2013年01月08日

2013テレビ信州杯(長野カップ)の見どころ~3日目(女子)

2013テレビ信州杯(長野カップ)の見どころ~3日目(女子)

3日目は、女子は団体競技が行われ、男子は個人4種目の合計得点で競うクラブ対抗戦と、団体競技が行われる。

女子団体競技は、ジュニア、シニアとも今シーズン(正確には、昨年秋から)から種目が変わるため、まだ新しい作品に取りかかって間もないチームも少なくない。それだけに、昨年までの実績でははかりきれない部分が多く、とても興味深く、エキサイティングな試合展開となりそうだ。

~大会3日目(1月13日/日曜日)~

●ジュニア団体/フープ5(10:00競技開始)

各チームの仕上がり具合が読めないだけに順位の予想は難しいが、前回大会優勝のNPOぎふ新体操クラブは、個人でも全日本ジュニアに出場している鈴木歩佳、小林秀圭をメンバーに擁しており、優位は揺るぎそうもない。

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対抗できそうなのは、前回大会2位のCAC RG、4位のハーツ新体操クラブ、5位のソレイユあたりか。ソレイユは、昨年末のミライエカップで、すでにフープ団体でノーミス演技を見せており、完成度の点からも期待がもてそうだ。
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また、前回大会では7位に終わっているサンシャインRG、8位のWingまつもとRG.も完成度が上がっていれば、侮れない。 前回大会9位のフェアリーRG.クラブ、10位のミュゼ新体操クラブも、昨年のメンバーがほぼ残っており、チームとしての成熟度が増しているだろうことを考えると期待できそうだ。 また、前回大会には出場していないが、山形RGも安定した力のあるチームなだけに、注目しておきたい。 ●チャイルド団体(9:40競技開始) 前回大会優勝のNPOぎふ新体操クラブが今回はエントリーしていないため、地元長野の舞エンジェルスRG.、舞エンジェルスRG.Jrがぐっと有利になったように思われるが、前回大会3位のミュゼ新体操クラブ、4位のWingみさとRG.、5位の千葉RGクラブ、7位のNPOクレストなど例年、素晴らしいチャイルド団体を見せてくれるチームが目白押しで、ふたを開けてみないことには、わからないのがチャイルド団体のおもしろさでもある。
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中でも、注目したいのは、長野カップへの出場は珍しいNOVA新体操クラブだ。NOVA新体操クラブは、ロープ団体が非常にチャーミングな作品だったこともあり、期待がふくらむ。 チャイルド団体に関しては、完成度や技術の高さだけでなく、「表現」の面で見るべきものをもったチームの演技が、勝敗はともかく印象には残る。今年も、チャイルド団体ならではの名作に出会えることを期待したい。 ●シニア団体/クラブ10(15:00競技開始) 前回大会優勝のNPOぎふ新体操クラブが優位かと思いきや、昨年とはかなり大幅にメンバーが入れ替わっている。
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それ対して、前回大会2位のポーラ☆スターRG.は、メンバー変更は1名だけ。昨年は、全日本選手権にも出場を果たし、波にのっていることを思うと、チャンスはおおいにあると言えそうだ。
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前回4位の須磨ノ浦女子高等学校は、メンバーがかなり変わっているが、インターハイには出場していなかったチームのため、クラブ団体に取りかかった時期は早かったのではないかと思われ、前回大会6位の二階堂RG、8位の北越高等学校がインターハイまで、前種目を引っ張っていた(二階堂RGは、全日本選手権もあった)ことを思うと、やや有利かもしれない。 いずれにしても、新種目になって早い段階での試合では、完成度、ミスの少なさがカギになる。それだけに、下剋上の可能性もあり、エキサイティングな試合になりそうだ。


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2013年01月07日

2013テレビ信州杯(長野カップ)の見どころ~2日目

2013テレビ信州杯(長野カップ)の見どころ~2日目

大会2日目になると、女子の熱戦の隣で、昨年より始まった「男子キッズ選手権」が行われる。
また、女子は、ジュニア、シニアとも3種目目が行われ、クラブ対抗戦の決着がつく。

~大会2日目(1月12日/土曜日)~

●ジュニアボール(10:30競技開始)

