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和モノ用語辞典
間夫(まぶ) まぶ、と読みます。また「ま」ですか? と言われそうですが、間男と混同されてる人もいるのではないかと。 一般に情夫をさして言います。つまり愛人ね。特に、遊女の情夫を指して言います。ここで大事なのは、「金にはならない男」だということ。要するに、金ずくでなしに、心で惚れてるということです。歌舞伎「助六」の中で、花魁(おいらん)揚巻(あげまき)の有名なタンカ「間夫がなければ女郎は闇」が象徴するように、もう身も心も捧げ尽くしているわけです。男がいなければ生きてゆけない。江戸の人は概して男も女も相当に気の強い人ばっかりだったらしいですが、売春をなりわいにしていても、自分のいい人をけなすような男、客としてとれるかという心意気がいいですよね。まあ、助六がそれだけいい男だってことなんでしょうが。 じゃ、そこまで惚れた間夫と別れるってどうなんだろう……。 切ない男女の話を読みたいあなたにオススメの著作 「ゑひもせず」ちくま文庫 杉浦日向子 |
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