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スカイマーク ANAなどが出資し支援へ
4月22日 6時12分

スカイマーク ANAなどが出資し支援へ
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ことし1月に経営破綻し、再生手続きが進められている航空会社「スカイマーク」の支援企業として、国内の投資ファンドの「インテグラル」と全日空を傘下に持つ「ANAホールディングス」が出資するとともに、会長と社長を送り込んで再建を支援することになりました。
スカイマークは裁判所の管理の下、民事再生法による再生手続きが進められています。関係者によりますと、すでに資金支援をしている国内の投資ファンド「インテグラル」に加えて、全日空を傘下に持つ「ANAホールディングス」などが支援企業となり、合わせて180億円を出資することになりました。
出資の割合は、インテグラルが50.1%、ANAホールディングスが最大で19.9%とし、このほかはANAホールディングスと取り引きのある金融グループなどから出資を募る予定です。大手航空会社の支援を受けることで、利用者を増加させるための共同運航や整備体制の強化などを進める方針です。
その一方、「100%減資」を行い、これまでに発行した株式の価値を無くすとしています。また、インテグラルがスカイマークの会長を、ANAホールディングスが社長をそれぞれ送り込み、従業員の雇用を維持しながら、5年以内に再び上場することを目指す方針で、こうした内容を22日午後、発表することにしています。
支援企業の決定を受けてスカイマークは、地方の路線や現在の運賃を見直すかどうかを検討し、来月下旬までに再生計画案を取りまとめて、裁判所へ提出することにしています。

ANAを軸に選定

スカイマークの支援企業の選定は、当初から「ANAホールディングス」を軸に進められてきました。全日空を傘下に持っていることに加え、過去に経営破綻した「エア・ドゥ」の再建や、当時の産業再生機構による支援を受けた「スカイネットアジア航空」の再建にも携わったこと、また、スカイマークにとって航空機の整備面での支援を受けることができるためです。
スカイマークは経営破綻した直後、安全管理に問題があったとして、国から厳重注意を受けていました。さらに、スカイマークの再生計画をまとめるため、ヨーロッパの航空機メーカー「エアバス」や、航空機のリース会社などの大口債権者の承認を得ることが必要ですが、「ANAホールディングス」がこうした企業とビジネスで関係があることも評価されました。

長引いた交渉

支援企業の選定を巡って、投資ファンドのインテグラルとANAホールディングスの間で激しいやり取りが繰り広げられ、交渉は長引きました。
インテグラルは、スカイマークの経営破綻後に運転資金として90億円を供給。その後、減便による経営の効率化などで再建を進めていたことから、ANAホールディングスの支援は必ずしも必要としないとし、支援に加わる場合でも出資比率を抑えることを求めていました。
一方、ANAホールディングスは、再建に航空会社のノウハウや経験が欠かせないとして、実質的な経営への参加を求めていました。また、スカイマークにとって、経営破綻の直前までANAホールディングスに共同運航などの支援を求めたものの、実現しないまま破綻に至り、一部の経営陣に不信感が残っていたことも、交渉を長引かせました。

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