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【プロ野球】

原監督、快気祝いの勝利 新打順もズバリ

2015年4月22日 紙面から

巨人−広島 インフルエンザからの復帰初戦で広島に勝利し、ナインを笑顔で迎える巨人・原監督(中央)=上毛敷島球場で

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◇巨人6−3広島

 巨人は3回までに3点をリードすると、5回は橋本と坂本の連続適時三塁打で突き放し、7回も1点を加えた。杉内は5イニング2/3を3失点で2勝目。広島は大瀬良が踏ん張れず、序盤の好機を生かせなかった打線も6回の3点止まり。

 背番号88が帰ってきた。15日からインフルエンザで療養していた原監督が戦列に復帰。現場を離れていた影響をまったく感じさせない采配で、完勝を手繰り寄せた。

 川相ヘッドコーチが監督代行を務めた間は4勝1敗。チームが上昇傾向にあることから良い面は残した。16日から3番に座って大活躍中の橋本はいじらず、2安打2四球1打点と全打席出塁。電話で川相ヘッドに3番抜てきをすすめた指揮官は眼前での活躍に、「非常に好調。このままの状態で長く続けてほしい」と目尻を下げた。

 一方、不振の打線には起爆剤も投入。オフの左肘手術から復帰したアンダーソンだ。いきなり5番左翼で先発させると、3回2死二塁で左中間へ適時二塁打。自らと同じ日に復帰した助っ人の今季初安打を「勝負強さも思い切りの良さもね。良いスタートを切った」とたたえた。

 作戦面でも療養前と変わらず動いた。1点リードの3回無死一塁でバスターエンドラン。片岡の三塁ゴロで走者の長野を二塁に進めた。橋本の中前打で1死一、三塁とし、今度は盗塁。橋本の二盗はタイミングはアウトだったが、広島の遊撃・田中の失策を誘い、三塁から長野が生還した。強引に追加点をもぎとり、流れを引き寄せた。

 療養中はテレビで自軍の試合を眺め、さまざまな考えを温めた。「5秒や10秒で話すのは難しいが、今日につなげられた時間になりました」。期せずして迎えた今季2度目の“開幕”。「自分の中で気持ちも新たにスタートを切りました」。貯金は今季最多の3。戦いの場に再び戻ってきた実感がこもった。(小林孝一郎)

 

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