き合いながら、初対談となる二人のトーク。そしてこの記事の中にあるイラストは、今回の対談のために大島が描き下ろしたもの。女の子の繊細な感性と不安定な危うさ、満たされない孤独感を鋭く描いてきた二人のコラボレーションは、『愛ならば知っている』で新しい世界へと足を踏み出した――。
泉まくら(いずみ まくら)
福岡県在住。2012年術ノ穴へ所属し、同年発表されたデビュー音源『卒業と、それまでのうとうと』が各メディアで話題となり、くるり主催『WHOLE LOVE KYOTO』出演やパスピエとのコラボ音源『最終電車』リリースなど大きな注目を集める。2013年10月には待望の1stアルバム『マイルーム・マイステージ』が各媒体でBEST DISCに選ばれる。2014年公開TVアニメ『スペース☆ダンディ』では菅野よう子とのコラボ楽曲を提供。
泉まくら | 術ノ穴
泉まくら | 愛ならば知っている特設サイト | 術ノ穴
大島智子(おおしま ともこ)
イラストレーター、映像作家。2010年頃からイラストを元にしたGIFアニメをTumblrにアップし始める。GIFアニメを使ったミュージックビデオやイラストレーションの制作を行う。
私の曲にも、大島さんの描く女の子にも、「平熱」っぽい感じがあると思うんです。人が見たら悲しく見えるかも知れないけど、当の本人は別に悲しいとは思ってなくて。(泉)
―そもそも、こうしてお二人が一緒にメディアに出られるのは珍しいことなんですよね?
泉:はい。私が福岡に住んでいるので、こうしてちゃんとお話をすること自体、今日が初めてですよね?
大島:ご飯を食べながら話したことが1度あったくらい?
泉:そうなんです、じつは。
大島:ね、うふふ(笑)。
―さっそく、お二人の作風に通じる独特の空気感が流れ出してきた気がします(笑)。そもそも、お二人のコラボレーションのきっかけは?
泉:3年ほど前、私のCDデビューが決まったときですね。イラストレーターですごくいい人がいる、と紹介していただいたのが最初でした。私のビジュアルに関するコンセプトもまだ決まってない時期だったんですけど、大島さんの作品を拝見したら、私の歌詞と大島さんの絵の世界観がぴったりで。ジャケットやMVにさせてもらうのも素敵だし、いっそのことアーティスト写真も描いていただけないかなと。それで結局、アートワークをすべてお任せすることになりました。
泉まくら 1stアルバム『卒業と、それまでのうとうと』ジャケット
―大島さんの絵の世界観のどういうところに惹かれたのでしょう?
泉:ずっと見ていたいけど、見ちゃいけない感じというか……この人は、女の子を可愛く描く気がないんじゃないかって。それがすごくよかったんです。
大島:声をかけてもらってすごく嬉しかったです。最初に一緒に作ったMVは“balloon”だったんですけど、初めて曲を聴いたときにすぐあの絵が浮かんできました。
泉:あのときは、大島さんがメールで、「こんな女の子が浮かびました」というのを文章にして送ってくれたんですけど、読んだだけで震えましたね。自分が“balloon”に込めた世界が、一回り大きくなって返ってきたみたいな気がして。「私よりあの曲をわかってもらえてる!」と。
大島:当時は私もフラフラしてたから、自分の生活と重なる部分を感じたんです。そうしたら……パッとストーリーと絵が出てきちゃって。
泉:嬉しいですよね、あうんの呼吸みたいで。大島さんとは作品を通してだけのやり取りが続いていますけど、不思議と不自由を感じたことはないんですよ。大島さんのアイデアを「これは違うな」と思ったこともないし、「そういう手があったか」という離れたところもない。自分の考えられる範囲の中に大島さんがいてくれるような心強さがあります。
―お二人の表現には共通点が感じられますよね。泉さんの歌も大島さんの絵も、どこかもの悲しい。世間に馴染めなくて、静かに孤独を見つめているような。
泉:私の曲にも、大島さんの描く女の子にも、「平熱」っぽい感じがあると思うんです。人が見たら悲しく見えるかも知れないけど、当の本人は別に悲しいとは思ってなくて。もちろん幸せなわけでもないんですけど、そんなに悲しくもないっていうか……。
大島:普通。
泉:そう、普通! 普段の生活でも、普通にしてるだけで「どうしたの?」って聞かれちゃう。
大島:そう。別に辛くないのに、辛そうに思われちゃう。
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