セウォル号事故犠牲者遺族 船体引き揚げ決定を歓迎

【ソウル聯合ニュース】韓国政府が22日、昨年4月に南西部の珍島沖で沈没した旅客船セウォル号の船体引き揚げを正式に決定したことに対し、事故犠牲者や生存者の家族が歓迎の意を示した。

 同事故の犠牲者、行方不明者、生存者の家族でつくる「4・16家族協議会」のユ・ギョングン執行委員長は同日、聯合ニュースの取材に対し「政府の船体引き揚げ決定を歓迎する。これまで政府の態度に大変失望したが、これからはわれわれと緊密に意思疎通しながら、引き揚げの過程を透明に公開してほしい」と述べた。

 また、引き揚げ作業中の行方不明者の遺体流出や船体損傷、安全問題などが憂慮されるが必ず克服すべきだと指摘した上で、政府に対し技術的対策を明確に立てるよう促した。

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