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【プロ野球】

キヨシ泥沼7連敗 「悔しいし悲しい」

2015年4月22日 紙面から

DeNA−阪神 9回表に勝ち越されベンチでガックリ=横浜スタジアムで

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◇阪神5−3DeNA

 阪神の競り勝ち。3−3と追い付かれた直後の9回2死一、二塁で、1回に先制打を運んだゴメスが2点二塁打を放った。呉昇桓が7セーブ目。DeNAは8回に後藤が代打同点ソロを放ったが、山崎康がつかまり、2季ぶりの7連敗。

 魔の1球だった。同点の9回2死一、二塁。守護神・山崎康は、ゴメスを2ストライクと追い込んだ。優位に立ったはずの次の1球。外角高めへの直球は、快音を残して背走する荒波の頭上を越え、試合を決める2点を奪われた。

 「同じミスには指導力不足を感じる。当たり前のように連敗するのはその辺にある」。目を真っ赤にして、中畑監督は振り返った。19日のヤクルト戦も8回、2死二、三塁から3球勝負で同点適時打を浴びた。チームに重くのしかかる延長の末に敗戦…。指揮官は「1球の怖さは、おととい感じていたはず。悔しいし、悲しい」と唇をかんだ。

 7回1死まで、阪神・岩田に無安打に抑えられた打線は奮起した。梶谷の初安打から筒香、ロペスの連続適時打で1点差。8回には代打・後藤の一発で同点とした。「苦しいゲームでも同点にした。あきらめない姿、ウチらしい雰囲気はあった」と中畑監督。それだけに、何とも悔やまれる新人が投じた1球だった。2年ぶりの7連敗。あっという間に、借金は3に膨らんだ。「ミスを糧にして、ステップアップするしかない」。1球に泣いた2試合を、発奮材料にする。(鈴木創太)

 

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