前回大会でリボン12位になっている北原沙希(舞エンジェルスRG.A)は、昨年度は団体メンバーとして全日本ジュニアも経験。同じく全日本ジュニアを団体で経験した渡辺友莉恵(NPOぎふ新体操クラブ)ともども大きく成長した演技を見せてくれそうだ。

高野里香(WingなんまつRG.A)は、昨年度クラブチャイルド選手権で好成績をおさめた選手、まだ5年生ではあるが、身体能力の生きるボールで健闘が期待される。前回大会クラブで6位に入った唐澤里沙子(フェアリーRGクラブA)や、全日本ジュニアにも出場し、16位と健闘を見せた神谷梨帆(すてっぷRG・愛知)の演技にも注目したい。

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しかし、ボールで見逃せないのは、なんと言っても全日本ジュニア4位と飛躍を見せた猪又涼子(WingまつもとRG.A)だろう。とくにこのボールの作品は、この選手らしい美しく抒情的な動きがすばらしく、息をのむほどの名作だ。競技作品であることも、まだジュニア選手であることも忘れ、猪又涼子の描き出す世界を堪能してほしい。 ●シニアクラブ(15:00競技開始) 前回大会でリボン9位の三好遥(須磨ノ浦女子高等学校)、前回大会リボン7位の西岡楓(M2三碓新体操クラブ)、前回大会リボン3位の笠原鈴花(ポーラ☆スターRG.A)などに注目する一方で、今回が初めてのシニアでの出場となる選手の中にも注目したい選手が多い。 前回大会でジュニアリボン6位の河野夏苗(塩尻ポーラ☆スターRG.)、ジュニアリボン7位の宮原朱璃(フェアリーRG.クラブ)、ジュニアクラブ5位の下沢杏奈(WingまつもとRG.)、ジュニアクラブ10位の林愛華(Tiara RG)らのシニアへの挑戦に期待したい。
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また、昨年度高校選抜大会に出場し、クラブで最高得点をマークした井上絵理(町田RG)が、今大会にもクラブで登場する。多くの選手があこがれ、目標としてきた音楽との一致の極みとも言えるあの作品が、長野で見られることに感謝したい。 他にも、神奈川県の元ジュニアチャンピオン・石川莉子(LUCE RG.)、社会人大会個人総合4位、全日本選手権にも団体メンバーとして出場した横山加奈(NPOぎふ新体操クラブ)、全日本選手権個人総合15位の鈴木志帆(サンシャインR・G)など、シニアクラブでも熱戦が繰り広げられそうだ。
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●男子キッズ選手権(13:30競技開始) 「男子キッズ選手権」は、小学生以下の男子の徒手演技による競技であり、男子新体操の目玉であるダイナミックなタンブリングは、最低難度に抑えたルールになっている。 しかし、その分、男子新体操のもう1つの真髄である「美しい徒手」を追究し、また小学生ながらも素晴らしい表現力を見せる選手も多く、「金の卵探し」としても楽しめる大会だ。 もちろん、中には、未就学児も含まれ、見ているほうが和んでしまい、思わず笑顔になるようなかわいらしい選手もいる。 いずれは、「かっこいい男子選手」になるであろう男子新体操キッズ達の演技を楽しんでもらいたい。 ●小4~6の部 前回大会時に3年生で、「小3以下の部」として表彰された選手たちの多くが、今年は「小4~6の部」にあがってきた。 昨年、アーティスティック賞受賞の田中涼介(華舞翔新体操倶楽部)
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ベーシック賞受賞の佐々木健吾(ホークジュニア)
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ベーシック賞受賞の森谷祐夢(国士舘ジュニア)
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ベーシック賞受賞の加藤渚(華舞翔新体操倶楽部)
