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【芸能・社会】

ポール 京セラD大阪で日本ツアー発進 ライブ初公開の歌も含め全37曲熱唱

2015年4月22日 紙面から

 昨年は体調不良で幻となったポール・マッカートニー(72)の日本ツアー「アウト・ゼアー ジャパン・ツアー2015」が21日、京セラドーム大阪で初日を迎えた。ポールは「帰って、帰ってきた。帰ってきたよ!」と日本語でシャウトし、あふれる喜びを表した。

 2年ぶりに日本のステージに立ったポールは黒のジャケット姿。愛用のへフナー・バイオリンベースを手にし、日本のビートルズマニアたちの前に降臨した。

 ビートルズ時代のアルバムタイトル曲で、ツアー開始ナンバーとして定番ともなった「マジカル・ミステリー・ツアー」を手始めに、ビートルズ時代、ソロ、ウイングス時代の名曲を熱唱。2度にわたるアンコールを含め、全37曲でスタンド、アリーナ席を埋めた4万人の観衆を魅了した。

 アリーナに響き渡るのは、72歳とは思えないパワフルな声。ウイングス時代の名曲「ジェット」で張り上げたコーラスは50年以上トレードマークにしてきた高音のファルセット。

 昨年は東京、大阪計4公演の予定で来日したが「ウイルス性炎症」(主催者発表)のために初日公演を除き、すべて公演をキャンセルした。2曲目の「セイヴ・アス」を歌い終えると、ポールはピックを持つ左手を挙げ「まいどオオサカ。帰って、帰ってきた。帰ってきたよ。OK。今晩また日本語、ガンバリマ〜ス!」と日本語で叫び、歓声を浴びた。

 「キャント・バイ・ミー・ラブ」の直後には、「サンキュー、おおきに!」と大阪弁も披露。その後も「ノッてるかい?」と呼びかけるなど、できる限り日本語で話し、アリーナを埋めた日本のファンへの感謝の気持ちを表した。

 「ヘイ・ジュード」はお決まりの「ダダダ」を4万人でリフレイン。ここでもポールは「女子、歌って。今度は男子。さあ、みんなで」と日本語でアリーナをあおり、盛り上げた。

 とびきりのプレゼントも。13曲目の「アナザー・デイ」を歌い終わると、セミアコースティックギターをアコースティックギターに持ち替え「次は世界初コウカーイ」。昨年末リリースしたばかりの「ホープ・フォー・ザ・フューチャー」を初めてライブ演奏した。

 ポールの来日ツアーはこの後、23、25、27日に東京ドームに場所を移して続き、28日にはビートルズとして唯一来日した66年以来、49年ぶりに、日本武道館での公演を予定。起点となった「日本のロックの聖地」に、新たな歴史を刻む。

 

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