70年談話:中国側「歴代内閣表明の反省の態度を守れ」
毎日新聞 2015年04月21日 20時48分(最終更新 04月21日 20時55分)
◇安倍首相の「過去の談話の文言を使わず」表明に
【北京・工藤哲】中国外務省の洪磊(こう・らい)副報道局長は21日の定例会見で、安倍晋三首相が「戦後70年談話」について過去の談話の文言を使わないことを表明したことについて「歴代内閣が表明してきた反省の態度を切実に守ることを望む」と述べた。また、安倍首相が同日に靖国神社に真榊(まさかき)と呼ばれる供え物を奉納したことについても同様の表現にとどめた。
ジャカルタで22、23日に開かれる「アジア・アフリカ会議(バンドン会議)」開催60周年記念首脳会議で、安倍首相と習近平国家主席の日中首脳の接触が模索される中、中国側は日本に対する強い言及は避けた模様だ。洪副報道局長は接触について「協議中だ」と含みを持たせた。