2015年4月22日15時31分
再稼働ストップを求める住民の声は届かなかった。川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の運転禁止を求めた仮処分申請を鹿児島地裁が22日却下し、関係者に落胆が広がった。弁護団は会見を開き、地裁の判断を強く批判した。
鹿児島地裁前にはこの日朝、他県の反原発団体を含む支援者ら約150人が集まり、決定を待った。午前10時すぎ、申し立て却下が弁護士から伝えられると静まりかえり、重苦しい空気に包まれた。
決定を受けて弁護団は、地裁そばの講堂で記者会見。「脱原発弁護団全国連絡会」共同代表の河合弘之弁護士は、「福島事故の被害、恐ろしさを本当に真摯(しんし)に見つめたのか。穴だらけの事実誤認だらけの決定だ」と述べた。
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