【世宗聯合ニュース】韓国で今年に入り自動車の輸出は減っているものの、輸入は大幅に増えていることが22日、関税庁の統計で分かった。
1~3月期の自動車輸出額は102億ドル(72万台、1兆2200億円)、輸入額は23億ドル(7万台)。前年同期より輸出額は10.1%減少し、輸入額は35.9%増加した。
自動車の輸入額は、昨年1~3月期が17億ドル、4~6月期が19億ドル、7~9月期が21億ドル、10~12月期が22億5000万ドルと増加傾向にある。
1台当たりの平均単価は、輸出が1万4101ドル、輸入は3万2195ドルで前年同期と比べそれぞれ4.6%、0.2%下落した。
最大の輸出相手国は米国、最大の輸入相手国はドイツだった。
米国向け輸出が22.0%増えたのに対し、ロシアへの輸出は73.7%減った。
中国(19.9%減)、カナダ(14.4%減)、オーストラリア(14.8%減)への輸出も減った。
統計庁関係者は「輸入車メーカーが性能をアピールしながら韓国車との差別化を強調し、割引販売をするなど攻撃的なマーケティングを行ったことが輸入増加につながった」と分析した。