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最終更新:2015年4月22日(水) 18時41分

官邸など都内の重要施設、警備強化へ

 官邸でドローンが見つかったことを受け、警視庁公安部は麹町警察署に捜査本部を設置することを決めました。

 警視庁公安部によりますと、ドローンに搭載されていたプラスチック容器には放射能マークのシールが貼られていて、詳しく調べたところ、容器から放射性物質セシウム134とセシウム137が検出されたことが新たにわかりました。人体への影響はないレベルだということです。また、黒色の発煙筒のようなものが2本見つかったということで、現在、千代田区の施設で詳しい鑑定を進めています。

 およそ1か月前には官邸の屋上に異常はなかったということで、警視庁公安部は、このドローンがいつ落下したのか詳しく調べています。また、今のところ、犯行声明などは見つかっていないということで、警視庁公安部は、威力業務妨害の疑いも視野に、付近の防犯カメラを解析するなどして、ドローンを操縦していた人物の特定を進めています。

 警視庁は、官邸など都内の重要施設について、高い場所に警備員を配置したり防犯カメラを設置したりすることを検討していて、警備を強化する方針です。(22日17:46)

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