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【スポーツ異聞】英紙が問う、Jリーグ「韓国選手」の“顔踏み行為”

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【スポーツ異聞】
英紙が問う、Jリーグ「韓国選手」の“顔踏み行為”

鹿島MF金崎の顔付近を左足で踏みつけたとされる鳥栖DFキム・ミンヒョク。その行為が極めて悪質と判断され、4試合の出場停止処分科された(YouTubeから)

 4月3日に行われたJ1鹿島-鳥栖戦で、鳥栖DFキム・ミンヒョクが接触プレーで倒れた鹿島MF金崎夢生の顔を踏みつけて大きな波紋を広げた問題は、キムが4試合の出場停止処分を受け、9日に鹿島を訪れて金崎に謝罪したことで一応の決着がついた格好だ。しかし、韓国メディアのニュースサイトのスポーツ欄では依然アクセス数が上位を占め、高い関心は冷めやらない。さらに英紙デーリー・ミラーは8日付でホームページに問題のシーンのユーチューブをアップし、「踏みつけた行為は意図的だと思うか」と題して読者の意見を求めている。極東の地域リーグの出来事が英国でも関心を持たれるほど、今回の事態はスポーツのフェアプレーを根幹から揺さぶる問題だったのではないか。

 問題のシーンを振り返ろう。3日にカシマスタジアムで開催されたJ1鹿島-鳥栖戦の後半36分、左サイドでボールを激しく競り合った金崎とキム。金崎が接触プレーで転倒すると、キムは金崎の体を避けるのでなく、左足で顔を踏みつけるような行為に及んだ。映像を見る限りでは、キムの動きは「故意」と疑われても仕方がないようにみえる。主審はそのシーンを見逃したようで、イエローカードの提示で収めた。朝鮮日報は「退場になってもやむを得ないほど行き過ぎた行為だった」と論評している。

 Jリーグの規律委員会は鹿島の申し立てによって審議。「極めて悪質な行為」と判断し、キムを4試合の出場停止処分とした。ブンデスリーガのヴォルフスブルグで活躍する大儀見優季が自らのツイッターで「人としても、サッカー選手としても許されるべき行為ではない」と非難したのをはじめ、キムの母国・韓国でもインターネットに「サッカー選手として最低な行為だ」などと批判のコメントが殺到した。

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