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安倍首相演説に韓国政府が遺憾の意
4月22日 19時26分

安倍首相演説に韓国政府が遺憾の意
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安倍総理大臣がインドネシアで開かれているアジア・アフリカ首脳会議で行った演説で、「先の大戦の深い反省」と言及したものの、「植民地支配と侵略」という言葉や謝罪を盛り込まなかったことについて、韓国外務省は遺憾の意を表明しました。
安倍総理大臣は22日、アジア・アフリカ首脳会議で演説した中で、60年前の「バンドン会議」で打ち出された「侵略や武力行使などによって他国の領土を侵さない」といった原則に触れ、「この原則を、日本は、先の大戦の深い反省とともに、いかなる時でも守り抜く国であろうと誓った」と述べ、反省の気持ちを表す一方、「植民地支配と侵略」ということばや謝罪を盛り込みませんでした。
これについて、韓国外務省はコメントを出し、「安倍総理大臣はこれまで、歴代内閣の談話と歴史認識を継承しているとしており、これに応じた歴史認識を表明することを期待していた」としています。
そのうえで、「過去の会議で、当時の小泉総理大臣が明確に表明した植民地支配と侵略に対する謝罪と反省という核心的な表現が見つからないことについて、深い遺憾の意を表する」としています。
そして、安倍総理大臣が戦後70年のことし発表する「総理大臣談話」や、来週アメリカ議会で行う演説について触れ、「残りの機会を逃さず歴代内閣の歴史認識を継承しているという立場を明確に述べることを期待する」としています。
また、韓国の通信社連合ニュースは、「過去の戦争について反省するとは述べながら、謝罪などは表明しなかった」と伝えるとともに、「戦後70年の『総理大臣談話』でも『植民地支配と侵略』という表現などが入らない公算が大きいとみられる」と分析しています。

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