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【大リーグ】

不振マーリンズ 監督解任危機 交代ならイチにも影響必至

2015年4月21日 紙面から

◇メッツ7−6マーリンズ

 不振にあえぐマーリンズのマイク・レドモンド監督(43)が、解任の危機に立たされている。19日の球団地元紙マイアミ・ヘラルド(電子版)によれば、既に後任候補のリストアップも進行中。マ軍はこの日、メッツ戦に6−7で競り負けて同一カード4連敗、3勝10敗はナ・リーグ東地区の最下位。監督更迭が実現すれば、この日代打出場で一飛に倒れたイチロー外野手(41)の起用法にも影響が及ぶのは必至だ。

 2歳年上の指揮官がいなくなれば、イチローも大きな環境変化を強いられそうだ。マイアミ・ヘラルド紙によれば、複数のマーリンズ関係者が「レドモンド監督は解任の危機にあり、既に後任候補のリストアップも行われている。一人はメッツ傘下3A(ラスベガス)のウォーリー・バックマン監督だ」と認めた。

 マ軍はこの日もメッツに敗れ、4連戦4連敗。開幕前は地区V候補にも挙げられていたが、3勝10敗の地区最下位の低空飛行。同紙によれば、敵地で21日から始まるフィリーズとの3連戦の結果次第では、ローリア・オーナーが指揮官更迭のスイッチを押す可能性があるという。

 あまりにも早い見切りだと思われるが、同オーナーには“前科”がある。2003年5月、16勝22敗の時点でトルボーグ監督の首を切り、10年6月は34勝36敗の時点でゴンザレス監督(現ブレーブス監督)を解雇した。

 もし指揮官が交代すれば、イチローにとっても一大事。同監督は、昨オフにイチローの獲得にも尽力し、「真のプロで、若手たちの理想的なお手本になる」と高評価。第4の外野手としての獲得だったが、なるべくイチローに出場機会を与えようとする方針も明らかにしてきた。

 だが、他の監督ならば「ベンチで干される」可能性もゼロではない。指揮官だけでなく自身のためにも、早急に結果を出し、雑音を封じるしかない。

 

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