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これらの選手が、この1年でさらに力をつけてきているだろうことを考えると、昨年の乾蒼真(華舞翔新体操倶楽部)の例もあり、4年生がチャンピオンになる可能性も十分にありそうだ。 迎え撃つ5~6年生にも、昨年入賞経験のある選手がまだ多く残っている。 前回8位の織田一明(NPOぎふ新体操クラブ)、前回7位の工藤航(BLUE TOKYO kid's)。
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前回5位の吉田祥真(華舞翔新体操倶楽部)。
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前回4位の安藤未藍(NPOぎふ新体操クラブ)。
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前回3位の松永健人(NPOぎふ新体操クラブ)。
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そして、前回優勝の乾蒼真(華舞翔新体操倶楽部)も、まだ5年生で連覇の可能性は十分にある。
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しかし、そこに待ったをかけそうなのが、全日本ジュニアに個人、団体ともに出場し、17位と大健闘を見せた向山蒼斗(国士舘ジュニア)だ。
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さらには、全日本ジュニア団体で全員小学生というメンバー構成ながら13位に食い込んだ神埼ジュニア新体操クラブの選手達だ。神埼ジュニアは、3日目の団体選手権にも出場するが、全員が小学生のため、キッズ選手権にも小4~6の部に6人が出場。台風の目になりそうだ。また、九州からは神埼だけでなく、小林秀峰を擁する宮崎からも2名の選手が出場してくる。男子新体操強国・九州の底力をキッズでも見せてくれるに違いない。
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まだ第2回の男子キッズ選手権だが、今回すでに、「小4~6の部」は、かなり層が厚くなっており、激戦が期待される。 ●小3以下の部 かなり多くの選手が、「小4~6の部」に上がるため、昨年入賞経験のある選手が、小3以下の部には少ない。 前回大会ファイティング賞の伴陽太(国士舘ジュニア)と、
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同じくファイティング賞の中田光乃介(BLUE TOKYO kid's)、
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アーティスティック賞の川嶋龍登(草加ジュニア新体操クラブ)だけが残っているが、ほかは未知数の選手が多く、楽しみだ。 とくに注目したいのは、昨年もとても落ち着いた演技を見せていた貝瀬壮(相模原市体操協会ひかり体操教室)、九州から初参加の神埼ジュニア唯一の小3・石橋知也(神埼ジュニア新体操クラブ)、さらに楽しみなのが、初参加の会津ジュニアの選手達だ。会津ジュニアは、5才から小3の7人が出場。木村功や弓田速未が育った会津のDNAを持ったキッズ選手達の演技に注目したい。 また、昨年の地元長野県のWingまつもとRG.がさきがけとなった形で、今年は、女子チームからの出場が増えている。町田RG、STELLA、舞エンジェルスからいずれも「小3以下の部」で出場があり、今後の男子新体操の広まりという意味でも、期待ができそうだ。                                <前回男子キッズ選手権写真提供:清水綾子> ●テレビ信州杯(長野カップ)は、1月11~13日の3日間、長野県長野市のホワイトリングで開催されます。11日は12時開会式、12時30分競技開始となります。入場無料ですので、ぜひトップレベルの新体操選手達の演技を見に、または地元の選手達の応援に、ぜひ足をお運びください!


