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川内原発 「使用前検査」で安全設備動かす4月16日 18時46分
鹿児島県にある川内原子力発電所で行われている再稼働の前に必要な「使用前検査」は、16日から、重大事故に備えた安全対策の設備を実際に動かして行う検査が始まりました。
川内原発1号機と2号機は、去年、原子力規制委員会から全国の原発で初めて新しい規制基準に適合していると認められ、このうち1号機では先月から、再稼働の前に必要な設備や機器の検査「使用前検査」が始まっています。
これまでは検査に関係する書類や手順などを確認してきましたが、16日からは重大事故に備えた安全対策の設備の確認が始まり、原子炉建屋の中で行われた検査の様子が初めて報道陣に公開されました。
原子力規制庁の検査官は、事故の際、水素の濃度を下げ、爆発を防ぐための装置を実際に動かしながら、正常に機能することを確認していました。
原子力規制庁によりますと、九州電力が準備すべきだった記録を整えていなかったため、予定していた検査が先送りされるケースがこれまでに2回あったということですが、今のところ検査全体のスケジュールに大きな影響はないということです。
九州電力は1号機について、検査を受けながらことし7月にも再稼働させるとした工程を示していますが、今後のさまざまな設備の検査を確実に行うことが求められ、長引く可能性もあります。
これまでは検査に関係する書類や手順などを確認してきましたが、16日からは重大事故に備えた安全対策の設備の確認が始まり、原子炉建屋の中で行われた検査の様子が初めて報道陣に公開されました。
原子力規制庁の検査官は、事故の際、水素の濃度を下げ、爆発を防ぐための装置を実際に動かしながら、正常に機能することを確認していました。
原子力規制庁によりますと、九州電力が準備すべきだった記録を整えていなかったため、予定していた検査が先送りされるケースがこれまでに2回あったということですが、今のところ検査全体のスケジュールに大きな影響はないということです。
九州電力は1号機について、検査を受けながらことし7月にも再稼働させるとした工程を示していますが、今後のさまざまな設備の検査を確実に行うことが求められ、長引く可能性もあります。