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最終更新:2015年4月22日(水) 14時33分

バンドン会議60年の節目、アジア・アフリカの連携を確認

 今回の首脳会合では、多様な分野でアジアとアフリカの間の地域協力を強化する方針が確認される見通しですが、非同盟諸国の盟主を自認する中国の習近平国家主席が安倍総理とどのような駆け引きを行うかも焦点となります。

 1955年に反植民地主義を掲げて始まったアジア・アフリカ会議の60年目の節目を迎える今年は、80か国以上の首脳らが出席する首脳会議が、22日から行われています。

 会議では、政治や経済など様々な分野で世界経済をリードするアジアと、巨大市場を抱えるアフリカの両地域が協力を強化していくことを盛り込んだ宣言が採択される予定です。また、過激派組織「イスラム国」を念頭に置いたテロへの対処についても、各国の首脳らがさらなる連携を確認するものとみられます。

 一方、中国の習近平国家主席は、各国首脳を前に演説を行う予定です。中国側はこれまで名指しこそしないものの、安倍政権の歴史認識問題を念頭に置いたとみられる批判をたびたび行っていて、習国家主席が演説の中でこの問題に触れるかどうか、注目が集まっています。

 また、首脳会談では、安倍総理が出す予定の戦後70年談話の内容について、習国家主席から言及があるものと思われますが、今回、中国側が首脳会談に応じた背景には、この問題に関して、安倍総理から柔軟な答えを引き出したいという考えがあるとみられています。(22日13:31)

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