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2013年01月06日

2013テレビ信州杯(長野カップ)の見どころ~1日目

2013テレビ信州杯(長野カップ)の見どころ~1日目

年が明けたと思ったら、もうこの週末は「テレビ信州杯(長野カップ)」が開幕する。
おそらく日本最大規模の地方大会。
五輪後のルール変更、団体種目の変更などが重なり、昨年よりわずかに出場者数は減ったものの、今年が2回目となる「男子キッズ選手権」は、昨年以上の参加者を集めるなど、テレビ信州杯の存在感は年々大きなものになっている。

さて、それでは今年の大会の見どころ、注目選手などを紹介していこう。
まずは、大会1日目(1月11日)から。

~大会1日目(1月11日/金曜日)~

●ジュニアロープ(12:30競技開始)

ジュニアロープでは、前回大会のジュニアフープで3位になっている清沢毬乃(WingまつもとRG.A)、前回大会ジュニアクラブ8位の星綾音(パステルRG)、昨年は全日本ジュニアにも出場する飛躍を見せた亀井理恵子(世田谷ジュニア新体操クラブ)の中2トリオに注目したい。

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しかし、もっとも強力と思われるのは、中学1年生ながら、全日本ジュニア9位の実力をもつ鈴木歩佳(NPOぎふ新体操クラブ)だろう。どこまでも高い位置でキープしたかかとで軽やかに踊る鈴木のキュートな演技に期待したい。
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●ジュニアリボン(12:30競技開始) リボンも中2の注目選手が目白押しだ。前回大会ジュニアフープ8位の丑舘美音(藤岡新体操クラブ)、全日本ジュニア20位と健闘した横山美希(WingまつもとRG.A)、前回大会ジュニアフープ10位の児玉悠(ブルーミングRG.A)、前回大会ジュニアフープ12位の大沼優(舞エンジェルスRG.A)、昨年度全日本ジュニア2位の町田RG団体メンバーだった冨山友紀乃(町田RG)など、中2の有力選手がひしめいている。そんな中、もっとも有力視されるのは、小林秀圭(NPOぎふ新体操クラブ)だろう。中学1年生だが、昨年度全日本ジュニアでは個人総合11位の実力をもち、難度、手具操作ともしっかり安定した演技を見せる選手だ。
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●シニアフープ(ジュニアロープ競技終了後) シニアの部になると、ジュニア時代からずっと長野カップの常連といった顔ぶれがそろう。それだけに注目したい選手には事欠かない。 星野梓(ポーラ☆スターRG.B)は、前回大会クラブで9位、糸川みなみ(NPOぎふ新体操クラブ)は、昨年度社会人大会で個人総合9位、全日本にはNPOぎふ団体メンバーとして出場した選手。
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糸川の超絶手具操作にはファンも多く、ときにはミスもあるが、それも含めてそのダイナミックさが、この選手の魅力と言えるだろう。 岩谷ちさと(アミューズ新体操クラブ)は、前回大会リボン5位、辻村佳奈(ハーツ新体操クラブ)は、全日本ジュニア19位と健闘を見せた選手。
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大学生になり、昨年はインカレにも出場した成松エリナ(町田RG)、前回大会はクラブ12位の原麻莉亜(WingまつもとRG.)、前回大会ボール6位の三澤奈々(ポーラ☆スターRG.A)なども虎視眈々と上位を狙う。 また、前回大会まではジュニアで出場し、フープ4位の内山愛(フェアリーRG.クラブ)、フープ6位の邊見早菜(ソレイユ)も、今年からシニアとなり、健闘が期待される。 ●シニアリボン(ジュニアリボン競技終了後) シニアリボンにも社会人選手で注目したい選手がいる。北澤萌(フェアリーRG.クラブ)は、地元長野出身の選手で、日本女子体育大学の個人選手として活躍し、最終学年では全日本選手権にも出場を果たした。昨年3月に大学を卒業し、今シーズンの試合では姿を見ることがなかったが、約1年のブランクを経て、今大会に出場する。ジュニア時代から、非常に正確性の高い演技を見せる選手だったが、社会人となった今、学生時代とはひと味違った演技を見せてくれるのではないだろうか。
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もう1人、昨年度社会人大会3位の庄司七瀬(山形RG)もその笑顔とピボットで会場を沸かせてくれそうだ。庄司といえば、高校時代にはインターハイ3連覇という偉業を達成し、東京女子体育大学でも4年間個人選手として活躍してきた選手だ。チャイルド、ジュニアからずっとトップレベルの成績を維持し続けながらも、常に「新体操の楽しさ」を感じさせる演技を見せてくれた名選手が、社会人になってからも競技を続けてくれていることにまずは感謝。そして、その演技を新年早々、長野で見ることができる幸運にも感謝したい。 一方、今回初めてシニア参戦する、前回大会では、ジュニアリボン9位の桑澤笑未莉(ポーラ☆スターRG.B)、ジュニアフープ5位の森田楓(舞エンジェルスRG.)らフレッシュなシニア達の健闘にも期待したい。 また、前回大会ボール8位の溝口茉由(ソレイユ)、前回大会クラブ5位の熊澤友里恵(M2三碓新体操クラブ)、前回大会リボン13位の折井里帆(ポーラ☆スターRG.A)、前回大会ボール4位の舛中美月(NPOぎふ新体操クラブ)、昨年度ユースチャンピオンシップ19位の渡辺真帆(ハーツ新体操クラブ)らも侮れない存在だ。 さらに、昨年度全日本選手権にも出場した実績をもち、そのドラマチックな演技には定評のある宿谷あゆみ(アミューズ新体操クラブ)、山脇麻衣(町田RG)などもエントリーしており、シニアリボンは混戦必至だ。
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●テレビ信州杯(長野カップ)は、1月11~13日の3日間、長野県長野市のホワイトリングで開催されます。11日は12時開会式、12時30分競技開始となります。入場無料ですので、ぜひトップレベルの新体操選手達の演技を見に、または地元の選手達の応援に、ぜひ足をお運びください!


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