今までのあらすじ
はてな村という汚れの海に、見え隠れする増田という氷塊。
どうやら、水面下の謎の根は深く重い。
はてなユーザーの運命は、シナモンが遊ぶ双六だとしても、
上がりまでは一天地六の賽の目次第。
鬼と出るか、404notfoundと出るか、謎に挑む敵中横断。
前回「増田」。
お姉さん、敢えて火中の栗を拾うか。
台詞
増田さんははてなのサービスでもあり、また、はてなユーザーの集合無意識の人格でもあります/サービスであり人格?//サービスはシステムだけで完成するものではありません。/それを使う人によって、その性質が決定されていきます//増田ならこう反応するだろう/増田ならこう書くに違いない//そしてそれはそのうち/これは増田が好きな記事だ/これは増田が喜ぶだろう/となっていきます//そうなったとき/個人の人格が増田に投稿しているのと増田が個人を操って投稿させているのの/区別は出来なくなります
それはまるで増田が意識をもっているみたいな言い方……/そうですね、では//あなたが意識を持たずただ人のように反応する哲学的ゾンビではないと/どうやって証明します?