2015.4.22 13:22

巡査部長を書類送検へ…証拠隠滅と公文書毀棄の容疑で

巡査部長を書類送検へ…証拠隠滅と公文書毀棄の容疑で

 愛知県警守山署の30代の男性巡査部長が証拠品と捜査書類など数百点を持ち出し、自宅に隠していたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。県警は証拠隠滅と公文書毀棄の疑いで、近く書類送検する方針。

 捜査関係者によると、巡査部長は昨年3月に守山署に異動する際、それまで勤務していた一宮署刑事課で扱った事件の証拠品数十点と書類数百点を自宅に隠した疑いが持たれている。

 巡査部長は証拠品などを検察庁へ送る手続きを怠っていたため、発覚しないよう自宅に持ち帰ったとみられる。

 県警では昨年、津島署の元警部補が2005年ごろから12年ごろにかけ証拠品や書類を廃棄するなどしていたことや、守山署の警部補が昨年9月に山中に証拠品を捨てたことが相次いで明らかになった。(共同)