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官邸屋上に小型無人機=小型カメラや容器装着―警視庁、危険物有無調べる・東京

時事通信 4月22日(水)11時39分配信

 22日午前10時40分ごろ、首相官邸(東京都千代田区永田町)の屋上に小型無人機「ドローン」が落下していると警視庁に通報があった。同庁によると、機体には小型カメラやペットボトルのような容器などが取り付けられていた。当初は発炎筒が取り付けられているとの情報もあったが、警視庁警備部は発炎筒については「確認していない」としている。
 同庁は危険物がないかや、操縦者が付近にいないか調べている。けが人はいなかった。安倍晋三首相はアジア・アフリカ会議60周年記念首脳会議出席のため、外遊中だった。政府関係者は「人的被害はなく、テロかどうかは不明」と話した。
 機体からは放射線を示すシールも見つかっており、警視庁が放射性物質がないか詳しく調べている。捜査関係者によると、今年に入りネット上に「皇居上空をドローンで横断する」との書き込みがあったとの情報もあり、同庁が関連を調べている。
 警視庁によると、午前10時20分ごろ、官邸職員が屋上ヘリポートに小型無人機が落下しているのを発見。警視庁に通報があった。機体は直径約50センチで、プロペラは四つあった。ペットボトルのような容器は直径約3センチ、高さ約10センチであずき色。中身は確認されていない。
 官邸屋上では落下した小型機にブルーのシートがかぶせられた。警視庁の捜査員らが現場で落下した状況を調べている。 

最終更新:4月22日(水)13時39分

時事通信

 

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