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 岐阜県高山市で22、23の両日、市中心部の国史跡・高山陣屋で第73期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社、日本将棋連盟主催)の第2局がある。市議選のまっただ中だが、対局のため静かな環境を保とうと、候補者らは両日、陣屋の周辺300メートル以内で拡声機使用を自粛する。

 選挙前、議長提案を受け議会運営委員会で申し合わせた。現職以外の候補者にも、市選挙管理委員会の立候補予定者説明会や事前審査で議会事務局が議長名の文書で協力を求めた。異論はなかったという。

 高山陣屋前では選挙のたびに多くの候補者が街頭演説をしているが、橋本宏議会事務局次長は今回の自粛について「趣旨は理解してもらえたと思う」と話す。市選管も車を使った選挙啓発の活動を控える。