韓国当局者が遺憾表明 安倍氏「謝罪」に言及せず
【ソウル聯合ニュース】韓国政府当局者は22日、安倍晋三が同日にインドネシアの首都ジャカルタで開催されたアジア・アフリカ会議(バンドン会議)の60周年記念首脳会議での演説で、第二次大戦に対する「反省」を表明したものの、「謝罪」などに言及しなかったことについて遺憾を表明した。
安倍首相は演説で、先の大戦への「深い反省」を表明したが、50周年首脳会議で当時の小泉純一郎首相が村山富市首相談話に沿って明言した「植民地支配と侵略」への「心からのおわび」には言及しなかった。
政府当局者は「安倍首相が村山談話をはじめとする歴代内閣の談話とその歴史認識をそのまま継承するとの立場を示したことに注目し、これに相応する歴史認識を表明すると期待していた」と説明。その上で、安倍首相が「植民地支配と侵略」への「心からのおわび」に言及しなかったことについて「深い遺憾の意を表明する」と述べた。
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