茂木克信
2015年4月22日01時11分
東日本大震災の津波で被災し、5月30日に全線再開するJR仙石線(宮城県)の不通区間での試運転が21日、報道機関に公開された。区間の一部は、海沿いから高台の造成地を走る新ルートに移るため、運転士は信号の位置や見通しを念入りに確かめていた。
仙台市と石巻市を結ぶ仙石線は、震災で約3分の2にあたる約34キロが被災した。徐々に復旧が進み、現在の不通区間は高城町駅(松島町)―陸前小野駅(東松島市)の約12キロ。特に被害が大きかった東名(とうな)、野蒜(のびる)両駅(ともに同市)を含む約3・5キロは、約500メートル北側の高台に移る。
試運転は今月13日に始まり、全線再開の前日までほぼ毎日続けられる。(茂木克信)
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