2011年11月16日

2011 ALL JAPAN直前企画⑫ 青森レポート(青森大学個人②)

2011 ALL JAPAN 直前企画⑫ 青森レポート(青森大学個人②)

「4年生」

ジャパンでの結果がどうなったとしても、学生としての彼らの試合を見るのは、これで最後になる。

本当の「最後」だとはなるべく思わないようにして見ようと思う。
そうしないと、まともに見られなくなってしまいそうだから。

ここは1つの通過点だよね? 
きっと「to be continue」だよね?

そう思いながら見ようと思う。
あとになってみれば、「あれが最後だった」となるとしても。

夏前に彼らに話を聞いたときに、「まだ進化できる自分を信じている」という言葉が聞けた。大学4年になって、かなりの実績をあげてきて、ことによってはそろそろ閉塞感と戦いながら続けているのかもしれないな、という私の想像はまるで間違っていた、と思い知らされたうれしい言葉だった。

そうして彼らは。
「進化できる自分」を信じて、努力してきた。戦ってきた。
その結果、彼らはすでに、「今までの自分」には打ち克っていると思えた。それだけの演技を、2011年11月14日、彼らは見せてくれた。

増田は、どこまでも自由で。
柴田は、孤独にも見えるほどの強さをもって。
椎野は、誰よりも静かで誰よりも激しく。
福士は、どこまで実直で堅実に。

それぞれが「自分らしく」、それでいて、「今までとは違う自分」を、完全にものにしている、と思った。

もう、彼らがなにを見せてくれても驚くことはない。
意外にも思わない。
そこで演じられているものが、「今の彼ら」に違いないのだから。


●増田快雄

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●柴田翔平
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●椎野健人

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●福士祐介
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「人が成長していく様」を、親でも指導者でもない私が、こんなにもつぶさに見続けられたことに感謝したい。

こわがらず、気負わず。
ありのままの自分で、フロアに立ってくれることだけを、ただ祈りたい。
Good luck!


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